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働き方・キャリア

職場の人間関係にストレスを感じたら?|対処法、良い関係を築く方法

職場における人間関係の重要性

企業において最も大切なのは「人」。社員が生き生きと働けているかどうかで業績も変わってくるものなのです。では、社員が働きやすい職場とはなんなのでしょうか?

これについては大きく4つの視点があると言われています。
まず1つ目はオフィスの快適さや交通の便利さといった、「物理的環境要素」。2つ目は労働時間や休日・有給休暇・勤務場所などを柔軟に選択できるのかといった、「制度的環境要素」。3つ目は仕事そのものがスムーズに進められるかどうかという「仕事環境要素」。そして4つ目が「職場の人間関係による要素」。

どれを重要視するかは人それぞれかもしれませんが、一般的には4つ目から逆の順だと言われており、特に人間関係の占めるウエイトは高くなります。つまり、どんなに他の3つの要素が優れていても、人間関係に不満があれば働く気がなくなってしまうということなのです。

職場の人間関係がつらい時の対処法

職場の人間関係がつらいと感じた時の対処法は、適切な距離感を保って接すること。相手はすぐに変えられないかもしれませんが、自分の行動は変えることができます。どんなところに気をつけて対処すればいいのかについてみていきましょ

コミュニケーションの基礎は挨拶から

「相手が挨拶してこないから自分もしない」「嫌われているようだから声をかけないほうがいいだろう…」などと考えていては、いつまでたっても人間関係を改善することはできません。また、相手を変えるためにはまず自分が変わる必要があります。理想的な職場の人間関係は、全ての人と「悪くない関係」を築くことです。「悪くない関係」とは、近すぎず遠すぎない距離感があること。そんな関係になるためにも、コミュニケーションの基礎である挨拶はしっかりするべきです。

仕事だと割り切って接する

社会に出れば学生の時以上に色んな人と接することになります。その中で一人や二人、苦手な人がいるというのもまた仕方のないこと。必ずしも「職場の人間関係は全員と良好でなければならない」と思い詰める必要もないのです。人間関係が悪くても、業務に支障が出ないのであれば、あくまでも仕事だと割り切り、必要以上に関わらないようにすることも良いでしょう。「自分は嫌われているから無視された」などと考え込みすぎるのではなく、ある程度割り切って必要最低限のコミュニケーションが取れていれば、業務にも集中できるでしょう。

相手に対して過度の期待をしない

上司や先輩の物言いに対して「なんでこんな言い方をするんだ」と腹が立ったり落ち込んだりしたことはありませんか?相手の言動に対してストレスを感じる場合、知らず知らずのうちに相手に対して期待してしまっているのです。その期待が裏切られたように感じることから、ストレスを感じているのです。とはいえ、相手のことは簡単にコントロールできるものではありません。ストレスを溜めないためには、相手への過度な期待はやめることが建設的です。

身近な人に相談する

職場の人間関係に限らず、ストレスを感じた時は一人で抱え込まずに適度に吐き出すことが大切です。例えば家族や友達など、信頼できる第三者に相談し、気持ちを整理する時間を作りましょう。一人で抱え込んでいるとどうしても冷静な判断がつきにくくなってしまうものです。

この時の注意点は、同僚には相談しないこと。職場の人間関係に関する悩みはそのまま愚痴に発展しやすく、またどこで周囲に知られてしまうかもわからないもの。そうならないためには職場とは関係のない家族や友人に話す方が安心です。

苦手な人を無視しない

苦手だと思う人こそ自ら積極的に接するべきなのです。あなたが苦手だと思っていても相手はそうは思っていないこともよくあります。苦手意識は持っていても構わないので、少しずつ自分から声をかけるようにしていきましょう。接していく中で第一印象と違う部分を見つけたり、意外な一面もあるかもしれません。最初に抱いた印象を変えることは難しいですが、自分で少しでも働きやすい環境にしていくことはとても大切です。

