- オフィスインタビュー
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常に変容し続けるための工夫がたくさん!フレキシブルに働けるRANAGRAMのオフィス
デジタル領域を得意とするクリエイティブエージェンシー、ラナデザインアソシエイツから、2012年に事業部として発足した、RANAGRAM(ラナグラム)。
データ可視化に特化したプロダクトのプランニング、制作を行っています。有益な情報をわかりやすいビジュアルにして活用することで、社会に対して新しい視点を提供しているチームです。
そんなRANAGRAMのオフィスは、「常に新しい価値観を取り入れ、変容していく」という働き方とリンクしていました!柔軟に働ける環境とはどんなところなのか、早速ご紹介していきます。
目次
RANAGRAMのオフィスは、副都心線北参道駅から3分ほど歩くと到着します。
本日は、リーダーの金田さんとプランナーの白井さんにお話を伺ってきました!
ameri
こんにちは!よろしくお願いします。
金田さん
よろしくお願いいたします!
白井さん
よろしくお願いいたします!
RANAGRAM 事業部長(チーフディレクター)
株式会社ラナデザインアソシエイツから独立採算制事業部として2012年に発足したRANAGRAMのリーダー。データ可視化を主軸とした、さまざまなプロダクトの、プランニング、インタラクションデザイン、設計を行う。総合的な視点であらゆる規模のプロジェクトを率いる。
RANAGRAM プランナー
プロジェクトのプランニングやアーカイブを行う。また、長年個人ワークとして主催してきたデジタル・クリエイティブのイベント「教室」を、RANAGRAMにて更新。メディアアートにまつわるプラットフォーム「KYO-SHITSU」として、Webメディアおよびイベントの運営や編集・執筆を手がける。
「データを可視化する」以上のものを提供するために
ameri
早速ですが、RANAGRAMはどんなチームなんですか?
金田さん
RANAGRAMは主にエンジニアを主体としたチームメンバーで構成されています。
約6年ほど活動しており、設立当初はWebサイト制作やインスタレーションなどに使われるソフトウェア開発を中心としていましたが、現在は、放送業界やマーケティング業界などからもお声がけ頂き、ジャンルを問わず幅広い分野でのデータビジュアライゼーション(可視化)のソフトウェア開発を行なっています。
ameri
ビジュアライゼーションとは……?
金田さん
最近は、あらゆる情報がデータ化されてあちこちで入手できるようになり、企業においてもAIやIoTなどを活用し、蓄積されたデータを基に未来予想や課題解決に役立てる流れになってきています。
世の中に存在するデータの総量は今後も増えていく一方なのですが、それを映像的にわかりやすく伝える方法については、まだまだ発展途上と言えると思います。我々の手がけるデータビジュアライゼーションは、デザインとテクノロジーを掛け合わせることで、膨大なデータを視覚的にわかりやすく、かつ操作可能な状態をつくり、情報を様々な視点から分析できるようにするものです。
ameri
データビジュアライゼーションのソフトウェア開発って、例えばどんなことをしているのでしょう?
金田さん
以前の案件としては、クライアントからの依頼で、テレビ番組内で使用する膨大なエクセルデータを可視化したことがあります。
そのときは、何十万件もあるデータが「どうしたらより視聴者にわかりやすく伝わるか」を考え、三次元のグラフに落とし込みました。
ameri
案件によって依頼される内容が異なると思うのですがどうしているのでしょうか?
金田さん
クライアントによって持っているデータも分析方法も違うので、依頼内容も様々です。
実際、クライアント自身、データビジュアライゼーションをすることで何がわかるのかがイメージし難いことが多いので、「データを使うと何ができるか」を共有することも、常に心がけています。
そのためには初期段階からプロトタイプ(試作品)を作ることも多く、そこから生まれた新しいアイデアを先行して提案することも多々あります。
ameri
プラスアルファで提案まで……!
金田さん
最近では「こんなデータがあるんですが、ここから何かできますか?」というかなりの初期段階からの依頼も増えてきています。
可視化するだけを目的とするのではなく、クライアントの日々の業務フローにおけるデータの扱い方の改善提案を行うなど、環境作りを含めた根本的な解決方法を考えながら、プラスアルファの提案をできるかを常に意識しています。
ameri
クライアントさんごとに柔軟に向き合いながら、新しい価値を提案し続けているチームなんですね。
組み合わせることで新しいものを作り出す。社員が自主的にカスタマイズできるオフィス
ameri
データを有効活用するための環境を作ることで、クライアントさんや社会に新しい視点を提供しているとのことでしたよね。その働き方がオフィスに反映されているところはありますか?
白井さん
オフィス全体が、柔軟に組み替えられるように作られているので、机の配置を自由に変えたり、自主的にカスタマイズしています。
ameri
働き方とオフィスがリンクしているんですね!
案件ごとに配置を変えられる!フレキシブルに動かせる机
執務室にはテーブルがずらり!オフィスのエントランスから執務室を見渡せるので、開放感があるところがポイントです。
▲photo:浅野 豪
ameri
一人ひとりのスペースが広々としている執務室ですね。働きやすそう!
白井さん
社員が作業している執務室のテーブル、自由に動かせられるんですよ。
ameri
すごい!じゃあ定期的に配置換えをしているんですか?
白井さん
たとえば、案件によってイベントスペースを実験スペースにしたり、執務室の机の配置を変えたり、フレキシブルに場所自体を組み替えています。
ameri
どうして自由に動かせられるようにしたんですか?
白井さん
このオフィスのメンバーの多くはエンジニアです。どの職業もそうだと思うのですが、エンジニアはとりわけ、新しい技術や方法を取り入れることに貪欲です。なので、どのメンバーも常に変わっていくことを意識しています。
もちろん、業務の在り方も常に変化していくことを前提としています。机の配置もそのひとつです。オフィス全体にその考え方は反映されていると思います。
ameri
ちなみに、座る席は自由なんですか?
白井さん
フリーアドレスなのですが、どうしてもそれぞれ同じ席ばかりに座ってしまいがちになるんですよね。そうならないように、毎朝Slackに、ランダムに指定された今日の座席の通知が来るので、みんなそれに従って座るようにしました。
ameri
一つの席に落ち着いてしまわないように、毎日変化をしているんですね!
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