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オフィスインタビュー
vol.252 株式会社KiteRa

13倍以上の広さへ移転!「出会いの場」を体現するKiteRaの新オフィス

「安心して働ける世界をつくる」をミッションに掲げ、安心して働くためのルールである社内規程をTechnologyの力で簡単に正しく運用できる社内規程作成クラウドサービス、社労士向けの「KiteRa Pro」と企業向けの「KiteRa Biz」を展開している株式会社KiteRa。

事業拡大に伴う人員増加のため、港区北青山の青山ビルへ移転しました。移転により、前のオフィスから13倍以上の広さになった新オフィス。なぜ一気にそこまで大きなオフィスに移転したのか、創業メンバーであり現在、人事とカルチャー推進に取り組む小林眞理さん、今回の移転を担当したカルチャー推進グループの橋本菜穂さんにお話を伺いました。

KiteRa小林様
小林 眞理さん (こばやし まり)
株式会社KiteRa HRユニット 人事統括
2019年4月、創業メンバーとしてKiteRaにジョイン。
創業当初は規程コンテンツ作成からインサイドセールス、カスタマーサポート、バックオフィスまで何でも担当。2023年1月からHRユニットゼネラルマネージャーとして、KiteRaの人事とカルチャー推進を担当。 お客様にプロダクトを通してWowを届けるため、その基盤となる組織作りに人事とカルチャーの両面で取り組む。
KiteRa小林様
橋本 菜穂さん (はしもと なほ)
株式会社KiteRa HRユニット カルチャー推進グループ
2021年9月、総務担当としてジョイン。オフィス環境整備・移転・社内イベント等に従事。2023年1月からHRユニットカルチャー推進グループへ異動。現在はカルチャー推進担当として、人事企画・入社研修を担当。KiteRaのメンバーが安心して働ける環境を実現するために、日々業務に取り組む。

人員増加でスペースが限界に。安心して働けるオフィス作りプロジェクトの始動

uoka

卯岡

KiteRaさんの事業内容についてご紹介ください。

kobayashi

小林さん

当社は社内規程を始めとする規程業務を効率化するクラウドサービスを提供している会社です。これまでの世の中になかった価値観を創り出していくスタートアップ企業として、2019年4月に創業しました。サービスは社労士向けの「KiteRa Pro」、企業向けの「KiteRa Biz」の2つ。

当社のサービスがリリースされる前はクラウドで規程を作成・編集、管理・共有するという考えはなく、まさに市場から創ってきた会社といえます。昨年2月には電子申請による届出機能も搭載し、規程の作成から届出までをKiteRaで一元管理することが可能になりました。当社は自社で開発を行っており、これまでもお客様の声とともにサービスを成長させてまいりました。

uoka

卯岡

では、開発メンバーが多い会社になるのでしょうか。

kobayashi

小林さん

そういうわけでもないんです。実際にはセールスやカスタマーサクセスなどが所属するレベニューユニットのメンバーが半数以上です。

uoka

卯岡

働き方はリモート、出社どちらが多いのでしょうか。

kobayashi

小林さん

これまで、世の中の状況や会社の成長に合わせて、様々な働き方をしてきました。創業当初はフル出社、間もなくコロナ禍となったためフルリモートに変更し、その後状況が落ち着いてきたため週2出社に。ただ、社員数の増加により、週2出社でも座れる場所が足りなくなってきてしまい(笑)。従業員みんなが安心して働ける環境が必要というのが今回のオフィス移転の理由の1つです。

そして、移転から1年近くなる今年の7月からは、対面でのコミュニケーションを重視し、より良質な意思決定をスピード感もって行うために原則フル出社に切り替えます!

uoka

卯岡

新オフィスは見るからに広々としたスペースがありますが、前のオフィスはどのくらいだったのでしょうか。

hashimoto

橋本さん

前のオフィスとは、広さが全然違いますよね。

kobayashi

小林さん

そうですね。前のオフィスは、今お話している会議室2〜3部屋くらいの広さでした。マンションの一角を借りていたようなオフィスで、着席できるのが20人くらいの広さでしたね。

hashimoto

橋本さん

自社専用の会議室もなく、マンション共用の会議室を予約して借りる運用をしていました。会社ごとに借りられる時間の上限があったのも不便でしたね。1社1日3時間しか借りられなかったんですよ。

