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インテリアとしてだけじゃない!オフィスグリーンで生産性向上
オフィスのデザインやインテリアとして置かれている観葉植物。しかし、観葉植物はただ雰囲気をおしゃれにしてくれるだけの存在ではないのです。オフィスにグリーンを取り入れることで様々な良い効果をもたらすことができるのです。
今回はオフィスにグリーンを取り入れることで得られる効果や、おすすめの観葉植物、実際に導入している企業の例をご紹介していきます。
目次
オフィスにグリーンを取り入れることの効果やメリット
オフィスに観葉植物を設置すると、以下のような効果やメリットが得られます。観葉植物を置いたほうがいい場所とともに見てみましょう。
ストレス減少
森や川に行くだけでリフレッシュをした気分になりませんか?週末に郊外へキャンプやBBQへ行くと平日の疲れやストレスが発散され、とても癒された気分になりますよね。
自然の景色は不思議なことに私たちの心に安らぎを与えてくれます。その記憶のことをインナーネイチャーと呼びます。
ふと観葉植物やグリーンを見たときに自分の中のインナーネイチャーと結びつき、ストレスの解消や疲れを癒す効果を生み出してくれるのです。
リラックス効果
豊かな自然を感じることで、気持ちが穏やかになりリラックスした気持ちになりますよね。観葉植物も同様の効果があり、観葉植物が目に入ると人間はリラックスした気持ちになります。理由は、植物を目にしたときに出るアルファ波にあると言われています。安静(リラックス)・閉眼時の脳波はアルファ波の割合が高いので、観葉植物を見てアルファ波を増幅させるとリラックス状態になるというわけです。
また、グリーンには目の疲れの緩和や回復効果、精神的疲労を軽減してくれる効果もあります。
集中力アップ
長時間PCや書類に向かっていると目が疲れます。目が疲れると、頭や首、肩、腕など全身に緊張が伝わり体中の疲労繋がっていきます。
観葉植物はそんな目の疲れを癒してくれる効果があるのです。緑色というカラーには、目の疲れを和らげたり、大脳皮質の働きを活性化させる働きがあるといわれています。また植物によって豊富な酸素が供給されることによって、頭や体がスッキリし、集中して作業をすることができるようになります。
オフィス観葉植物でおすすめのグリーン6選
では、実際に置くとなるとどのような種類のものを選ぶのが良いのでしょうか。観葉植物と言ってもかなりの種類があるため、特徴に合わせてオフィスに置くに適したものを取り上げていきましょう。
オフィスグリーンを取り入れるコツ
オフィスに観葉植物を置くに当たって、下記のような特徴を満たしているものがオフィスでも育てやすく、適していると言えるでしょう。
・水やりの手間が少ない
・乾燥に強い
・耐暑性、耐寒性がある
・日当たりを気にせずに育てられる
・オフィスに置いてあると見栄えが良い
・花が咲かない
・大きくなりすぎない
・葉が落ちにくい
パキラ
パキラは、線香花火のように広がる5枚の葉っぱとしなやかな樹形が魅力の樹木です。日陰や乾燥に強くよく育ち、どこから切っても夏の時期にはすぐ新芽を出してくれるので、長く楽しむことができます。寒さにも強く5℃まで耐えるので、室内であれば年中楽しむことができる観葉植物です。
モンステラ
葉が大きく、ハート形に見えるのが特徴的で愛らしい観葉植物です。モンステラの大きな葉には魔除けの効果があると言われ、風水的にもオフィスに飾るのに適していると言えるでしょう。また、直射日光を嫌い、水やりも頻繁に行う必要がないため、オフィスでも育てやすい植物です。
サンスベリア
サンスベリアは丈夫で枯れにくく、高い空気清浄効果も持っています。葉が横に広がらないので場所も取らず、飾りやすいでしょう。また、風水では尖った葉っぱには邪気を追い払う効果があると言われており、玄関先に飾るのにおすすめです。
ポトス
初心者向きの観葉植物として知られているポトス。ポトスには様々な品種があり、その数約50種類以上とも言われています。葉がライトグリーンの“ライム”や白の斑が入った“マーブル”、品種改良から生まれたポトス・エンジョイなどが人気があります。
アルテシマ
観葉植物の中でもインテリア性の高いアルテシマ。生命力が強く耐陰性があるので室内の日陰でも管理しやすく、初心者の方にもおすすめの観葉植物です。また、悪い気を浄化するパワーをもつとも言われているので、オフィスにもぴったりです。
カポック
カポックは、耐陰性、耐暑性、耐乾性の三拍子が揃っており、観葉植物の中でもトップクラスの丈夫さを誇っています。種類が豊富なことから、斑のありなしなど見た目のバリエーションが豊富なのも人気の理由の1つです。環境への順応性が高いので、初心者でも安心して楽しむことができます。
オフィスグリーンのメンテナンス
植物を扱うとなると、やはりお手入れは欠かせないもの。観葉植物といえど完全に放っておいては枯れてしまいます。
水やり
種類によっては差はありますが、定期的な水やりはどうしても必要になるでしょう。
