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オフィスインタビュー
vol.270 jinjer株式会社

ラウンジをフル活用してコミュニケーションを活性化。jinjerのWeWork活用法

jinjer株式会社

クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer株式会社。本社オフィスがあるのは、西新宿にあるWeWork Dタワー西新宿です。どのようにオフィスを活用しているのか、広報室の赤繁さん、CHO室の山本さんにお話を伺いました。

赤繁 遥
インタビュー
赤繁 遥(あかしげ はるか)
jinjer株式会社 広報室 

2019年に新卒入社し、中小企業を対象としたジンジャーの営業に携わる。その後大手企業を対象とした営業に従事。2022年に広報へ異動し、採用広報を行い、現在はPR広報として、各メディアとのリレーション構築から、企画作りまで担当している。

山本 美樹
インタビュー
山本 美樹(やまもと みき)
jinjer株式会社 CHO室

2018年に新卒入社して以来継続して新卒採用を担当。現在はシニアマネージャーとして新卒採用の統括と全社横断のコミュニケーション施策の企画を担当している。

コミュニケーション重視の社員が多い社風

卯岡(IBASHOライター) :

まずは御社の事業内容についてご紹介ください。

赤繁さん :

弊社は2016年から人事管理や勤怠管理など、人事業務をまとめて管理できるサービス「ジンジャー」を提供している会社です。人事情報を1つのデータベースとして統合でき、HR関連の定型業務を効率化できる点が特徴で、最近ではタレントマネジメント領域のサービスも提供しています。

卯岡 :

お二人はどのようなお仕事をされているのでしょうか。

赤繁さん :

メディアとのやり取り、自社サービス「ジンジャー」のメディアへの売り込み/企画作り、プレスリリースの執筆などが主な仕事ですね。

山本さん :

私はCHO室に所属しています。一般的には人事部といわれる部署ですね。CHROともいわれますが、このRはリソースを意味しているため、人をリソースとするのはどうなんだろうという思いと、Hだけにするとヒューマンやヘルスケア、ハッピーなどいろいろな抽象的な意味を持たせられるという考えから、弊社ではCHO室としています。

メイン業務は新卒採用で、中途採用も行っています。あとは部署を横断したコミュニケーション施策の企画も担当しています。オフィスを使っていろいろなことをやっているんですよ。

卯岡 :

後ほど詳しくお聞かせください!働き方についてはいかがですか?お二人は普段から出社されていらっしゃるのでしょうか。

山本さん :

私は在宅勤務の中でも出社もある程度する「リモート勤務」、赤繁さんは出社メインの「通常勤務」ですね。

弊社の制度としては通常勤務と在宅勤務の二つに分かれており、在宅勤務の中でもその程度に合わせて3パターン用意しています。

卯岡 :

どの働き方をする方が多いですか?

山本さん :

開発やマーケティングの社員はリモートが多いですが、全体的には出社がメインですね。

卯岡 :

それは会社が出社を推奨しているからなのでしょうか。

赤繁さん :

特に推奨はしていないですね。他部署の人と連携して業務を進めることが多いため、出社したほうが仕事を進めやすいと感じている人が多いのかもしれません。

山本さん :

選択肢があることは、採用候補者にも好評だと感じますね。コロナ禍のときは学生さんから「リモートはできますか?」と聞かれることが多かったのですが、最近は「フルリモートは嫌だ」と言われることが多いんです。ただ、出社を必須とされるのは自由度が低く、長い目で見ると微妙。最初は出社して関係性を作ったり仕事を覚えたりして、慣れてきたら都合に合わせてリモートも選べる働き方をしたいという学生さんが多いと感じています。

卯岡 :

柔軟性が求められているということですね。出社を推奨する方針なしに出社する割合が高いのはなぜでしょう。

山本さん :

コミュニケーションが多い会社だからかもしれません。

赤繁さん :

1つのサービスをナンバーワンにしていくことを目標に掲げている会社なので、マーケ、営業、カスタマーサクセス、管理部、広報と、さまざまな部署が同じ方向を向いている会社なんですよね。オフィスで交流会を開いたり、部活動を行ったりもしているので、出社する機会が多いのもあるかもしれません。

卯岡 :

それが御社のカルチャーなんでしょうか。

山本さん :

カルチャーといえるかもしれませんが、弊社ではあえて「これがカルチャーです」と定義しないようにしているんですよ。

卯岡 :

なぜですか?

山本さん :

カルチャーは自然とできていくものだと考えているからですね。歴史の長い会社やトップダウン型の会社であれば定義するのもいいと思うのですが、弊社はスタートフェーズのスタートアップとして、ボトムアップでカルチャーを醸成していきたいと考えているんです。「バクソク」「ハイスタ」「カイゼン」「プロイズム」「ワンチーム」など行動指針は掲げていますが、カルチャーは言語化していません。行動指針に関しては、社員の口から出る機会が多いですよ。

赤繁さん :

例えば、依頼したタスクをスピーディに対応してくれた社員に対して、「バクソク対応ありがとうございます!」と言い合ったり(笑)。

卯岡 :

キャッチーな言葉が多いと感じました。カジュアルに口から出しやすい感じがありますね。ところで、御社はWeWorkにオフィスを構えられていますが、個人的に社員数が少なかったりハイブリッドやリモートがメインだったりする会社がWeWorkを選ぶイメージがあったので、少し意外に感じました。

こちらに移転する前は、いわゆる一般的なオフィスだったのですか?