kobayashi

小林さん

お客様が来られた際、ご案内できる場所を確実に確保できないのは不便でした。当社は創業時から月1回、月例会という全体会議を行っているんですが、その場所の手配を橋本さんがしてくれていたんです。大変だったんじゃないかなと思います。

hashimoto

橋本さん

手配の手間も当然ありましたが、メンバーに会場まで移動してもらうのも大変でしたね。社内で気軽に集まれる場所がほしいなと当時から感じていました。

kobayashi

小林さん

当社代表の植松は、創業時から「オフィスは出会いの場」だと言っています。社員同士はもちろん、お客様と社員がコミュニケーションを取りやすいオフィスが必要でした。

uoka

卯岡

コミュニケーションを取りやすいオフィス、全社員が集まることができる広さを持つオフィスという点が移転先のご希望だったというお話でしたが、結果としてこちらの物件に決まった理由は何ですか?どのような条件でお探しだったのでしょうか。

kobayashi

小林さん

まずは創業期からの流れで、港区内がいいという希望がありました。区をまたいだ移転をすると手続きに手間がかかるという事情と、社労士会の港区支部に属している関係もあり、創業時からずっと港区内で徐々に拡大してきている会社なんです。

hashimoto

橋本さん

移転をきっかけに出社するメンバーの生活リズムを大幅に変えることのないようにという想いもありましたね。あとは利便性を考え、駅直結がいいなと。駅から近くで綺麗で広いオフィスとなると、出社のモチベーションも上がるでしょう。採用面からも、駅から直結というのはブランディングとして強いと考えました。

uoka

卯岡

物件はいくつかご覧になられたのでしょうか。

hashimoto

橋本さん

6ヵ所ほど見学に行っています。結果としてご縁があり、今回はこちらの物件に居抜きという形で入居しました。他の物件は中階段があるタイプだったり、変則的な形だったりと、少し使いづらそうだったんです。

uoka

卯岡

居抜きを選ばれた理由は何ですか?

hashimoto

橋本さん

予算面とスピード感が理由です。実は、同じビルの違う階に居抜きではない物件もありました。しかし移転までの時間をできるだけ短縮したいという希望があったため、居抜きのほうが適しているだろうと。

実際、既存である什器はそのまま活用し、不足している什器を買い足す形でオフィス作りを行いました。ご覧いただくとわかるかと思うのですが、綺麗且つ世界観が非常にあるオフィスなんですよ。そのため 、足りない什器を入れる際、世界観に合ったものを選ぶのが大変でした。

uoka

卯岡

では、そんなオフィスの話をお聞きしながら、実際に見学させていただきたいと思います!

「オフィスは出会いの場」を体現!KiteRa の新オフィスツアー

「オフィスは出会いの場」を体現したKiteRaの新オフィス。さっそく案内していただきました!

天井照明が印象的なエントランス

uoka

卯岡

天井の照明が印象的ですね。

活用方法を検討中!バーカウンター

uoka

卯岡

バーカウンター、おしゃれですね!

hashimoto

橋本さん

ありがとうございます!今後は飲食を楽しめたりできる仕組みを入れたいなと思っています。カウンターの上に軽食を並べて、ラウンジで食べられるようにしてもいいなと。


▲執務スペース側から見たバーカウンター、ラウンジスペース

月例会・顧客向けイベント・交流会・採用イベントなど、活用方法が無限大のラウンジ

uoka

卯岡

あらためて見ても、本当に広々としていますね。

hashimoto

橋本さん

あえて什器を増やさず、極力広いスペースとして残すようにしました。まずはあるもので使い始めて、必要に応じてレイアウトを変えていければいいなと。ここが月例会の会場です。スクリーンも下せるようになっています。今後は採用イベントや顧客である社労士同士のコミュニケーションの場、セミナーなど、いろいろと活用していきたいと思っています。


▲ラウンジスペースの柱にある照明は移転後に入れたもの。「雰囲気に合うものを選ぶのが難しかったです」(橋本さん)

uoka

卯岡

今の社員数に対して、相当まだ余裕があるのでしょうか。

kobayashi

小林さん

ありますね。

hashimoto

橋本さん

現在の人数からいくと広すぎるくらいですね。でも、これぐらいの規模が物件探しのときからの希望でした。今後の成長も見越しての判断です。

kobayashi

小林さん

私はラウンジスペースが1番お気に入りなんです。元インストラクターの社員がストレッチ教室を開いてくれたこともあるんですよ。去年12月にはファミリーデーとして社員の家族を招いたイベントも行いました。

hashimoto

橋本さん

社員が「こういう企画をしてみたい」と思ったとき、すぐに使える場所があるのは大きいです。アイディアの自由度が増したのではないかと思いますね。

uoka

卯岡

橋本さんはオフィス内でどこがお気に入りなんですか?

