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契約書の製本は必要?製本の方法・テープ・割り印の方法

契約書を作成したときに、製本にする必要はあるのか、どのように製本したらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、契約書に製本が必要になる理由や、製本の作り方、製本テープの貼り方や割り印の押し方について紹介します。
 
契約書の製本方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

契約書の製本は必要なの?


 
まず、契約書は製本が必要なのでしょうか。実は、契約書は必ずしも製本が必要なわけではありません。製本する理由は、「押印する回数を減らす」ためなのです。
 
契約書は改ざんされることがないように、押印が必要です。そのため、契約書が複数枚になるとその分押印する枚数も増えます。契約書が数枚の場合は製本しなくても押印する回数に変わりはありませんが、20枚、30枚、100枚となると全てに押印するには時間と手間がかかります。
製本した場合、押印する場所は2箇所に。そのため、押印の手間を減らすために製本することが多いのです。
 

契約書の製本のやり方・方法

では、契約書を製本するにはどのような方法があるのでしょうか。製本と言うと、しっかりとした表紙を作ることを思い浮かべる方もいらっしゃりますが、実は「袋とじ」を作ったり、「製本テープ」で本のようにしたりすることがビジネスでは一般的です。
 
では、どのように作っていくのかそれぞれの方法を確認していきましょう。
 

袋とじにする方法

契約書を袋とじにするときに必要なものは「厚めの白の用紙」と「のり」です。
 
【袋とじにする方法】
①契約書をすべてまとめたものの厚さを測る
②縦は契約書の2cm+長辺、横は4cm+契約書の幅に紙を切る
③上下に1cm余らせて、表面に糊付けをして紙を貼る
④余らせた紙を折り返して糊付けをする
⑤裏側も糊付けをして紙を貼る
 
袋とじにしたものの上からホチキスで止めてもOKです。
 

両面での印刷方法

契約書を製本するときには、印刷する方法に注意しましょう。両面印刷をする場合は、製本をしたときに正しい方向になるように注意して印刷しましょう。
 
また、両面印刷をして2枚程度になった場合は、あえて製本しなくても、それぞれの契約書に押印するだけでもOKです。製本した方が手間が少なくなりそうな場合だけ、製本しましょう。
 

ホチキスでの製本方法

製本する場合、最初にホチキスで止めて製本することがほとんどです。「契約書だからたくさん止めておいた方がいいのかな?」と思いがちですが、2〜3箇所止めるだけでOKです。糊付けする場合は、ホチキスで止めてから糊付けをします。
 
製本する場合、ホチキスで止めた部分をテープで隠すため、内側に止めすぎないように注意しましょう。
 

厚い場合の製本方法

契約書が複数枚に渡り、分厚くなってしまった場合、ホチキスで止めることが難しくなりますよね。分厚くなってしまった場合は、ホチキスで製本するのではなく、穴あけパンチで穴を開けて紐で止めた上で、袋とじやテープで製本しましょう。

契約書におすすめの製本テープ


 
簡単に製本したいなら「製本テープ」がおすすめです。製本テープを使うと、袋とじの紙が必要なく、テープで止めただけでも製本が完了するので手軽に製本できるため人気の商品です。
 
注意点は、契約書は押印が必要です。押印したときににじんでしまったり、かすんでしまったりしてしまう素材のものは避けましょう。一般的に利用されているビニールのテープだと、きれいに押印できません。
 
製本するときには、製本用のテープを利用することがおすすめです。契約書に合わせて、色やサイズを選んでくださいね。よく利用されているのは「NICHIBAN(ニチバン)」の製本テープです。製本しやすいように、テープに切り目が入っているので、スムーズに製本できますよ。
 
<NICHIBANの製本テープ公式サイト>
https://www.nichiban.co.jp/stationery/bookbinding/index.html
 

製本テープの貼り方

次に製本テープの正しい貼り方を紹介します。製本するときには、契約書を1枚の用紙にする必要があります。そのため、側面をテープで貼るだけでなく、上下もしっかりとテープでカバーしましょう。
 
【製本テープでの製本方法】
①本の上下1cm程度テープがはみ出る長さにカットする
②折込を作るため、テープの1/3を残して片側を貼り付けする
③上下に余ったテープに切り込みを入れ、折り込む
④もう片方のテープを全体に貼り付ける
 
上下までしっかりカバーすることで、ページの抜き差しを防げます。
 

契約書の製本の割り印はどうする?


 
契約書には、割り印が必要です。製本しない場合は、契約書1枚ごとに割り印をすることが一般的。では、製本した場合、割り印はどのように押したらいいのでしょうか。
 

テープで製本した場合の割り印

テープで製本した場合の割り印は、表面と裏面、両面に押印します。テープで製本した場合は、どうしても完全に袋とじされていないため、両面に押すことが一般的になっています。
 
テープで閉じている部分と、書面の部分にまたがるようにして判子を押してください。
 
また、収入印紙を貼っている場合は、収入印紙と契約書の書面にまたがって割り印しましょう。
 

割り印の位置

割り印を押す位置は、「甲と乙どちらが上になっていたほうがいいの?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。実は、割り印を押す位置に決まりはありません。ですが、見栄えを良くするためにもバランスをとって押印することがほとんど。押印する人の人数に合わせて、どの程度の位置に押印した方がいいのか考えて押印することがポイントです。
 
当然、ハンコの上下が逆になっている場合や、押印のバランスが悪くても契約が無効になることはないので安心してくださいね。
 

契約書の製本は難しくない

「製本する」と聞くと難しく感じてしまいますが、実は簡単に製本できることが分かったのではないでしょうか。後々トラブルに発展しないためにも、契約書は正しい方法で製本することが大切です。
 
今回紹介したポイントを元に、製本に取り組んでみてくださいね。

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