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クールビズの定義とは?内容や4つのポイントについて

近年日本でも定着しつつある「クールビズ」。しかしクールビズの定義が曖昧であったり、戸惑う人も多いのではないでしょうか。今回はクールビズについてまとめてみました。

 

日本でクールビズが導入された背景とは

クールビズとは、2005年の夏の環境対策の一環として政府主導で進められた行動の一環です。日本でクールビズが導入された要因についてご紹介します。

■クールビズ導入以前は真夏もジャケット着用・・・

クールビズ導入以前は暑い夏場でも、ビジネスマンはスーツを着て、ジャケットを羽織って仕事をしていました。そのため、オフィス内では冷房の温度は26度以下に設定することが多くありました。

■温暖化問題

地球温暖化により日本でも年々最高気温を更新しています。夏場でもビジネスマンとして室内できっちりスーツとなると、エアコンは26度以下の設定になります。26度以下に設定するということは、外気の温度よりも5度以上低くするために過剰な電力を消費することになります。

このような要因により、導入されたのがクールビズです。クールビズの導入により、消費電力や社員の健康状態の管理もできるようになりました。

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スーパークールビズとは

当初クールビズの適用期間は6月から9月中旬でした。しかし年々の気温上昇により適用期間の見直しが必要ではないかという声がありました。

そこで適用期間の見直し後に改めて導入されたクールビズを「スーパークールビズ」と呼びます。ここでのポイントとして、スーパークールビズは適応期間が長くなっただけではないということです。

男性の場合は、企業によっては今まで禁止されていたポロシャツやアロハシャツなども着用許可がされました。さらに通気性の悪い革靴から運動靴の使用も認める企業も出てきました。

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環境省が推進するクールビズとは

クールビズの発案元である、環境省が推進するクールビズについてはあまり知られていません。その内容についてご紹介します。

冷房温度を平均28度に設定すること

1つ目は、設定温度を平均28度にすることです。これは、労働基準法に建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令及び労働安全衛生法の事務所衛生基準規則において定められた室温の範囲によるものです。

一般的に、従業員の健康を考えて17度以上28度未満が最適な温度として規定されているのでこの温度設定になっています。

環境に優しい対策を考えること

そのまま28度設定にすると、26度に慣れ切っていた体には熱く感じてしまいます。そこで28度でも快適に過ごせるような、環境に負担のない対策を考えるよう推進しています。

例えば窓には熱を遮断するフィルム張り付けたり、それでも熱された窓の熱を室内に入れないためにカーテンやブラインドを取り付けます。太陽の熱を室内に入れてしまう外壁の温度を遮断するためにグリーンカーテンや特殊な塗料を塗ります。

冷感グッズを使用すること

オフィスで働く社員には、軽装だけでなくうちわや電力消費の少ない扇風機の併用を推進しています。企業に対しては、そのような環境作りをするよう環境省から呼びかけがあります。

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女性のクールビズで大切な4つのポイント

① 基本的なオフィスカジュアルやビジネスマナーは守る

基本的にクールビズは上半身の服装は白色をしていて通気性の良い半そでシャツと短すぎないスカートを着用します。ただ企業内で支給されている場合には支給されているものを着用するのがマナーです。

② 透け感のないものにする

薄着をするのは良いですが透けないようにすることです。夏は汗が出てしまうのは避けようがないですが、その汗が原因で濡れてしまうとシャツが半透明になり下着が透けて見えてしまう事がよくあります。そのためクールビズが女性にも浸透するように汗を出しても透けないシャツが販売されているので着用するとよいです。

③ 露出があまりないものにする

通気性をよくするためにボタンを外すのは良いですが、ただボタンをあけ過ぎれば胸元が空きすぎてしまい胸の下着が見えてしまいます。そのため暑いのは理解できますが、それでも胸元が空きすぎないように調節することが大事です。

④ カジュアルすぎないものにする

4つ目のポイントは、節度を守ることです。これは男性にも同じことが言えますが、いくら軽装といってもあまりラフになり過ぎては印象が悪いです。そこで上半身は白色でスカートは黒色にし、それ以外は派手ではない軽いアクセサリーでコーディネートします。

クールビズをうまく活用しよう

クールビズとは先に言ったとおりに地球温暖化対策の一環として、2005年に国の方針として始まりました。最近ではさまざまな企業で導入がされています。クールビスは環境問題に対する対策としてはもちろん、社員にとっても働きやすさという点でもメリットがあります。クールビズをうまく活用して夏を乗り切りましょう。

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