hashimoto

橋本さん

私はこのグリーンの円卓席です。

hashimoto

橋本さん

これは前のテナント様が造作したもので、電源工事まで施された家具なんです。移転準備中での打ち合わせをしたのがこの円卓なので、愛着があるんです。

採用活動もスムーズに行える会議室


▲会議室の椅子は全部屋で異なります。ちょっとした遊び心です。

uoka

卯岡

会議室も十分な部屋数がありますね。会議だけではなく、採用活動もしやすくなったのではないでしょうか。

hashimoto

橋本さん

はい。前のオフィスでは最終面接以外はオンラインで行い、最終面接時に共有の会議室を借りて実施していました。しかし社員が会議のために借りたいタイミングと重なり、調整が難しかったんです。今はいつでも対面で面接を行えるようになり、部屋の確保が楽になりました。

kobayashi

小林さん

対面での面接後にラウンジスペースと、隣にある執務スペースを見学してもらっているんです。実際に働いている社員を見ることで就労イメージが湧きやすく、印象にも残りやすいと言っていただいています。応募を検討されている方向けには、ラウンジで月1回座談会も行っています。人事と当社代表とその職種のメンバーが参加し、19〜21時にカジュアルに話す場を設けています。自社内のスペースなので飲食しながら気軽にお話できることも利点です。またリファラル採用もやっていまして、ご紹介いただいた方も座談会にお招きしています。

Web会議スペースやモブプロスペースなど、使いやすさを重視した執務スペース

uoka

卯岡

執務スペースも広いですね!

kobayashi

小林さん

元気に働いてもらえるよう、腰や背中の負担を軽減させる良い椅子をメンバー用に揃えました。

kobayashi

小林さん

ここは「モブプロ」スペースです。

uoka

卯岡

モブプロとは何ですか?

kobayashi

小林さん

3人以上のエンジニアが1つの画面を共有し、リアルタイムにコードを共同で作成するアジャイルな開発手法で、効率的なコミュニケーションと品質向上に貢献します。プロダクト開発においてチームワークを重視している当社では、昨年から導入しました。用途に合わせて机を動かして使用しているんですよ。


▲モブプロスペース活用の様子(提供:KiteRa)

hashimoto

橋本さん

移転後、ヘッドセットで商談をするメンバーが予想より多いことがわかりました。「商談専用のブースがあったほうがいいかも」という話が浮上し、当初のデザイン計画から変更し、今の形になっています。

移転時で完成ではなく、会社のフェーズや実際の使い心地によってレイアウトを変更していきたいと思っています。


▲Web会議や商談に使えるブース

uoka

卯岡

移転後、社員の方々の様子はいかがですか?

kobayashi

小林さん

部署を超えた関わりが自然に増えてきた印象があります。移転を機に全社出社日を設けたのですが、「この日なら確実に話せる」という意識も芽生えてきているのかもしれません。以前は部門ごとのミーティングがメインでしたが、今は部門をまたいだミーティングも見られますし、業務終了後にケータリングを活用して交流会を催すなど、自然発生的なコミュニケーションが生まれていると感じますね。

行動指針「KiteRa All」を体現できるオフィス作りを

会社の方針として、来期からオフィスの出社日数を増やす計画だというKiteRa。今後の事業成長を考えた際、オフラインでよりスムーズに意思決定が行えることが重要だというのが出社日数増を決めた理由だといいます。

「そのためには、社員が出社したくなるオフィスが重要。防音ブースの増設や軽食の提供、ラウンジスペースを活用したイベントなど、今後色々な企画を会社として考えています! 」と小林さん。

最後に、橋本さんは「当社では、行動指針として『Wow』『KiteRa All』『Ownership』の3つを掲げています。このうち、『KiteRa All』は全社員で協力するという意味。それを体現できるオフィス作りを行い、社員一人ひとりが『Ownership』をもって行動することでお客様に期待を超えた驚き『Wow』を提供し続けたいと思っています!」と語ってくれました。

居抜きオフィスを賢く活用し、求める規模感のオフィスへスピーディーに移転したKiteRa。今後の展開も楽しみです。

取材先

株式会社KiteRa

https://www.kitera.co.jp/ 公式サイト

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