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在宅勤務とは|一日の流れやメリット、導入事例について紹介

最近では多くの企業で、多様なワークスタイルに合わせた働き方が推進されています。今回はその中でも在宅勤務について、その働き方やメリット、導入企業例についてご紹介します。

 

在宅勤務とは

在宅勤務とは、その名の通り自宅仕事をする働き方のことです。近年、IT分野の発展によりオフィスにいなくとも、場所を選ばずに仕事をすることが可能になりました。

テレワークとどう違うのか

テレワークとは、情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。在宅勤務はテレワークの中の1つの働き方です。

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在宅勤務のメリットについて

■通勤時間をカットできる

在宅勤務のメリットとしてまず挙げられるのが通勤時間の削減です。日本人の平均通勤時間は平均で往復2時間と言われています。例えば40年通ったとしたら、約2年間もの時間を電車に揺られていることになります。

■家事と仕事の両立

仕事が忙しくなってくるとどうしてもおざなりになってしまいがちなのが、家事です。在宅勤務によって、通勤にかかっていた時間が浮くので、家事が済ませられます。また、メールの返事待ちや配送待ちなど、空いた時間に食器洗いや洗濯を済ませられるのも魅力でしょう。

■住む場所を選ばない

在宅勤務は住む場所を選ばないという点も大きなメリットです。住む場所の選択は、勤務地や通勤時間などに影響されていました。そのため、望まない狭苦しい都会での居住を余儀なくされていました。在宅勤務により、住む場所に制限なく選べます。

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在宅勤務の1日の流れについて

まず、一般企業などである程度決まりがあるケースをご紹介します。始業時間・終業時間にばらつきがあるものの、9時始業、17時〜18時に終わる企業が多いようです。

・9:00 始業

始業時間に認証用キーで企業のネットワークにアクセス

・10:00 メールチェック

メールチェックやその他朝のルーティーン、特別言い渡された業務をこなします

・11:00 通常業務

メールチェックや朝のルーティーンの後は、資料作成やデータ分析等の通常業務

・12:00 ランチ

・13:00 社内MTG

web会議にて社内MTG

・14:00 クライアントとの打ち合わせ

クライアントとの打ち合わせもSkypeやテレビ電話などを使って行います

・15:00~17:00 通常業務

午前同様に通常業務を行います。

・18:00以降

19時頃まで緊急連絡や業務連絡に対応できる姿勢を保ちます

こういった働き方の場合は特に、休日の設定も緊急の場合を除いてはフレキシブルに対応できるため、旅行や私用、家族サービスなどを合間に持ってくるといったように、より自由で人間らしいライフスタイルを築くことができます。

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在宅勤務での正社員について

大企業を中心として、テレワークを推進する流れが急速に高まっています。今や、正社員として在宅で仕事ができるという選択肢も、当たり前となりつつあります。

その背景として、企業の働き方に対する考え方が柔軟になった点が大きいです。「ワークライフバランス」の考え方が普及し、海外での実践例を踏まえた上でプライベートを重視した働き方が良い仕事を生む、という風潮が広まりました。

正社員として在宅勤務が広まったのはIT系でした。IT業界はとくに自宅にネット環境とPCさえ整っていれば、プログラミングなどさまざまな業務に支障がないからです。

現在は、IT系だけでなく、不動産業やサービス業・製造業など、幅広い業界にテレワークが普及しており、さまざまな成果が見られています。

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在宅勤務導入事例

■日本航空株式会社(JAL)

日本航空は2014年に約4,000人のJALグループ社員を対象に在宅勤務のトライアルをスタートしました。2015年には制度化しました。さらに2016年6月からは自宅以外での業務も可能とした内容になっています。

導入時には年間約100件程度だった在宅勤務でしたが、2016年になると約4,000件にまでなり、社内での浸透にも成功しています。2017年には一般社団法人日本テレワーク協会より「第17回テレワーク推進賞」の「会長賞」を受賞しています。

■カルビー株式会社

お菓子メーカーのカルビーは、2010年にダイバーシティ委員会が発足し、柔軟な働き方への支援制度の1つとして、在宅勤務制度がスタートしました。

当時の内容としては、在宅勤務実行前日までに上司に詳細(当日の業務内容)を伝える。終業後にはメールで業務報告を行います。

カルビーは、2017年に経済産業省・東京証券取引所が共同で選定する「なでしこ銘柄」に女性活躍推進に優れた企業として選ばれました。

■日産自動車

日産自動車では、2014年に全社員対象とした在宅勤務制度を導入しています。在宅勤務では、テレビ会議システムやチャットツールを活用することで在宅勤務でもスムーズに業務が行えるような環境作りをしている。

また、在宅勤務中のパソコンの画面には、顔が映るようになっていて、相手に現在の状況が分かるように「連絡可能」「取り込み中」「応答不可」「一時退席中」と表示がされるシステムになっています。

最後に

今後さらに働き方が多様化し、企業としても働き改革が求められることが予想されます。自分のライフワークバランスはどのような働き方が合っているのか、一度見つめ直すことも良いのではないでしょうか。

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