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オフィスインタビュー
vol.61 株式会社ウェルクス

「社員の主体性」が良いサービスの秘訣ーー主体性を育てるウェルクスのオフィス環境や制度

保育士・幼稚園教諭の転職支援サービスを始めとして、社会問題を扱ったさまざまな事業を展開する株式会社ウェルクス。2017年12月に本社を上野へ移転したということで…、新オフィスを案内してもらってきました!

ウェルクスの新オフィスがあるのは、「松坂屋上野店」「パルコヤ」「TOHOシネマズ」などが入った上野フロンティアタワーの13階。
 

 
エントランスは、グリーンがたくさんある爽やかな空間です。半透明のパーティションに書かれた企業理念がかっこいい!
 
そんなエントランスで迎えてくれたのは、代表の三谷さんと広報の山本さんです。
 

三谷卓也さん (みたにたくや)
代表取締役社長
1979年生まれ。東京大学教育学部卒業後、富士通株式会社、株式会社エス・エム・エスを経て、2012年1月に株式会社クレヴィスを設立。その後、2013年4月、第二創業として株式会社ウェルクスを設立し、代表取締役社長に就任。プライベートでは3児の父であり、休日には子どもたちと土手で虫採りをしている。自他ともに認めるイクメン。

 

山本知恵美さん (やまもとちえみ)
広報部
2014年8月にウェルクスに入社。入社以前は歯科医院で歯科助手として従事。院長の引退を機にキャリアチェンジ。ウェルクスに入社後、保育士向けキャリアアドバイザーとして活動。その後、栄養士向けキャリアアドバイザーを経て2016年4月に広報部の立ち上げに従事。休日は自転車フィットネスに通っている。

 
オフィスを見せていただく前に、おふたりにオフィスのコンセプトについて伺いました。
 

主体性は良いサービスを作る!

 
仕事を探している保育士と、働き手を探している保育園をマッチングする人材紹介サービスをメインに展開するウェルクス。ほかにも、栄養士業界や介護業界などにおいて人材紹介サービスを提供しています。
 
求職者の人生を明るくするような求人を紹介するために、同社が大切にしているのはメンバーの主体性なんだとか。
 

 

三谷さん

求職者の希望に沿った仕事を紹介するために、求職者一人ひとりのニーズを敏感にキャッチすることを大切にしています。的確にニーズをつかむには、メンバーが積極的に求職者から話を聞き出そうとしなくてはなりません。そのため、メンバーの主体性が重要なんです。

 

かしみん

主体性、ですか…?

 

山本さん

メンバーの主体性があれば、積極的にコミュニケーションを取って、ニーズをきちんとキャッチすることができるようになります。決められたことだけをこなすのは簡単ですが、保育士さんの本音を聞き出すために臨機応変に話を広げるには、自らが進んで行動することが大事なんです。

 

かしみん

進んで行動した先には何があるんですか?

 

山本さん

ニーズを正確にキャッチ出来れば、保育士さんとお仕事のより良いマッチングができる、つまりより良いサービスを提供することができるんです。

 

 

かしみん

そうなんですね、そんなウェルクスさんの新オフィスはどのようなコンセプトがあるんですか?

 

三谷さん

コミュニケーションが取りやすい空間をコンセプトにしています。

 

かしみん

なぜコミュニケーションに注目を…?

 

三谷さん

コミュニケーションを頻繁に取ることで、職場の人間関係が円滑になりますよね。そして良い人間関係が構築されていると、積極的に意見できる環境が作られて、メンバーが頭を使いながら動けるようになると思っています。

 

かしみん

なるほど…!メンバーの主体性を生み出すために、コミュニケーションを重視しているんですね。

 

三谷さん

あと、コミュニケーションが取りやすいと、気軽に相談できます。「どう動くべきなのか」「何をしたら課題が解決できるのか」など、自分の頭で考えて行動する人が増えるんです。

 

かしみん

主体性を養うポイントはコミュニケーションにあり、ですね。そのこだわりのオフィスを見せてください!

 

山本さん

ではご案内しますね〜!

 

「主体性」の創造は新しくなったオフィスにあり!

 
ウェルクスの新オフィスには、メンバーの主体性を生み出すために、コミュニケーションの工夫がたくさん施されています。そんなオフィスのポイントを山本さんに案内していただきました!
 

部署を超えて交流するワンフロアの執務スペース

 
まず連れてきていただいたのは、ワンフロアの執務スペース。
 

 

かしみん

この執務スペース、とても広いですね!みなさんこの場所でお仕事されているんですか?

 

山本さん

はい、本社勤務のメンバー全員がこのスペースにいます。

 

かしみん

ワンフロアにしたのには何か理由が…?

 

山本さん

実は、移転する前は営業の部署とマーケティングの部署が2階と5階に分かれていたんです。しかし、別フロアだとコミュニケーションがかなり取りにくくて…。
 
 

かしみん

ちょっとした相談もしにくいですね…。

 

山本さん

そうなんです。同じ会社なのに別フロアに行くときは、ノックして「失礼します」と言っていました。

 

かしみん

なんだか今の風景からは想像できない、別の会社みたいですね(笑)。

 

山本さん

だからこそ、新オフィスではコミュニケーションが取りやすくなるよう、執務スペースをワンフロアにしました。移転してからは、気軽に話しかけられるようになったので、部署を超えた交流も増えましたよ!

