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- オフィスインタビュー
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お客様や各産業リーダーとのコラボレーションを生む場を、オフィスに。TXOne Networks Japanの本社オフィスツアー
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自社のサービスやソリューションをお客様に伝えることが難しく、お見せするには年に数回の展示会でのデモしかない。そういった課題に対し、オフィス内にデモブースを設けたのが、今回訪れたTXOne Networks Japan合同会社です。日本法人の代表を務める近藤さん、オフィス構築に携わった今野さんにお話を伺いました。

1987 年立命館大学卒業。大学時代は産業社会学部においてマスコミュニケーション論を学び、同年、株式会社CSK(当時コンピュータサービス株式会社)に入社。その後、日本IBM との合弁会社であるCSI 株式会社設立のため転籍し、主に大手エンタープライズ企業向けシステム営業を担当。1995 年日本マイクロソフト入社後、西日本エンタープライズ本部、2000 年に日本マイクロソフト東京本社へ移動し、ビジネスインターネット事業部、パブリックセクター、パートナー事業本部と主要ビジネス部門において長年リーダーシップチームの一員として従事。2022年6月、TXOne Networks Japan 合同会社に入社後、現職。
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2001 年トレンドマイクロ株式会社入社。通信事業者との協業によるセキュリティサービス開発、IoT セキュリティビジネス開発、自動車向けセキュリティビジネス開発、IoT/OT セキュリティマーケティング等、主にビジネス開発およびマーケティング業務に従事。2021 年7 月にトレンドマイクロ株式会社において、TXOne Networks Japan 設立準備室の責任者に着任。日本法人の設立準備に従事し、2022 年6 月よりTXOne Networks Japan に転籍。
目次
サービスやソリューションについて知ってもらえる場が必要だった
まずは御社についてご紹介ください。
弊社を一言でいうと「サイバーセキュリティの会社」です。サイバーセキュリティと言いますと、ウィルス対策ソフトを思い浮かべる方が多いと思いますが、そうではなく、製造業や重要インフラのオペレーショナルテクノロジー(OT)という世界でサイバーセキュリティの製品を提供している会社でして、主なお客様は国内の大手製造業の会社さまや、電気やガス、水道といった重要インフラの会社さまとなります。設立は2019年、台湾に本社がありグローバルに展開している企業です。日本法人は2022年4月に設立されました。
今回のオフィスへの移転は何度目になるのでしょうか。
2度目ですね。
最初は会議室1室、5人のメンバーからスタートしました。その後、WeWorkに移転。WeWorkの契約期間が2年間だったことから、次のステップをどうするのか台湾本社とも話していたんです。
そこで考えたのが、今後の我々の市場でした。OTのセキュリティは今後さらに非常に大切になってくる領域であり、我々は非常に重要なことをやっているのですが、なかなか何をやっているのかが理解しづらいんですね。わかっていただくためには、サービスやソリューションが目に見える、「イノベーションハブ」と呼ばれるような施設が必要だと考えました。
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その考えの裏付けとなったのが、台湾にある本社オフィスです。1年半前に新しく作ったオフィスには、お客様にソリューションのイメージを伝えられる場が設けられており、これがすごくわかりやすかったんですね。来社されたお客様ともいいディスカッションができていて、これを何とか日本でもやりたいというのが最初の想いでした。WeWorkの契約期間が残り1年となったタイミングから動き出したという感じですね。
2022年に設立され、2024年までに2度移転されたことになりますが、こちらのオフィスにはどれぐらい入られる想定をされているのでしょうか。
契約期間が5年くらいなので、一旦は5年ですね。CEOが来日した際、5年後の我々にとって必要なスペース、日本のオフィスへのイメージについて話し合いました。CEOから言われたのは、インパクトのあるところに入居すること。もちろん金額の話も考慮する必要はあるのですが、それよりも先に「どこのビルでどのようなスペースなのか」がありました。
入居するビルを決める際には、「オフィスから見える景色」が1つの要素なんです。虎ノ門ヒルズステーションタワーを選んだのは、エンタープライズが本社を構えるようなエリアであること、東京タワーが見えるシンボリックな場所であることが決め手でした。
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実は渋谷タワーも候補ではあったんです。個人的には渋谷推しではあったのですが、街のイメージなどを考え、虎ノ門になりました。
新しいインパクトがあるという意味では渋谷も悪くはなかったのですし、オフィスフロアだけを見れば渋谷タワーのほうが良い部分もあったんです。ただ、街のイメージ的には渋谷より虎ノ門のほうが我々に合っているなと判断しました。