どうしても改善できないときは転職も1つの手段

相談したり考え方を変えてみてももうどうにもならない、というような場合は思い切って転職するのも1つの方法です。無理をしすぎて心身を病み、働けなくなってしまってからは遅いでしょう。

しかしながら、転職することで全て解決できるとも限りません。転職先で必ず良い人間関係が築けるとも限らないからです。「辞めるしかない」とネガティブな転職目的よりも、「どうして辞めたいのか」を考え、人間関係以外の理由もあるのか、「前向きなビジョン」を持つことも意識すれば転職活動もスムーズに進められるはずです。

職場で良好な人間関係を築くための方法

良い職場環境を作るために良い人間関係は必要不可欠。では最後に、職場で良好な人間関係を築くにはどんなことに気をつけていけばいいのか、についてもみておきましょう。

挨拶をする

挨拶無くして良好な人間関係は築くことができません。日常的な挨拶は社会人としても基本です。例えば出社時の「おはようございます」、社内ですれ違った時の「お疲れ様です」などの挨拶をついないがしろにしてはいませんか?また、相手から声をかけられた時も同様です。

関係が悪くなってしまう誤解を招くケースとして、業務に集中しすぎていて気づかなかった、作業を止めずに返事をしたので無視されたと勘違いしてしまった、などはよく挙げられます。返事を返す時は相手の目を見て返すようにしましょう

積極的にコミュニケーションをとる

良好な人間関係構築のためにはコミュニケーションを取ることは必要不可欠です。業務を円滑に進めるためにはもちろんですが、相手がどんな人でどんな考え方をしている人なのかを知るためにも必要なことなのです。苦手だと思っている人とこそ、積極的にコミュニケーションを取る機会を設けてみてはどうでしょうか。会話が続かないのであれば、一言で答えられるような質問でもいいですし、業務に関する疑問点でもいいでしょう。話してみれば意外と気の合う人かもしれませんよ。

感謝の気持ちはすぐに伝える

日常の些細なことでも何かをしてもらった時は積極的に感謝の気持ちを言葉にして伝えるようにしましょう。感謝の言葉を伝えられて嫌な気持ちになる人はいません。はっきりと言葉にして伝えていけば、職場の人間関係はどんどんスムーズになっていくでしょう。

ミスした時には素直に謝る

では反対に自分が何かミスしてしまった時、迷惑をかけてしまった時には素直に謝るように心がけましょう。つい「時間がなかったから」「そもそも◯◯さんが…」などと言い訳を考えてしまうものですが、まずはグッと飲み込み、自分のミスを受け入れ謝罪することが大切です。

ミスを受け入れるということは反省するということにもつながりますから、自分にとっても次に活かせるプラスになるはずです。また、「私だけが悪いわけじゃない」と思っても、大人な付き合いをすることが職場の人間関係を円滑に進める付き合いの基本でもあると言えるでしょう。

公平な付き合いを心がける

職場は、働く人の数だけ意見があり、意見の対立や衝突が起きやすい場所でもあります。仕事をする上での意見の対立から、職場内に派閥争いがおきて、人間関係がギクシャクしてしまうというケースもよく聞く話でしょう。こういった時には、どちらの派閥からも距離をおく立場でいることをおすすめします。意見を求められた時には自らは意見の主張をせず、また相手の意見に同調や否定をしないように心掛けましょう。
職場の人間関係によるトラブルを回避するためには、常に公平な付き合いを心がけることが大切です。

まとめ

いかがでしたか?職場での良好な人間関係築くためには、挨拶をする・感謝の気持ちを伝えるなど、さまざま。どれも大切なことばかりで、自分自身の意識次第で変えられることですから、実践してみてくださいね。

どうしても状況が改善しない場合は、転職を視野に入れても良いのです。良好な人間関係を築き、心から楽しいと思って仕事に取り組める職場を目指しましょう。

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