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オフィスインタビュー
vol.265 株式会社IBJ

全員が同じ方向を向いて仕事する。フル出社が基本のIBJ オフィス見学ツアー

IBJインタビュー

婚活アプリや婚活パーティー等のマッチングサービスから、成婚(婚約)までをサポートする結婚相談所まで、ネットとリアルを融合した婚活事業を複合展開している株式会社IBJ。ITベンチャー企業として創業し、成長し続ける同社ですが、働き方は基本的に出社なのだそう。人事の北野さん、広報の深澤さんに、同社の働き方、オフィスをご紹介いただきました。

北野 貴子
インタビュー
北野 貴子(きたの たかこ)
株式会社IBJ 人事部 採用企画 チーム長

2009年1月、直営の結婚相談所「IBJメンバーズ」にジョイン。店長や、全婚活カウンセラーの統括マネージャーを歴任。その後、教育監理部長として、全IBJグループの人材育成・教育を行う。IBJのお母さん的存在で、現在は、採用や社員の働き方改善に人事という立場で取り組む。

深澤 亜生
インタビュー
深澤 亜生(株式会社IBJ 社長室 広報チーム)
ふかさわ あみ

2020年5月、「PARTY☆PARTY」に婚活パーティーの運営スタッフとしてジョイン。エリアマネジャーとして店舗の運営や育成に従事。2022年12月から社長室広報チームに異動。現在は社内外のPR担当として、IBJの認知拡大を目指し日々業務に取り組む。

「みんなで1つのものを作り上げてヒットを目指す」のが社風。だから基本出社スタイルです

卯岡(IBASHOライター) :

まずはIBJ様の事業内容についてご紹介いただけますか?

北野さん :

弊社はITベンチャーから成長してきた会社で、現在はさまざまな婚活事業を手掛けています。社内に多くのエンジニアを抱えて事業展開を行っており、提供サービスはすべて内製である点が特徴です。

卯岡 :

コーポレートサイトにはたくさんのサービスが掲載されていました。かなり多くのサービスを展開しているんですね。

人事の北野さん
北野さん :

昔は婚活に対して、結婚したくてもできない方が利用するネガティブなイメージがありましたが、今は4人に1人がマッチングアプリで結婚していると発表されています。ニーズに合わせて、アプリから婚活パーティ、結婚相談所まで、いろいろなサービスを展開してきた形です。

経営理念は「ご縁がある皆様を幸せにする」。新卒社員からベテラン社員、エンジニアやサービススタッフなど職種問わず、全員で同じ方向を向いて仕事をしようという思いが込められています。

卯岡 :

エンジニアが多くいらっしゃる会社ということですが、働き方についてはいかがですか?リモートワークが多いのでしょうか。

北野さん :

いえ、基本は出社で、リモートワークは希望者のみ、頻度は週1です。

卯岡 :

意外です。IT企業でエンジニアが多い会社なら、リモートワークがメインなのかと思いました。

北野さん :

コロナ禍前までは常に出社だったんですよ。事務やエンジニア、デザイナー、ディレクター、各事業部本部の機能が本社にあり、そこでみんなで働いています。出社が基本な社風だからこそ、異なる職種の社員同士、横のつながりが生まれやすいのかなと感じていますし、文化として醸成したいとも思っています。

卯岡 :

「エンジニアの出社率が低い」とお悩みの会社さまもいますが、エンジニアの方たちも出社されているんですね。

北野さん :

そうですね。弊社には、ただ与えられた仕事を黙々とやるとか、自分のスキルだけを上げるという文化がなく、「みんなで1個のものを作ってヒットさせよう」という感じの会社なので、自宅で1人でやるより出社したほうが働きやすいのではないかと思います。ジュニアクラスのエンジニアが入ってきてもすぐに聞ける環境なんですよ。

広報の深澤さん
深澤さん :

時間休も取りやすく、2時間単位で有休を取れるんですよ。

北野さん :

私はお昼に2時間だけ抜けて歯医者に行ったことがあります。チームで補えばいいので、みんな上手にフレックスや時間休を活用しています。

卯岡 :

出社がメインですと、社員数の増加に伴ってオフィス規模も増やす必要がありますが、今のオフィスはどういった理由で選ばれたんですか?

北野さん :

大きかったのは安全面ですね。前のオフィスは麹町にあったのですが、 東日本大震災をそのオフィスで経験したんです。
そのとき、みんなで皇居に逃げた経験をしていまして、「頑丈なビルがいい」ということで、上場のタイミングで移転しました。ここのビルは新宿区の避難ビルに指定されていまして、食料の備蓄もされているんですよ。

最初は1フロアだけだったのですが、社員数が増えてきたため、今は2フロアを借りています。

卯岡 :

では、ここからは実際にオフィスを拝見しながらお話を伺いたいと思います!