 

かしみん

早速、効果があったんですね!

 

▲ウェルクスカラーのライトグリーンを取り入れていて、フロア全体に統一感があります。
 

山本さん

ちなみに、執務スペースの一角にある社長室はガラス張りにしています。中が見えることによって、社長とメンバーの間に距離感が出ないようにしているんです。いつも姿が見えるので、社長とも交流しやすくなりました。

 

かしみん

中がはっきりと見えますね。

 

レンガ調が温かみを演出、コミュニケーションも温まるリフレッシュルーム

 
次に案内していただいたのは、レンガ調の壁が温かみを出しているリフレッシュルームです。
 

 

かしみん

執務スペースとはまた違ったイメージで、ホッと落ち着けるような空間ですね。

 

山本さん

リフレッシュルームは、研修やセミナーのない時間帯は休憩などに利用しています。そのため、しっかり休んでもらえるような雰囲気作りにこだわっているんです。

 

かしみん

みなさん、お昼休憩中ですね。ワイワイとしていて、楽しそう!

 

山本さん

アットホームな空間にすることで、会話が弾むようになり、コミュニケーションが取りやすくなりました。

 

かしみん

(ここにもコミュニケーションへのこだわりが…!)

 

主体性を創造している会議室

 
最後に案内していただいたのは、会議室。メンバー用の社内会議室は8つあり、来客用の応接室は3つあります。一つひとつの個室についているのは、植物の名前。
 

 

かしみん

会議室の名前ってどういう由来があるんですか?

 

山本さん

アルファベットのAから順につけていて、植物の名前に当てはめています。「Allium」「Bergamot」というように。

 

かしみん

植物の名前の下に書いてある言葉って?

 

山本さん

その植物の花言葉です。私のお気に入りは、信頼という花言葉を持つ「Freesia」のお部屋なんです…!

 

かしみん

山本さんのイメージにぴったりです!

 

山本さん

ありがとうございます!実は、移転する前は会議室が3つしかなかったんです。新オフィスで会議室を増やしたことによって、今までできなかったことができるようになったんです。

 

かしみん

今までできなかったこと…?

 

山本さん

社内制度である「1on1」が、本格的に運用できるようになりました。

 

かしみん

「1on1」ってなんですか?

 

山本さん

「1on1」は、月1回以上、上長と部下で面談を行うという社内制度です。メンバーが上長に向けて、現状やこれからの課題について話しています。

 

かしみん

個人面談のようなイメージですか?

 

山本さん

はい。この取り組みは、主体性を育てる大きなきっかけになりました。

 

ウェルクスが実施している社内制度の効果

 

 
移転前は会議室などの個室が少なすぎて、なかなかうまく運用できませんでした。しかし、新オフィスでは会議室を含めて個室が増えたので、「1on1」に本腰を入れられるように。
 

 

三谷さん

メンバーが話す内容に対して、「こうあるべきだ」という指示はしないようにしています。

 

かしみん

なぜ指示しないんですか?

 

三谷さん

指示した通りにしか動けなくなってしまうからです。それでは主体性が育ちません。

 

かしみん

やはり主体性を重視されているんですね。

 

三谷さん

はい。ゴールまでの進め方は、基本的にメンバーに任せています。かといって放置するのではなく、頻繁にコミュニケーションを取るようにしていますよ。

 

かしみん

ゴールまでの道を用意するのではなく、自分の足で歩けるような環境をそろえているんですね。

 

山本さん

「1on1」がうまく運用できているチームは、成果が1カ月で2倍くらい伸びています。

 

かしみん

2倍…!大きな成果ですね。

 

山本さん

メンバー一人ひとりから主体性が感じられて、目がキラキラとしているんです!

 

主体性を養って、みんなで作り上げていく会社に

 

 
ウェルクスには、ほかにもたくさんの社内制度があります。オリジナルの制度を数えると、全部で10個もあるんだとか。
 

かしみん

なぜここまで社内制度を積極的に取り入れられているんですか?

 

三谷さん

求職者と求人している企業のより良いマッチングをするべく、社員の主体性を向上させたいからです。

 

かしみん

「社員の主体性を育ててサービスの質を向上する」という目標はブレないんですね。

 

 

山本さん

三谷が考案した「チーム活性費」という制度も社員に好評です。会社が飲み会のお金をひとり3,000円まで月に一度負担して、コミュニケーションを取ってもらおうと。

 

かしみん

飲み会の席だと、普段とは違う一面も見られて心のキョリが縮まりそうですね。

 

山本さん

はい、それが目的です。結果的に仕事が円滑に進めやすくなればいいな、と思っています。

 

かしみん

先ほども、「コミュニケーションを活性化して、意見しやすい環境を整え、主体性を養っていく」っておっしゃってましたもんね!

 

三谷さん

将来的には、経営層だけでなく、社員みんなで作り上げていく会社にしたいんです。だからこそ、メンバーの主体性が必要になる。今後は、オフィス環境と社内制度のふたつの面で、さらに社員の主体性を上げられればと思っています。

 

取材先

株式会社ウェルクス

https://welks.co.jp/ 公式サイト

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