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オフィスレイアウトをシミュレーションする方法は?5つのコツも紹介

オフィスレイアウトをシミュレーションする方法は?5つのコツも紹介

従業員の生産性やモチベーションアップにもつながるオフィスのレイアウト。移転や改装時に、レイアウトをシミュレーションしたい方もいるのではないでしょうか。

業者へ依頼する前にシミュレーションできれば、どのようなオフィスづくりをしたいのかを言語化することにも役立ちます。

本記事では、オフィスレイアウトをシミュレーションする方法やコツを解説するので、オフィスづくりの参考にご覧ください。

オフィスレイアウトをシミュレーションする3つの方法

オフィスのレイアウトをシミュレーションするには、「手描きする」「パソコンのフリーソフトを使う」「スマートフォンやタブレットのアプリを使う」といった方法があります。

手描きする

紙と筆記用具が手元にあればすぐにできる、もっとも手軽な方法。ざっくりとレイアウトのイメージを膨らませたいときにおすすめです。ホワイトボードなどを使い、チームで相談しながらという形もよいでしょう。

  • 執務スペースはオフィスの東側に配置したい
  • オンラインミーティングの増加に対応するために、ミーティングブースが3つほしい
  • 気軽なコミュニケーションを促す、オープンな打ち合わせスペースを用意したい

このように、大まかに空間を分けるゾーニングから始めてみましょう。デスクやオフィス家具などの配置に理想がある場合には、一緒に反映してみてください。

実際のオフィスレイアウトは、面積やデスクの寸法などを考慮しなければなりません。そのため、理想的なレイアウトを明確にして、業者へ希望を伝えるときの方法として役立ちます。

手描きの図だけで業者に伝わりにくい場合は、文字の説明をあわせて書いておくと伝え忘れを防げます。

パソコンのフリーソフトを使う

「理想のオフィスレイアウトをより具体的にしたい」「業者へ依頼する前に社内でレイアウト案を検討したい」というときには、パソコンで使えるフリーソフトの活用がおすすめです。オフィスレイアウトをシミュレーションできるソフトはいくつもありますが、フリーソフトを活用すれば費用はかかりません。

直感的な操作が可能なものや配置できるパーツの種類が豊富なものを選ぶと、シミュレーションに役立ちます。

フリーソフトを使う際の注意点は、きれいで完璧なレイアウトをつくらないことです。工数をかけすぎると、オフィス移転や改装の計画がなかなか進まない原因につながります。

フリーソフトは、あくまでオフィスレイアウトを検討する際の補助ツールとして考え、正式なものは業者へ依頼するようにしましょう。

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スマートフォンやタブレットのアプリを使う

スマートフォンやタブレットアプリでも、シミュレーションできるものが出ています。オフィスのレイアウト作成に特化したアプリだと数が少ないため、住宅用の間取りをシミュレーションできるものも活用してみましょう。

なかには、スマートフォンやタブレットで作成したデータをパソコンと連携でき、続きから作業できるアプリもあります。

外出先や隙間時間にレイアウト案の検討を進めたい方におすすめです。

オフィスレイアウトをシミュレーションする5つのコツ

オフィスのレイアウトをシミュレーションする際には、意識しておきたいコツがあります。次の5つを考慮して進めていきましょう。

オフィスレイアウトをシミュレーションする方法は?5つのコツも紹介

オフィスのコンセプトを明確にする

オフィスのコンセプトによってレイアウトはもちろん、運用方法や従業員の働き方などが異なります。

コンセプトが定まらないと、さまざまなところに影響を及ぼすため、はじめの段階で明確にしておくことが大切です。

オフィスのゾーニングを考える

オフィスレイアウトをシミュレーションするときには、従業員がオフィスでどのような動き方をするのか考慮したゾーニングが大切です。そのスペースがどのような役割を持つのか、意識しながらレイアウトを考えていきましょう。

「オフィスを移転・改装したあとのほうが使い勝手が悪い」ということになっては、最適な効果は生まれません。動線の悪さは業務効率や生産性を低下させる原因につながります。具体的な従業員の動きをシミュレーションしながらレイアウトを考えてみてください。

業務効率を考えたデスクの配置にする

デスクの配置によっても業務効率が変わってきます。従業員個人の集中力を高めたいとき、チームでコミュニケーションを図りながら業務を進めたいときなど、目的に合わせたデスクの配置が大切です。

デスクの配置には、いくつか種類があります。

  • 対向式レイアウト
  • 背面式レイアウト
  • 同向型レイアウト
  • ブース型レイアウト
  • クロス型レイアウト など

デスクのレイアウト別の特徴は、下記の記事にて解説しています。あわせてご一読ください。

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空間にメリハリをつける

オフィスに執務スペース・集中スペース・休憩スペースなどを設け、社内でメリハリのある過ごし方ができるように空間を工夫しましょう。社内でON・OFFの切り替えがしやすい工夫を施せば、従業員のパフォーマンス向上に寄与します。

どのように空間を配置したらメリハリのある働き方ができるのか、イメージしながら検討していきます。

書類を保管するキャビネットや従業員個人のロッカーの場所を工夫する

セキュリティの高い書類を保管するキャビネットは、人の目に触れにくい奥のほうへ配置します。奥に配置することで関係者以外の従業員が重要度の高い書類に触れにくくなるほか、キャビネットの存在感を抑えた雰囲気づくりにもつながります。

また、オフィスの移転や改装を機にフリーアドレス化(従業員の自席を設けないワークスタイル)する場合は、従業員の私物を入れるロッカーが必要です。私物用のロッカーもキャビネットの位置と同様、執務スペースなどから見えないように工夫しましょう。

オフィスレイアウトをシミュレーションする方法は?5つのコツも紹介

まとめ

オフィスをシミュレーションするには手書きやフリーソフト、スマートフォンアプリを活用する方法があります。コストをかけずにオフィスレイアウトを検討できるところがメリットです。

どの方法を選択するにせよ、完璧にレイアウト案をつくろうとせず、理想のオフィスを明確にする補助ツールとしての活用がポイントです。

レイアウト案が定まったらシミュレーションした内容をもとに、実現できるかどうか専門業者に確認してみましょう。

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