社員が交流しやすい、風通しの良いIBJのオフィス

異なる仕事をしている社員同士の横のつながりを生む、IBJのオフィス。見学しながら詳しくお話をうかがいました。

社を象徴する「成婚の木」

17階フロアのエントランス
12階エントランス向かって左には、婚活アプリの写真撮影用に提供されている専用撮影機が。
卯岡 :

エントランスは、明るく清潔感のある空間といった雰囲気です。ここからお話を聞かせていただいた会議室に入ると、はっと目が覚めるような印象を受けますね。

「成婚の木」桜のように見えるピンク色はたくさんのハートです
深澤さん :

12階フロアで特徴的なのが、「成婚の木」とリフレッシュルームなんです。

北野さん :

IBJでは、加盟店、アドバイザー、カウンセラー、グループ会社、その他大勢の方々のサポートによって、成婚カップルを生み出しています。IBJで生まれた多くの成婚(=ハートの葉)が集まって1本の大きな木になり、「未来に向け、より多くのご縁を育んでいく。」という想いが込められています。訪れやすい綺麗で広い空間という意味でも、会社の象徴的な空間です。

自由に使えるリフレッシュスペース

さまざまなタイプの席が用意されたリフレッシュスペース
深澤さん :

こちらが12階のリフレッシュスペースです。

一角にはお腹がすいたときに利用できる「IBJ DELI」も
北野さん :

お手頃にお昼ご飯を食べられます。ランチ時だけではなく、ミーティングに使ったり、プライベートスペースでひとり没頭して仕事をしている人がいたりと、自由に使われているスペースですね。

休憩にも集中したい仕事にも使えるプライベートスペース
北野さん :

福利厚生もその時々でいろいろなものがあり、過去にはドールバナナが毎週送られてくるサービスを利用していたことがあります。

卯岡 :

バナナ!?なんでまたバナナなんですか?

北野さん :

栄養のある果物なので、みんなに食べてほしかったんですかね(笑)。

深澤さん :

バナナは初耳だったんですが、最近社長が断食にハマっているのを耳にしました。

卯岡 :

それもまたユニークですね。

北野さん :

社長との距離が近い会社なんですよ。本社に出社している社員はもちろん、店舗にいる人たちも、ロープレを社長自らが行うので、接する機会があるんです。

オフィスも店舗も、オープンで交流しやすい空間を重視

卯岡 :

ちなみに、各店舗も作りでこだわっている部分はあるのでしょうか。

北野さん :

サービスの特性上、個室が多いんですが、完全に密室にならないよう扉の下に隙間ができるようになっていたり、照明にこだわったりしています。コロナ禍ではいち早く空気清浄機を設置し、安心して来ていただける環境づくりを意識していました。
あとは店舗のコンセプトによって異なりますね。お酒を飲みながらパーティーができるようなバーのような店舗もありますし、年収や年齢が比較的高めの方を対象とした店舗は、内装も落ち着いた雰囲気に仕上げています。

深澤さん :

私は新卒入社後、店舗で働いていたんですが、パーティー運営者、パーティー参加者へ相談所の入会をお勧めする担当者、会員の方をサポートするカウンセラーと、3つの役割が1つの事務所で行われていたんですね。その流れがあるからこそ、成婚につながるサポートができるのが強みで、やることは異なるものの、一体となってサービスがつながっているイメージなんです。

うまく3つをつなげていくには、個々ではなくチームが一体となって取り組み、みんなでお客様を幸せに導いていく姿勢が必要なんですね。そうした会社のあり方が、店舗からもオフィスからも感じられると思っています。どちらも他職種の人と交流しやすいんですよ。

広々と見渡せる執務エリア

執務エリア
深澤さん :

オフィス全体は、風通し良く見渡せるようにしています。社長室もガラス張りで、社長とのコミュニケーションが取りやすいようになっています。誰がどんな仕事をしているのかが見えやすい環境は、相手との信頼関係を築くことにも一役買っていると感じます。

ガラス壁の向こうが社長室
卯岡 :

広報の方だと、いろいろな仕事をされている社員の方とコミュニケーションを取る機会も多そうです。

深澤さん :

そうなんです。各事業部に毎月ヒアリングに行くのですが、立場が上の方に対しても、フランクに聞きに行きやすい雰囲気なのはありがたいです。

見晴らしの良い17階には撮影スタジオも

大型サイネージが印象的な17階エントランス
深澤 :

こちらが17階フロアです。このフロアで見ていただきたいのは、撮影スタジオです。

撮影スタジオ
卯岡 :

グリーンバックもあって本格的ですね。何の撮影用なんですか?

深澤さん :

加盟店に向けた配信用や、YouTube撮影用ですね。

雰囲気の異なる会議室

いつか「フル出社」ではなくなっても、コミュニケーション重視の風通しの良さは守りたい

見晴らしが最高な17階
17階にもリフレッシュスペースが

「フル出社が基本なので、気持ちよく生き生きと働ける場所づくりが重要」と語ってくれた深澤さん。

「人との関わりの中でストレスを抱える人が多く、仕事の悩みも8割がたが人間関係だといわれる中でも、私は店舗にいたときも本社勤務の今も、人に関して悩んだことが一切ないんです。それだけ風通しがよく、コミュニケーションが取りやすいことは弊社の魅力。これからさらに人が増え、社会が変わっていくなかで働き方を変えざるを得ないときがくるかもしれませんが、弊社の風通しの良い社風は保っていきたいと思っています」と語ってくれました。

「人事の方にも相談しやすいんですよ」との深澤さんのコメントに、「みんなのお母さんと呼ばれているんですよ」と茶目っ気たっぷりに返してくれた北野さん。

「深澤さんの言う通り、いつかフル出社ではなくなるときがくるかもしれません。でも、コミュニケーション重視の社風は変わらないでしょう。『出社すれば、知り合いがいる』のもうちの文化であり、良さなのかなと思っています」と締めくくってくれました。

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