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オフィスの内装費用を抑えて「おしゃれなオフィス」を叶えるには?

オフィスの内装工事費用を抑えるポイント

オフィスの内装工事には、上記のようにいくつもの工事工程が必要ですが、それぞれの工程においてコストダウンを図ることは可能です。

しかし「内装工事の専門家じゃないから、闇雲に費用を削りすぎて仕上がりが悪くなると困る」と心配する方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ここからは専門知識が少ない方でも内装費用を全体的に抑えることができる、コストダウンに効果的な4つのポイントについて解説していきますので、内装工事を依頼する際の参考にしてください。

居抜き物件の内装を活用する

居抜き物件は、壁や床・間仕切りや建具取り付けに加え、電気・通信・空調・水回りなどの必要な設備と施工がすでに完了している物件であるため、新たな内装工事を施すことなくオフィスとして稼働を開始することが可能です。

注意事項としては先述の通り、劣化や老朽化による修理・交換リスクを最小化するため、入居前にしっかりと内装や設備の状態を確認しておくことがあげられます。

またオフィス家具や什器もそのまま引き継がれるケースもありますが、内装や什器が好みでない居抜き物件に決めてしまうと、それらの撤去費用が余計に発生してしまう点にも注意が必要です。

そのため、できるだけ仕上がりイメージに近い、あまり手を加える必要がない居抜き物件を選ぶことが内装費用全体を抑えることにつながります。

相見積もりをとる

本記事であげたオフィスの内装工事費用の相場はあくまで概算であるため、自社の内装デザインに適した価格を知るためには、複数の内装工事業者に見積もりを依頼し、その内容を比較・検討したうえで業者選定を行いましょう。

予算や工期など、同じ条件下で3〜5社に見積もりを出してもらうことで、工事工程ごとの費用を比較できるだけでなく、工事内容に過不足がないかを確認することもできます。

その際、価格の安さだけを理由に業者を決定するのではなく、以下のような点をふまえて総合的に依頼する業者を選びましょう。

  • オフィスの安全性を担保するための工事内容や設備が含まれているか
  • 見積もり時に想定している設備や素材のグレードはどの程度か
  • アフターフォローや点検など設備工事以外のサービスはあるのか
  • 担当者や窓口の社員の対応や印象はどうか

見積もりに不要な費用が多く盛り込まれていたり、安全面で必要な工事を省略・簡略化していたりする悪質な業者以外にも、依頼しない方が得策と言える内装業者は存在します。

余計な出費を抑えながらも希望通りのオフィス内装を実現し、業者との様々なトラブルを回避するためには、不明点や疑問に対して誠実に対応してくれて、きちんとコミュニケーションが取れる内装業者を選ぶことが重要なポイントです。

スケルトンを活用した内装にする

株式会社ユーザーベースのオフィス

配管や骨組みがあらわな状態のままのスケルトン物件は、あえて剥き出しの状態を活かすことで無骨さや工業的な雰囲気が生まれ、クリエイティブな空間を演出できるとして、オフィスの内装デザインでも人気の高いアイディアの1つです。

スケルトンを活かした内装デザインであれば、天井や壁の施工が最小限に抑えられるため、工事費用を大幅に軽減することが可能です。

ただし、オフィスの入るビル・施設の構造やルールによっては、スケルトン状態で使用することが困難なケースもあるため、スケルトンを活用した内装を希望する場合は、スケルトン状態の内装施工が可能な物件に条件を絞って探すことをおすすめします。

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内装材のグレードを下げる

壁や床の仕上げに使用する内装材は、それぞれのグレードや機能性によって大きく価格が異なるため、オフィス内の使用箇所によって適したグレード・機能を有した内装材を用いることで、必要以上に高価な内装材に費用がかさむことを避けることができます。

例えば、資料室や倉庫のようなバックスペースにおいては、汚れや傷、湿気などに強い内装材が必要である一方で、華やかな見た目や上質な素材の内装材を使用する必要はありません。

このように、空間によって使用する内装材を適切にダウングレードすることで、仕上げ工事にかかる費用全体を抑えることが可能となります。

費用もデザインも満足できる内装工事には専門家のサポートが必要

オフィスの内装工事は、おしゃれなインテリアを実現するだけでなく、オフィスで働く従業員の健康や安全を守るための機能を備え付けるという重要な役割を担っています。

そのため工事費用の安さだけを重視した内装工事を行ってしまうと、従業員にとって働きづらいオフィスになってしまったり、万が一の事態に従業員の生命や事業の存続が脅かされてしまったりする恐れがあります。

安全で適切なコストカットとこだわりのオフィス内装の双方を実現するためには、オフィスの内装工事に精通した専門家と共に各種手続きを進めていくことがおすすめです。

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