できるだけ水やりの頻度が少なく手間のかからないものを選ぶといいでしょう。
上記で紹介した6つの種類はどれも丈夫で、水やりの頻度は少なくても大丈夫なものです。ただし、乾燥に強ければいいというわけではなく、水を与えすぎると根腐れをして枯れてしまう種類もあります。そのため「乾燥に強く、根腐れにも強い」両方の条件を満たしている観葉植物が、水やりの手間が少ないといえます。
落ち葉処理
観葉植物は環境に適した葉を出すために、古くなった葉を落とそうとします。新陳代謝のようなもので植物に悪い影響はありませんが、掃除の手間が出て大変です。
上記で紹介した6つの種類はどれも葉が落ちにくい植物なので、比較的掃除の手間は省けると言えるでしょう。
もし、葉が緑なのに落葉したり、根元が柔らかくなってしまっているという場合には根腐れしているかも。根腐れは、水のやりすぎや水はけが極端に悪かったことが原因で起こります。根腐れを起こした観葉植物は一度鉢から抜き、土を落として腐った根を切り落として植え替えをしましょう。
日当たり
観葉植物は適した“日当たり条件”を満たした場所に置くことで元気に育っていきます。
飾る場所の明るさによって、元気に育つ植物の種類も異なってきます。
上記した6種類はどれも日光に当てなくても、屋内の明るい日陰や日陰で十分育つ植物なので、比較的手間はかからないでしょう。
オフィスグリーンの購入方法
個人経営の花・園芸店
もっとも身近な店舗としてまず挙がるのは、個人経営の花・園芸店でしょう。
個人経営の店舗で購入する際のメリットは、個人経営の店だと、育成の相談をしやすいという点が挙げられます。小さな店舗ではお店の人との距離が縮まりやすく、また、個人商店ならではのサービスの恩恵をうけられるところが多いのも嬉しい点です。
一方で、デメリットとなるのが、品ぞろえの少なさや、やや高めの価格設定です。特に小さな店舗だと置き場所が限られているため、数をそろえるのが難しく、販売数が少なくなるため、価格も高めに設定されてしまいがちです。
大手チェーンの花・園芸店
大手チェーン店の場合、何といっても、品ぞろえの豊富さが一番のメリットです。数ある植物を見ながら購入を検討でき、その店舗になくても、他店にある商品を取り寄せることができ、具体的な価格やサイズを確認することができるところが嬉しい点です。それに加えて、園芸用品もそろっており、鉢や鉢カバーなどのバリエーションが豊富で、かつおしゃれな商品も多く見られます。
デメリットとして考えられるのは、アルバイト店員も多く、専門の知識を持つスタッフがいるとは限らないといったことでしょう。もちろん店舗によっても違ってくるため、お店の人とコミュニケーションを取りながら、よく考えて購入すると良いでしょう。また、切り花を主とする店舗では、園芸に含まれる観葉植物の種類は少なく、取り寄せを基本としているようなお店もあります。
通販
今や、インターネットを通じて買えないものはないとも言える時代。観葉植物も同様に、インターネットショップから購入することもできます。メリットは、何よりも種類の多さと他の店が比較が容易な点が挙げられます。実店舗を置かないことでコストを削減し、比較的低価格で販売しているショップもあります。
しかし、現物を確認できるタイミングは当然到着時であり、思っていたものと違ったという場合も出てきてしまうのが残念なところ。遠方から配送されると、温度変化やゆれの影響で傷んでしまう可能性も考えられます。
オフィスグリーンが素敵な企業6選
株式会社ヴィス
全体的に緑が多く、リラックスできる空間になっています。植木鉢も1つ1つ代表がインテリアショップに出向いて選んだこだわりの品。
植木だけでなく、インテリアの中にも緑を取り入れています。
株式会社アカツキ
エントランスのたくさんの緑は、約8割が本物の植物。会社としての理念「本物にこだわろう」という思いが反映されています。
会議室の中にも緑が取り入れられています。壁のグリーンとの相性もバッチリ。
and factory
明るく開放的なエントランスにたくさんの緑が取り入れられています。
執務エリアにもバランスよく緑が配置されています。窓から外の緑も見えるので、ふとした瞬間にリラックスできる空間。
株式会社ウィルゲート
執務スペースの隣にはリラックスできるソファーと観葉植物があります。
ルームゼロと呼ばれるフリースペースは、本物の素材を使うことにこだわった、カフェのような空間。木目がおしゃれなカウンターに、天井からのグリーンでリラックスできる空間を演出しています。
株式会社Legaseed
オフィスが「秘密基地」や「宇宙」がモチーフになっているLegaseedでは、エントランスを抜けたところには「バオバブの木」をモチーフにした大きな木があります。
株式会社Phone Appli
社員が最大のパフォーマンスを発揮できる空間を目指してつくられた「CaMP」には、オフィス全体の25%にグリーンを取り入れるなど、自然の中で働いているような空間作りがされています。
オフィスの真ん中にはテントが張られており、ビジネスシーンの中で自然を感じながら仕事を感じることができる仕組みづくりがなされています。