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オフィスブランディングの効果を高めるポイント!内装以外にも注目

オフィスブランディングの効果を高めるポイント!内装以外にも注目

オフィスブランディングをするにあたって「内装デザインのおしゃれさにこだわりたい」と思っていませんか。

しかし、見た目の格好良さやおしゃれさばかりを重視しすぎるのは禁物。オフィスブランディングを成功させるなら、ほかの視点にも目を向ける必要があります。

本記事では、オフィスブランディングに際して注目しておきたい内装以外のポイントと、オフィスづくりの事例を解説します。さまざまな角度からオフィスを検討し、ブランディングにつなげたい方はぜひご一読ください。

オフィスブランディングに必要な6つのポイント

オフィスブランディングの効果を高めるポイント!内装以外にも注目

オフィスブランディングには内装デザインが重要ではありますが、ほかにも検討したいポイントが6つあります。

1.明確な企業理念とビジョン

企業理念とビジョンは、オフィスづくりの際にも土台となる部分です。どのようなオフィスにするのか方向性が変わってしまうため、理念やビジョンを明確に定め、内装デザインと一致させることが大切です。

社歴の浅いスタートアップなどの場合、創業当初から会社の価値観が変わっているケースがあります。オフィスの改装や移転と合わせて現状を見つめ直し、必要であれば企業理念やビジョンを再定義しましょう。

2.ビルグレード

オフィスビルのグレードは、企業イメージや社員のパフォーマンス、訪問者への印象などに影響を与えます。

ビルグレードの高いオフィスを選ぶことで、企業の信頼性や安定感があるイメージを外部へアピールしやすくなります。また、グレードの高いオフィスで働けることは、社員のモチベーションやエンゲージメント向上にも貢献するでしょう。

3.立地

ビルのあるエリアや立地によってブランドイメージが左右されます。

  • 銀座:高級感、洗練、エレガンスなイメージ
  • 渋谷:若者のトレンドに敏感、創造性が高いイメージ
  • 丸の内:長い歴史と伝統がある、信頼性の高いプロフェッショナルなイメージ

エリアのイメージが、企業そのものや製品・サービスの印象に直結します。

また、交通の便の良さや最寄り駅からの距離、周辺環境などからも影響を受けます。人材採用のケースでは、立地によって働きやすいイメージを求職者に与えることができるため、優秀な人材の確保に寄与します。

4.窓からの景色

視覚から入ってくる景色は、社員のモチベーションアップにつながります。たとえば、ビルの上層階から見える開放感のある景色、木々に囲まれた自然を感じられる景色はストレス軽減にも有効なため、ポジティブな気持ちで働いてもらうことが可能です。

オフィスビルの立地が良くても、フロアの選択によって見晴らしや自然光の入りやすさが変わります。オフィスを検討するときには、入居する階とフロアの方角にも注目してみましょう。

5.外部の騒音

オフィスの快適性を確保して社員の集中力を高めるために、外部から聞こえる騒音も考慮したいポイントです。外部の騒音が多い場所では、従業員のストレスが増大し、作業効率や生産性が低下する可能性があります。

社員の働きやすさにつながる部分ですので、騒音レベルが高すぎないかチェックすることが大切です。

6.社員の働き方

社員にどのような働き方をしてもらいたいのか明確にすることも、オフィスブランディングに有効です。働き方によって用意すべき空間や導線設計が異なり、作業効率や生産性などに影響を及ぼします。

働きやすさを意識することで、オフィス環境の改善・企業文化の醸成・組織改善などにつながります。また、社員の働き方を外部発信すると、関係者に良いイメージを与えられるでしょう。

実例から見るオフィスブランディング6選

オフィスブランディングの効果を高めるポイント!内装以外にも注目

オフィスブランディングの事例を紹介します。交通の便の良さや景色、拠点の使い分け、空間設計など、参考になるポイントばかりです。オフィスブランディングの計画にお役立てください。

1.自然と和の融合によって独自の空間を演出

メンバーの才能開花を促進させることを目指してつくられたオフィス。社員の働きやすさや居心地の良さを前提としながら、コラボレーションの機会創出、創造性の刺激を重視しています。

社名のサイカを漢字にすると「才華」。和名の由来を持つことから、自然の石をオフィスに融合させた空間、日本庭園や枯山水をイメージした空間をつくり、ここにしかない独自性を演出しています。

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2.交通の便の良さを重視-①

駅から徒歩20分かかる場所にあったオフィスを移転した事例です。希望エリアや社員の交通費を計算しながら移転先を絞り込んだそうです。

顧客を招いてセミナーを実施することから、新オフィスにはセミナールームをつくりました。オフィス移転で立地や空間設計を意識したことで、出社・訪問のアクセスが良くなり、貸し会議室を借りる経費削減も実現しています。

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3.交通の便の良さを重視-②

大手町駅直結のビルへ移転した事例。学生と企業のマッチングイベントや学生のキャリア相談など、オフラインのイベントをオフィスでやりたいと考えていたそうです。 

「立地が良い」「スペースの容量がある」「サービスのターゲットとなる学生がアクセスしやすい」という理由で大手町を選択されました。

また、大手町にオフィスがあると取引先からの信頼を得やすくなることも、エリア選択の理由になっています。

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4.季節によって変わる眺望を楽しめる

築60年のオフィスを活用している事例です。オフィスの窓から桜の木が見えるため、春はお花見、秋には紅葉が楽しめます。大きな窓からは自然光が優しく差し込みます。

下記では、オフィス空間をつくる前の状態も紹介しています。Before・Afterをぜひ見比べてみてください。

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5.移転までの時間短縮に居抜き物件を活用

人員増加によって、前オフィスが手狭になったため移転を決意。移転手続きや社員の生活リズムへの影響を鑑みて、同じエリア内での移転をしています。

移転に際して居抜き物件を活用。居抜き物件にしたのは、予算と時間をできるだけ短縮し、スピード感のある移転をしたかったからです。

什器は既存のものを中心とし、今後の使い方にあわせて自由にレイアウトを変えられるように広々とした空間を残しています。

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6.用途に合わせて複数拠点を使い分け

本社以外に4つの拠点を使い分けている事例です。それぞれテーマの違うオフィスを設置しています。

たとえば東京本社の7階は「アメリカの老舗シティホテル」をイメージ。まるでホテルのようなシックな空間が設けられました。

東京本社の24階は「ファクトリー」がテーマ。エンジニアがサービスを生み出す場所のため、執務スペースがメインとなる空間をつくっています。

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まとめ

オフィスブランディングの効果を高めるポイント!内装以外にも注目

オフィスブランディングに取り入れたいポイントと、実際のオフィスづくりの事例を紹介しました。内装デザインだけではなく、ビルグレードや立地、眺望などもオフィスブランディングに必要です。

紹介した事例も参考にしつつ、自社のオフィスづくりを進めてみてください。

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