多国籍企業とは|そのメリットや問題点、日本における多国籍企業について

最近耳にする機会が増えた「多国籍企業」という言葉。今回は多国籍企業のメリットや問題点、日本における代表的な多国籍企業についてご紹介します。

 

2017年12月06日

そもそも多国籍企業とは?

多国籍企業とは、一般的に複数の国にわたって活動を行う企業のこと指します。2ヶ国以上の国で活動している企業であること、株式市場に上場していて売上をあげている企業であること、5ヶ国ないし6ヶ国以上に拠点を設けて活動している企業であることなどが基準となっています。

 

 

 

多国籍企業の4つのメリット

 

1.マーケットの拡大

多国籍企業は、国内だけでなく複数の国で事業展開を行うことによりマーケット規模が拡大します。リスクもありますが、マーケットの拡大はそれだけ大きな利益にもなります。

 

2.優秀な人材の採用

2つ目のメリットとして、優秀な人材を採用できる採用できるチャンスが広がることが挙げられます。もちろん拠点を置く国が増えれば増えるほどその確率はあがります。

 

3.原料調達

多国籍企業では、製品やサービスに必要な原料調達の確保がし易くなります。また、原料を調達する国に支店があればコスト削減にもつながります。

 

4.企業ブランディング

複数の国に拠点を置くことで、企業ブランディングを高めることになります。世界的に企業名を広められること、グローバルに展開していることで信頼にも繋がります。

 

 

Photo on Visualhunt

 

日本の代表的企業4選

 

 

■トヨタ自動車株式会社

日本が誇る自動車業界での多国籍企業として、トヨタ自動車株式会社が代表的です。トヨタ自動車は、28ヶ国/地域に53の海外の製造事業体があります。また、トヨタ車自体は海外の170ヶ国/地域以上で販売されています。そのうち日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国などに研究開発拠点を設けており、日本の多国籍企業の代表格と言える存在です。

 

■株式会社日立製作所

日本の大手電機メーカーである株式会社日立製作所も日本を代表する多国籍企業の1つです。製造・販売・開発拠点を国内外に設けていて、中国や韓国と言った東アジア、タイやマレーシア、シンガポールなどのASEAN諸国、成長著しいインド、オーストラリアやニュージーランド、イギリス、フランス、ドイツノルウェー、スイスなどのヨーロッパ、アメリカやカナダなどの北米アメリカ、南米のブラジルにも拠点を設けており、グローバル市場での活動に積極的です。

 

■AGC旭硝子

世界最大手のガラスメーカー旭硝子も多国籍企業です。日本以外にも数多くの製造・開発拠点を有しており、タイやベトナム、インドネシアを中心とした東南アジア諸国、台湾や中国、韓国などの東アジアなど世界各国に拠点を設けています。旭硝子は、国境を越えてグローバルな展開を強みとしています。

 

■武田薬品工業株式会社

日本最大の製薬会社である武田薬品工業株式会社も多国籍企業です。日本だけでなく、米国を中心にカナダ、シンガポールや中国、タイ、インドネシアやフィリピンなどのアジア圏、メキシコやブラジルなどの中南米に拠点を設けており、グローバルな展開をしています。

 

 

Photo via Visual hunt

 

多国籍企業の抱える問題点とは

 

発展途上国の産業の発展の妨げ

問題点の一つが、特に発展途上国と言われる地域では、産業の発展を阻害してしまうという点です。多国籍企業の進出により、新たな技術の提供や製造工場の建設、労働者の雇用機会、納税などを通じて現地にメリットをもたらします。しかし、同時に現地にある小規模な同業他社の発展を阻害し、市場から撤退させることもあります。

 

環境汚染問題

多国籍企業がもたらす問題点として、環境問題が挙げられます。海外拠点の生産地拡大のための森林伐採、大量の化学肥料、土壌、水質汚染、生態系の破壊など、その内容は多岐にわたります。

 

文化や慣習の違いによる衝突

他国に拠点を置くということは、その国の文化や慣習を受け入れるということです。しかし、異文化を理解するのは容易なことではありません。文化や慣習、宗教の違いによる考え方の違いから、仕事上での衝突も考えられます。

 

 

まとめ

交通機関の発達や市場の拡大などにより海外に拠点を置く企業が年々増えています。多国籍企業に勤めている人、今後海外拠点ができる予定がある人、それぞれがメリットデメリットをしっかり理解して自身のライフワークにも活かせることが出来れば幸いです。

 

 

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