世界トップを目指して邁進するための拠点に。TXOne Networks Japanオフィスツアー
同社がイメージするイノベーションハブのニーズを落とし込んだ内装業者に依頼して作ったという新オフィス。拝見しながら、さらにお話を伺いました。
エントランス
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直線的な壁面にする案もありましたが、見た目の観点からアール型にこだわりました。
内装に関しては、どこにコストをかけるか、どこを削るかを検討し、意思決定しています。
TXOne Innovation Hub
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エントランスのアール型の壁面は空間の仕切りでもあったんですね。
ここが今回の移転で作りたかったスペース、TXOne Innovation Hubです。
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ここが製品デモスペースですね。これまで展示会のブースでしかお見せできなかったデモをいつでもお見せできるようになりました。パートナー企業からも使わせてほしいとお願いされることがありますし、我々からも「イベントで使っていただいて構いません」と発信しています。一緒に企画をするなど、協業的な話も出てきています。WeWorkから自社オフィスになったことで自由度が高まったため、お客様を呼びやすくなりましたね。
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壁面にあるこちらの絵のインパクトがすごいですね。これは何でしょうか。
ギリシャ神話に出てくる伝説上の生き物、グリフィンですね。宝物、資産を守る守護神とされています。OTや製造業のセキュリティ領域のプロフェッショナルであること、ウィルスやハッカーからお客様の大切な資産である情報を守るということをグリフィンに掛け合わせ、会社のマスコットキャラクターとしているんです。
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会議室
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自社オフィスになって使いやすくなったものの1つが会議室です。
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基本的に、会議室名は伝説上の生き物から取っています。
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眺めが本当に素晴らしいですね!
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この会議室はエグゼクティブブリーフィングセンターという各産業界のリーダーの方々との交流を促進するための部屋です。TXOne Innovation Hubのデモブースのちょうど裏側に位置しています。右側の壁面がちょうど真裏で、ここに仕掛けがあるんですよ。
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ここが開けられるようになっていまして、デモブースの機器のメンテナンスがしやすくなっているんです。非常に重要なポイントなんですよ。
執務エリア
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こちらが執務エリアです。コミュニケーションが取れるよう、いろいろなタイプの椅子や机を用意しました。今はまだ余裕があるので、テーブルにはお祝いでいただいたお花が並べられていますが、ゆくゆく席数が増えてきたときには、ここも集まれるような場所として活用してもらおうと考えています。
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窓際には昇降タイプの席を用意しました。気分に応じて立って仕事をすることができます。
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サイバーセキュリティ領域で日本経済に貢献できる企業を目指して
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虎ノ門の日本本社オフィスについて、「このオフィスは第一段階。地域の拠点をどう作っていくのかが次のステップになります。その流れで、日本本社がどうあるべきかも考える必要があります」と語ってくださった近藤さん。
「TXOne Innovation Hub」のネーミングについて、「お客様、パートナー、業界団体のコラボレーションという想いを込めて名付けた」と今野さん。
「半導体や自動車産業などは、政府も後押ししている日本経済を支える基盤となる産業です。我々はサイバーセキュリティという領域でその日本経済を支えていけるような存在を目指しています。TXOne Innovation Hubを使い、微力ながらも経済推進に貢献できる会社を目指したい。これが向こう5年を見据えた想いです」
法人として、重要な市場だと注力してきたという日本市場。お客様やパートナーとコラボレーションできる環境を整え、さらなる飛躍を目指します。