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オフィスの内装費用を抑えて「おしゃれなオフィス」を叶えるには?

オフィスの内装工事費用はここにかかる!【代表的な11の工事】

オフィスの内装費用を抑えて「おしゃれなオフィス」に!

限られた予算内でおしゃれな内装のオフィスを実現するためには、具体的にどのような作業内容が費用に含まれているのかを把握しておくことが大切です。

内装工事費用の内訳を把握しておくことで、相見積もり時に優良業者を選定する判断軸になるだけでなく、不要な費用を削減することも可能となります。

ここからは、オフィスの内装工事で発生するであろう【代表的な11の工事】について、一般的な工事名と作業内容を解説していきます。

仮設工事

仮設工事とは、工事現場の足場を設置したり、壁や床を傷つけないように養生を行う作業を指します。

他にも工事期間中に使用する仮設トイレの設置や撤去費、作業後の清掃費なども工事費に含まれることが一般的です。

この工程は安全かつ確実に作業を進めていくための準備にあたる工程ですので、工事の規模や内容が大がかりになればなるほど仮設工事費用は高くなり、簡単な工事であれば安く済みます。

軽鉄工事

軽鉄工事とは、軽い鉄骨を使用し天井や壁の土台となる骨組みを設置していく作業を指します。

見積書などには「軽天工事」「LGS工事」と記載されることも多く、オフィス自体の耐久性や安全性に関わる重要な工事です。

内装業者によっては、次項の「ボードの貼り付け」の工程までを軽鉄工事に含んでいる場合もあります。

ボード工事

軽鉄工事で施工された基礎となる鉄骨の骨組みに石膏ボード(プラスターボード)などを貼り付ける作業を「ボード工事」と呼びます。

場合によっては、防湿・防火・防音などを目的とし、石膏ボードを貼る前に防音材や断熱材を入れるなどの処理が加わることもあり、費用はその分高くなります。

仕上げ工事

仕上げ工事とは、貼り付けたボードの上からクロスを貼ったり塗装を施したりして、壁や天井の仕上げを行う作業を指します。

オフィスのイメージに大きく影響する工程であるため、仕上げにこだわるケースも少なくありませんが、特殊素材を用いた左官仕上げなどは、職人の工費を含めると高価になるため、予算に適した素材や仕上げ方法を選ぶことが重要です。

またオフィス空間の多くを占める床についても、使用する床材や施工面積によって費用が変動するため、こちらの確認も忘れてはいけません。

一般的なフローリング材で1帖あたりの相場が2〜5万円、タイルカーペットで1帖あたり1〜2万円程度となりますが、費用算出に用いる単位や施工期間によっては結果的に費用が高くなってしまうケースもあります。

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間仕切り工事

オフィスの内装費用を抑えて「おしゃれなオフィス」に!

間仕切り工事は「パーテーション工事」とも呼ばれ、スチールやアルミなどの間仕切りを用いて空間を区切る作業を指します。

間仕切りのタイプには、内装に固定される固定式と、自由にレイアウト変更ができる可動式の2タイプがあり、間仕切りに用いる素材によって費用は変わってきますが、基本的に固定式よりも可動式の方が安くなります。

建具工事

「建具」とは、ドアや窓などの開口部に取り付ける設備を意味し、建具を設置する工事を建具工事と呼びます。

建具には、木材と金属が使用されることが一般的ですが、内装デザインによっては、ガラスやプラスチックなど他の素材が使用されることもあります。

オフィスの建具工事には、セキュリティー設備を設置するケースがほとんどですので、セキュリティー費用の考慮も必要です。

電気・通信・照明設備工事

株式会社アルゴリズムの会議室スペース

電気・通信・照明設備工事は、コンセントや電話回線・LANケーブルや照明設備の配線・取り付け作業を指します。

コンセントや照明器具は、一度取り付けてしまうと後々の追加・変更に新たな費用と時間がかかる一方で、余分に取り付けてしまうとその分費用がかさんでしまうため、取り付け箇所と設置数には注意が必要です。

またオフィス内の通信環境は、仕事の品質や従業員のパフォーマンスにも大きく影響するため、レイアウトや業務環境に応じた形でPBX(電話交換機)やHUB・ルーターなどの必要機器を適切な位置に設置しなければなりません。

空調設備工事

空調設備工事は、換気扇やエアコンなどの空調設備を設置する作業を指します。

新たに空調設備を設置する場合は、本体の設置工事の前に室外機と本体を接続するための配管工事や、動力源と接続するための電気工事が必要となるため、工事費用は高くなります。

空調設備工事は、オフィスの入っているビルや施設によって施工業者が決まっているケースが多いため、居抜き物件で新たに空調設備を設置する場合などは、事前に確認した方が賢明です。

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給排水設備工事

オフィス内への給水とトイレやシンクなどからの排水のための設備を設置する作業を指し、工事費用には、トイレやシンクの取り付け工事と給排水の配管工事が含まれていることが一般的です。

居抜き物件では水回り設備をそのまま使用するケースも多いですが、老朽化や不具合などにより入居後に高圧洗浄や取り替えなどが必要となってくると、新たな費用が発生します。

消防設備工事

消防設備工事とは、消防法に基づき、オフィスビルや施設の構造や用途によって義務付けられた設備を設置する作業を指します。

消火栓やスプリンクラー、自動火災報知器などの消防設備の設置は、個々の入居者ごとに対応するのではなくビルや施設全体で行う場合も多いため、定期点検と合わせてどちらが行うのかを確認しておくことが必要です。

看板サイン工事

株式会社エーエスエルのエントランスサイン

看板サイン工事は、社名や企業ロゴの入った屋外看板やエントランスの受付カウンターなどに設置されるサインの他に、「会議室」や「リフレッシュスペース」などの部屋や空間の用途を示すプレートなどを設置する作業を指します。

居抜き物件の場合は、以前の看板やサインを外してから新たなものを設置するため、設置のための工賃とは別に撤去費用が発生します。

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