山本さん :

はい。ワンフロアに全員がいました。理想はみんなが顔を合わせられるオフィスなのですが、移転後もどんどん社員数が増えているので、今はワンフロアには収まらず、2つのフロアを専有スペースとしています。

ギリギリまで大きな部屋に全員が集まって週に1回朝礼をしていたんですが、それももう限界になってしまいました。ただ、偶発的に顔を合わせやすい環境だなとは思いますね。ラウンジがあるので、休憩やランチ、コーヒー目的で来た人同士が顔を合わせて、そこから会話に発展することがあるんですよ。

赤繁さん :

WeWorkの共有スペースも当然使えますし、専有スペースにもラウンジがあるので、気分に応じて場所を変えられるのも働きやすくていいですよ。

卯岡 :

では、そんなオフィスを拝見したいと思います!

具体的な活用シーンもご紹介。jinjerのオフィス見学ツアー

共有スペースと専有スペース、それぞれ可能な範囲で見学させていただきました。

WeWorkの魅力の1つ。共有スペース

卯岡 :

今回お話を聞かせていただいたのは、共有スペースの会議室ですね。

山本さん :

はい。必要に応じて予約できるため、会議室が足りない問題に頭を悩ますことがないのが良いです。

卯岡 :

採用活動をしていて、何かオフィスに関して言われることはありますか?

山本さん :

私も地方出身者なので気持ちがわかるのですが、「東京っぽい!」と感激されることが多いです。オフィスからスカイツリーも見えますしね。

卯岡 :

新宿の街並みを見下ろせるのもテンションが上がりそうです。眺めが本当に良いですよね。

人数の増加に伴い、現在2フロアを契約中。フル活用中の専有スペース内ラウンジ

右側にあるのは共有スペースでもおなじみのカウンター
アルファベット表記のある部屋は専有スペース内の会議室
赤繁さん :

こちらが専有スペース内のラウンジです。

卯岡 :

共有スペースと同じくらい、ちゃんとしたラウンジを専有できるんですね。

山本さん :

この場所で内定式をしたり、懇親会やワークショップを開いたり、部活動の活動場所にしたりしています。

提供写真:ボードゲーム部
卯岡 :

フル活用されているんですね。

山本さん :

こちらに移転してきたことで、内定式のために外部会場を借りる必要がなくなりました。会場代が浮いた分を地方の内定者の宿泊費に使うことで、対面での内定式が可能になりました。せっかく来てもらうのだからと、2日間かけて内定式だけではなくワークショップも開いたんです。先輩社員が覗きに来るなど、和気あいあいとした雰囲気で進められました。

提供写真:内定式の様子
卯岡 :

広い場所を借りるのには相当な費用がかかりますもんね。

山本さん :

そうなんです。懇親会も場所代をかけずに開けるようになったので、その分の予算を社員が喜ぶことに使えるようになりました。寿司職人を呼んだこともあるんですよ。

提供写真:中途入社者のanniversary party
提供写真:こちらも中途入社者のanniversary partyの様子
提供写真:美味しいものを一緒に食べることで、交流が深まります
卯岡 :

特別感がすごいです。楽しそう!

提供写真:ワークショップ
赤繁さん :

弊社にはjinjer版プロボノとして「MOVE ON PROJECT」活動があり、定例報告会や交流会、勉強会もここで行われています。

卯岡 :

本当にいろいろなことに活用されているんですね。

オフィスはコミュニケーションが生まれる起点となる場

「HR SaaSでナンバーワンのサービスにすべく、全員がワンチームとなって奮闘している会社です。興味を抱いてくださった方がいれば、ぜひカジュアル面談をしたいです」と話してくれた赤繁さん。

「社員数が一定数を超えてきたら、今のままの働き方を維持することが難しくなり、変化が生じる可能性はあります。それでも、コミュニケーションを大切にしたいと思う社員が多い会社であることには変わりがないでしょうし、変えたくない部分でもあります。今日お話していて、それがjinjerのカルチャーになっていくのではないかと思いました。オフィスは今後もコミュニケーションのための大切な場であり続けるでしょう。今後もワンチーム、ワンプロダクトでお客様に価値を届けられるよう、みんなで成長していきたいですね」と山本さん。

オフィス活用中の楽しそうな雰囲気が伝わるお写真も多数ご提供いただきました。リモートも選べるけれど、出社したいと思う社員が多いのは、この楽しい雰囲気があるからこそなのだろうと感じられる取材でした。

取材先

jinjer株式会社

https://jinjer.co.jp/ 公式サイト

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