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オフィスブランディングの成功事例3選

オフィスブランディングの成功事例3選

オフィスブランディングを進めるにあたって「どのように進めたら良いか」「自社に合ったオフィスのコンセプトをどのように設定すべきかわからない」といった疑問が出てくることがあります。

そのようなときには他社の成功事例を見て、オフィスブランディングの参考にしてみましょう。

本記事では、ワークプレイスの在り方や社員の働き方を再定義し、オフィスブランディングに成功した企業事例を3つ紹介します。自社のオフィスブランディングを高めるヒントを得たい方は、ぜひご一読ください。

【事例1】株式会社リクルート

リクルート本社オフィス

株式会社リクルートでは、オフィスについて考える前に「働く場所の在り方」や「どういう働き方をしたいのか」という問いを立て、再定義したそうです。「出社を前提としない働き方」にすることを決め、社員が1番パフォーマンスを出せる場所を選んで働ける方針にしています。

都心オフィスの再編に際し、設定したコンセプトは「CO-EN(公園)のような場所」です。オフィスを、好奇心を起点に多様な個人とチームが出会い、協働・協創が生まれる場にすることを目指しています。

出社は強制していないものの、社員が集まり、リアルなコミュニケーションができる場所として機能しているそうです。

本社オフィスの「CO-ENフロア」では、気軽な相談や会話ができるカフェスペース、社員が集う・出会うダイニング(社員食堂)、仕切りのないコミュニケーションスペースなどが設けられています。

リクルート本社オフィス
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【事例2】テテマーチ株式会社

テテマーチ

SNSマーケティング支援をおこなうテテマーチ株式会社。事業拡大に伴い、オフィスを移転しました。移転にあたってオフィスの意義を見直し、単なる仕事スペースではなく、クリエイティブなものを生み出す機能を持つ場所として位置づけています。

SNSマーケティング支援をするうえで顧客となる企業だけではなく、その先にいる企業のユーザーにも面白さや楽しさを届ける必要があると考えているそうです。そのために、まずは自分たちが楽しむことを重視した内装デザインを取り入れています。

オフィスのコンセプトは「サーカス」。オフィスにいながらワクワクを感じられる、さまざまな工夫を施した内装デザインが特徴的です。

社員の要望から、ラフな会話ができる場や和室の会議室などの空間が設けられました。働く場所やスタイルを自由に変えられる、働きやすさとコミュニケーションの取りやすさを両立したオフィスになっています。

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【事例3】株式会社ベルタ

ベルタ

会社が10期目を迎えるにあたり、企業理念やミッションを改定した株式会社ビーボ(現:株式会社ベルタ)。女性向け美容商材のD2C事業やアプリメディア事業をおこなっています。

オフィスを移転するにあたって、意識したのは人材採用。前オフィスの雰囲気のままでは、人材から興味を持ってもらえないと感じ、イメージを一新したそうです。

新たなスタートを切るイメージで“Bbo Terminal”をコンセプトに定めました。内装デザインよりも「どのようにオフィスを経営に活かすのか」「何を叶えたいか」などを重点的にデザイナーに伝え、必要な空間を決めたそうです。

オフィスのデザインで重視したのは、偶発的なコミュニケーションを生み出せること。空港のターミナルを意識し、あえてオープンにした会議室、気軽なミーティングができるCheck-in counterなどを設けました。さまざまなところでコミュニケーションができるよう、デザインや内装に工夫が施されています。

執務スペースに並ぶデスクも、直線ではなく放射線状にカーブするように配置。空港で飛行機が並んでいる様子を再現しているそうです。

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オフィスブランディングのポイント

オフィスブランディングには、内装デザイン以外にも重要なポイントがあります。たとえば、ビルグレードや立地、窓から見える景色などにも注目しておくと効果が高まります。

下記の記事では、オフィスの改装や移転を検討する場合に意識したいポイントを6つに分けて解説。効率的にオフィスブランディングを進めたい方は、ぜひご一読ください。

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まとめ

オフィスブランディング働き方の再定義

ワークプレイスの在り方や社員の働き方を再定義し、オフィスブランディングに成功した企業事例を3社紹介しました。

各社のオフィスは内装デザインに工夫が凝らされていますが、内装を考える前に会社の理念やミッション、ワークプレイスの在り方、社員の働き方などを見直しています。前提部分をどう定義するかによって内装も変わってくるため、改装・移転などを検討する際には、じっくりと深掘りしたうえで新オフィスに反映させるようにしましょう。

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