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狭いオフィスでもひと工夫で快適な休憩スペースに！作り方徹底解説
オフィスデザイン
公開 2020.06.13
更新 2023.08.21
公開 2020.06.13
更新 2023.08.21
快適な休憩スペースには、広い空間が不可欠だとは思っていませんか？狭いオフィスでも、工夫次第で快適な休憩スペースを作れます。休憩スペースを広く感じさせるコツや、リラックスできる空間作りの方法を伝授します。
目次
狭いオフィスでもできる快適な休憩スペースの作り方
オフィスが狭いからといって、快適な休憩スペースが作れない、なんてことは決してありません。ちょっとした工夫で、狭くともリラックスできる空間を作る方法は、いくらでもあります。まずは空間を実際以上に広く感じさせる方法や、広さに関係なくリラックスできる空間を作る方法を伝授します。
スケルトン天井と大きな窓で開放的な空間に
休憩スペースそのものは狭くとも、開放的な空間を演出し、体感的に広く感じさせることは可能です。開放的な空間を演出するためには、スケルトン天井と、大きな窓を活用しましょう。
スケルトン天井とは、天井板を外し、コンクリート躯体や配管をむき出しにした天井のこと。リノベーションオフィスやカフェなどでも、流行しているデザインです。天井板がなくなった分、天井が高くなります。
また大きな窓のある部屋は、それだけで開放的な印象になります。なるべく窓が多い部屋、窓の大きい部屋を、休憩スペースに選びましょう。
執務室との間に仕切りを作ることでオンとオフを分ける休憩スペースに
広さがなくても、リラックスできる空間は作れます。執務室との間に仕切りを作り、仕事モードをオフにできる休憩スペースを作りましょう。
休憩スペースから執務室が見えると、どうしても仕事のことが気になります。反対に、執務室から休憩スペースへの視線が気になり、気が散ってしまう人もいますよね。
休憩スペースは執務室から独立した、仕事のことを忘れられる空間にしてみましょう。仕事から離れて休憩に集中することで、仕事への活力が復活します。
グリーンを取り入れることでリラックス効果をプラス
グリーンにはリラックス効果があります。休憩スペースにグリーンを取り入れるだけで、より落ち着いて休める空間を作れます。
グリーンエクササイズをご存知でしょうか。自然の中で体を動かすことで、心身を癒すエクササイズです。仕事で疲れた心身をリフレッシュできると人気で、緑のある公園を散歩するなど、手軽にできる方法で取り入れる人が増えています。
公園まで出かけるのは面倒でも、休憩スペースにグリーンを取り入れる程度なら簡単です。観葉植物などを置いて、自然を感じ、リフレッシュできる休憩スペースを作りましょう。
ソファなど居心地の良いインテリアを導入することで寛げる空間に
休憩スペースで使う家具は、ソファなどの居心地の良いものを選びましょう。インテリアを工夫することで、狭くともリラックスできる休憩スペースを作れます。
オフィス什器のような、無味乾燥なデザインのインテリアに囲まれていては、リラックスできないでしょう。ゆったりと腰掛けられるソファや、温かみのある無垢材のテーブルなど、居心地の良いインテリアを選んでください。
最近では、カフェ風の休憩スペースも流行っています。他社の事例はもちろん、お気に入りのカフェを参考にしてみるのも、インテリア選びの一工夫です。
壁紙やフローリングを明るい色にすることで広く感じる空間に
休憩スペースの壁紙やフローリングは、明るい色のものにしましょう。素材にもこだわると尚良しです。
明るい色には、空間を広く感じさせる効果があります。特に、白系の色は膨張色なので、空間を広く見せるのに効果的です。空間を広く見せる以外にも、気持ちを明るくさせる効果もあります。
休憩スペース全体の雰囲気が明るくなるよう、淡い暖色系の壁紙を取り入れましょう。フローリングに、無垢材や木目調の素材を使うのも効果的です。
狭いオフィスの休憩スペース作りに知っておきたい基準寸法
少しでも快適なオフィスを作るために、オフィスに必要な、様々な基準寸法を把握しておきましょう。
狭いオフィスだからこそ、レイアウトを工夫し、ストレスを感じない空間作りが重要です。休憩スペースはもちろん、オフィス全体に活かせる、余裕を持った寸法の取り方をお伝えします。
通路に必要な基準寸法
毎日たくさんの社員が行き交うオフィスでは、適正な通路幅を確保する必要があります。通路が狭いとちょっとした移動もストレスになり、業務効率も落ちてしまいます。
どのくらいの人が通るのか、すれ違いは多いのかを基準に、適正な通路幅を確保しましょう。
1人の人が通るための、最低限の通路幅は60cmです。60cm未満の通路幅では、体を横にして移動しなければならず、窮屈に感じてしまいます。
すれ違いの起こる通路であれば、120cmの幅は欲しいものです。通行量が多い場合は、余裕を持って160cmの通路幅を確保しましょう。
デスク周りに必要な基準寸法
デスク周りのスペースに余裕を持たせることで、狭さによるストレスを解消できます。デスク同士の間、デスクとコピー機の間など、休憩スペース以外で役立つ基準寸法もお伝えします。
【デスク周りの基準寸法】
デスクと壁の間：150cm
隣り合ったデスク同士の間：60cm
背中合わせのデスク同士の間：150cm
デスクとコピー機の間：120cm
デスクと書庫の間：140cm
デスク周りに適正なスペースを持たせるだけで、ストレスの量を軽減できます。そもそも疲れにくいオフィスを作ることも、休憩スペース作りと同じくらい重要です。
狭いオフィスでも工夫して開放的な休憩スペースを作ろう
【本記事のまとめ】
- 天井や窓、インテリアを工夫し、開放的な休憩スペースを
- 執務室との仕切りや観葉植物で、リラックスできる休憩スペースを
- オフィスの基準寸法を知り、狭さによるストレスを感じにくくする
リラックスできる休憩スペースの条件は、広さだけではありません。狭いスペースでも、インテリアやレイアウトを工夫し、リラックスできる空間を作れます。
オフィスに必要な基準寸法を知ることで、狭さによるストレスを軽減することも可能です。リラックスできる休憩スペースと、ストレスが少なく疲れにくいオフィス作りで、働きやすい環境を実現しましょう。
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