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居抜きオフィスを探す際注意すべき【3つのポイント】
居抜きオフィスは良い物件に出会えれば様々なメリットがある一方で、一般的なオフィスへの入居に比べてリスクが高い点があるのも事実です。
そこで、居抜きオフィスを探す際に注意すべきポイントについても解説します。
入居したい物件の条件を明確にする
居抜きオフィスはそもそもの物件の数が少ない上、前の入居者の内装を引き継ぐため新たに手を加える余地は多くありません。
そのため、限られた選択肢の中で最適な物件を吟味することになりがちですが、その際に重要になるのが自社にとっての最適な物件の条件を明確にすること。
賃料などのコスト面だけでなく、立地、面積、内装、建物の外観、周辺環境などについて理想とする条件やそれぞれの優先順位をつけ、軸を持って絞り込んでいくことが重要です。
自社で理想とする条件の抽出や優先順位付けが難しい場合、そういった要件定義から支援ができる業者にサポートを依頼するのも有効な選択肢と言えるでしょう。
オフィスの内見を入念に行う
候補となる物件を複数絞り込んだら優先順位の高い順に実際のオフィスの内見を行います。オフィスの内見は共有部や外観、周辺環境なども含めて物件が自社のオフィス選びの軸に合ったものか確認するのに重要ですが、特に居抜きでの入居となる場合は内装をそのまま引き継ぐこととなるため、専有部分の内見は非常に重要です。
イメージと一致しているかだけでなく、経年劣化や損傷が激しく後から自社での修復にコストがかかりそうかどうかなど、念入りに確認することをおすすめします。
オフィス探しを仲介業者やオフィスコンサルティング業者に依頼する場合、内見に同行するだけでなく、リスクとなるような点を的確にチェックしてくれる業者を選ぶことも重要です。
条件・契約内容をよく確認する
オフィスへの入居にあたり、条件や契約内容を吟味することが重要なのは言うまでもないことですが、居抜き物件の場合は特有のリスクもあるため念入りな確認が必要です。
什器の修復は前入居者と自社どちらの負担となるのか(もしくは一定の期間で線引きを行うのか)や、リース契約している備品はどうなるのか、将来的な原状回復工事の負担などについて後にトラブルとなるケースもあるため、ひとつずつ確認しましょう。
契約の確認にあたっても、専門家の視点を交えることで将来的なリスクを軽減することが可能です。
まとめ
居抜きオフィスへの入居は良い物件に出会えれば大きなメリットが得られますが、まだまだ居抜きオフィスの数は一般オフィスに比べると非常に少ないのが現状です。また、物件選びや交渉、契約で一歩間違えると思わぬリスクを抱える可能性もあります。
限られた中でも可能な限り幅広い選択肢を持ちつつ、自社が求める条件を明確にし、それにあった物件を探すことが重要です。
居抜き物件を含めて移転を検討している方や、具体的に物件を探している方は、居抜きマッチングサイトで居抜きオフィスを探してみてはいかがでしょうか。