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9つの体験が生まれる街「4DIGIT CITY」をご紹介!
2階はコミュニティスペース兼フリーアドレススペース、3階は執務スペースとして使われる「4DIGIT CITY」。さまざまな場所で9つの体験が実現されています。たくさん見どころがあったなかで、特にわたしが気になった2個の体験をピックアップしていきますね。
「身軽な体でクリエイティブに向き合える」体験ができるロッカーと廊下
ひとつめの体験は「身軽な体でクリエイティブに向き合える」です。エントランスの後ろにあるロッカーと廊下で体現されています。
かしみん
ロッカーがたくさん並んでいますね。
西本さん
オフィスに入って序盤で、荷物を置けるように設置しました。余計なものを持たずにパソコンと向き合うことで、洗練された仕事ができると思っています。
かしみん
プロ意識が高い…!確かにバッグを持たずにオフィスに入ると、誘惑をシャットダウンできて、作業だけに向き合えそうです!
かしみん
このかっこいい廊下も「身軽な体でクリエイティブに向き合える」体験を実現しているんですか?
西本さん
はい。身軽な状態になったら、この廊下を通ってオフィスの作業スペースへ向かうんです。歩いている間に「今日はこの作業をやろう」など、作業に意識を集中して向けてもらえればと。
かしみん
ハイクオリティな仕事をするための準備運動なんですね。
西本さん
そうです。なので、多くの情報が頭に入ってこないように、シンプルで洗練された空間にしています。
かしみん
クールな雰囲気なので「今日もやってやるぞ!」とやる気が生まれてきそう。
▲「かっこいい廊下で記念写真を撮りたい!」というミーハーなわたしの願いを叶えてくれました…!
「カフェで談笑しているような柔らかいコミュニケーション」の体験ができるスペース
ふたつめの体験は「カフェで談笑しているような柔らかいコミュニケーション」です。廊下を進んだ先にあるコミュニケーションスペースで体現されています。
かしみん
オレンジ色のライトやブラウンのインテリアが、優しげな雰囲気のカフェみたいですね!
西本さん
「まるでカフェにいるかのような交流が生まれてほしい」と思って作りました。
かしみん
いい意味で仕事じゃないみたいな、柔らかいコミュニケーションが取れそうです!
西本さん
柔らかいコミュニケーションについて、ほかにも工夫しているポイントがいくつかありますよ。
▲コミュニケーションスペースのなかにある「バーカウンター」
西本さん
このバーカウンターは、ランチを食べたり終業後にお酒を飲んだり、さまざまな使い方をしています。
かしみん
本格的でおっしゃれ〜!
西本さん
冷蔵庫や電子レンジはバーカウンターに置いているので、使う人が自然と集まってきます。その結果、自然なコミュニケーションが生まれているんです。
かしみん
カウンターに座ると、キッチン家電を使う人と対面になるので、話しかけやすいですね!
▲コミュニケーションスペースのなかにある「図書館」(※フォーデジット提供)
西本さん
図書館も、コミュニケーションが生まれることを目的とした空間です。本を置いたりコンセントを集めたりして、人が自然に集まる工夫をしているんです。
かしみん
おしゃれなブックカフェのような雰囲気ですね!
(※フォーデジット提供)
かしみん
どうして、「カフェ(風のスペース)」「バーカウンター」「図書館」を作ったんですか?
西本さん
街のスポットのなかでも、市民のコミュニケーションが生まれやすい場所だからです。人が集まる場所で市民の交流が生まれるように、オフィスでもメンバーの交流を意識的に生み出したいと考えています。
かしみん
街のスポットを「4DIGIT CITY」のなかにギュッと詰めたんですね!
真ん中の大きな道は、街のインフラのような存在に
かしみん
さっきから疑問だったんですが、どうしてコミュニケーションスペースの真ん中に大きな道を作ったんですか?この廊下がなければ、実用的なスペースをもっと広くできる気が………。
▲コミュニケーションスペースをふたつに分けている、堂々とした道
西本さん
この道、実はオフィスデザインのなかでも特に重要なポイントです…!コミュニケーションスペースに行くには、必ず通らなければなりません。移動しやすくするインフラのような存在になっているんです。
かしみん
インフラ…ですか。
西本さん
高速道路などのインフラとなる道があることで、街はビジネスが盛んになって、生き続けます。街が街として機能し続けるために、オフィスがオフィスとして機能し続けるために。そんな思いで、この道、「Route 4D(ルート・フォー・ディー)」を作りました。
かしみん
「Route 4D」、なんだかまっすぐでステキな名前ですね。
ビルのフロアに、ひとつの街を体現している「4DIGIT CITY」。「各社が協働して、街のような営みが発生するように」という思いから、オフィスでは9つの体験が生まれていました。まるで、イキイキと輝く市民が行き交う街のように。