- オフィスインタビュー
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「10年続く秘訣は社員がオフィスでイキイキ働くこと」
今回訪れたのは外苑前駅から徒歩1分の場所にあるPR TIMES。プレスリリースの配信サービスを手がける同社のオフィスはナチュラルテイストで働きやすさもバツグンという噂が。今年でサービス開始10年目を迎えるPR TIMESの成長の秘訣をIBASHO編集部の小俣が潜入調査してきます!
今回は移転プロジェクトを担当した杉山 博美さんと執行役員の三島 映拓さんにオフィスを案内してもらいました。
杉山さん
お待ちしておりました!よろしくお願いします。
杉山 博美 (すぎやま・ひろみ)
それでは早速、オフィスツアースタートです!
まずは受付から。受付にはiPadシステムが導入されています。
ーせっかくなので受付してみてもいいですか?
ipadの受付システムは機能性も高くてスタイリッシュ
杉山さん
来客対応をスムーズにするため、受付システムを自社で開発しました。私自身、営業をしているときに呼び出しボタンを押して、対応してくれているか不安に思う経験がありました。その経験からお客様に不安を感じさせないようにしよう、と思ったのがきっかけなんです。
受付のiPadから受付をすると、オフィス内にある別のiPadに繋がって音声で会話できるシステムになっています。
ー来客された方のための思いやりアイデアですね!
目次
コミュニケーションが生まれる場、オープンキッチン「TIMES GArDEN」
―オープンキッチン素敵です!温かみを感じるテイストですね!
杉山さん
ありがとうございます。オープンキッチンスペースには「TIMES GArDEN」と名前をつけています。ガーデン(庭)が土壌となり、何かを育む、育てるようなコミュニケーションが生まれるような場になるといいなと思い、その名前をつけました。
ーrを小さくしているのは何か理由がありますか?
杉山さん
この「r」は若葉の形のように見えるのがポイントなんです。芽を育てるという意味を意識して小文字で表記しています。
たしかに新芽の形になっていますね!
部署関係なく集まり、コーヒーを入れ合うことも
杉山さん
TIMES GArDENでは週に1回バリスタの方が来てくれて、社員が本格的なコーヒーを楽しむ場所になっています。バリスタさんが来る日は、自然とみんなが集まってきますよ。
仕事の話だけでなく、他愛もない話なんかでもよく盛り上がりますね。何より美味しいコーヒーを飲みながらだと普段よりもコミュニケーションが弾むんです。
―まさにコミュニケーションが生まれる場ですね!
南青山の街並みを見ながら仕事の合間にリフレッシュ
―窓の解放感がいいですね!このスペースはどうやって使われているんですか?
杉山さん
ここはフリースペースです。食事をとる人や、ここで仕事をする社員も多いですね。あとは、ケータリングをみんなで注文して食べたりする際には、テーブルを動かしてみんなが取りやすいように配置したりします。
三島さん
毎月新しく入ってきた人を歓迎するウェルカムランチもここで開催していますよ。
三島 映拓 (みしま・あきひろ)
株式会社PR TIMES取締役、経営企画本部長。
2005年にベクトルグループへ入社。2007年4月のPR TIMESサービス開始と同時に株式会社PR TIMESにジョインし、PR×テクノロジーを活動の場に。PRプランナーやサービス企画運営など諸々経験しつつ、事業開発、アライアンス、M&A、広報、採用、社内活性化などを担当。好きな食べ物はパンで、とくにあんぱんと牛乳の組み合わせがもっとも好き。
ラウンジスペースはインテリアにもこだわっていて、オーダーメイドの家具も
― ハンモックもあるんですね!実際に使われている方もいますか?
三島さん
たまに昼寝している人もいますし、ハンモックに座りながら仕事している人もいますね。外を見ながら仕事することでリフレッシュにもなって、良いアイデアが生まれたりする効果もあるかな〜と。私も気分を変えたいなと思う時はここにきて仕事をします。
ここは社員の中でもここは人気スペース
テレビがあればちょっとした団欒ができそう
生産性を重視した執務スペースの作り方
一人一人の机のスペースを広めにとっている執務スペース
三島さん
代表の方針もあって、執務スペースは空間に余裕を持たせるようにしています。もちろん、詰めたら人数ももう少し入ったりということはあるんですが、ゆとりをもって生産性を向上させるようなつくりを心がけています。
ー確かに一人ひとりのデスクや通路に余裕がありますね
三島さん
スペースだけじゃなくて、椅子も機能性を重視して選んでいます。あと、デスクの木目の色にもこだわっていて、オフィスを明るく見せる効果があるんですよ。
杉山さん
オフィス全体として、北欧テイストの「キンフォーク」雑誌をイメージして家具だったり、色なども選んでいます。ナチュラルな感じですね。
ーナチュラルテイストなオフィスがうらやましい…!
会議室にはそれぞれの想いを込めたネーミングを
続いては会議室を案内してもらいました。
ー会議室はどのように使われていますか?
杉山さん
それぞれの会議室を大人数・少人数といった様々な用途で使うことができます。会議室ごとに内装や家具のコーディネートも変えて雰囲気を演出しています。
-それぞれの会議室にコンセプトはあるんですか?
杉山さん
そうですね。会議室ごとに実がなる木の名前をつけていて、それぞれにコンセプトがこめられています。それぞれの木の特徴を活かして、良いものが生まれるようにという想いがあります。
-実がなる木の名前ですか!めずらしいですね。
杉山さん
名前は後付けだったんですが、今では全体に浸透しているので、良かったかなと思っていますよ。
「ICHO」魅力的なものが生まれるように
杉山さん
一番手前にある会議室が『ICHO』です。イチョウは紅葉の季節になると人を集め、魅了することから、「魅力的なものがつくれるように」という想いでつけました。
この会議室は収容人数12人の1番大きな会議室なので、由来の通りみんなで集まってミーティングしています。インテリアには、あたたかい雰囲気になるように、照明も温かみのある色を選びました。
「Cacao」難しい課題にも挑戦し、良いものがつくれるように
杉山さん
こちらの部屋は「Cacao」です。カカオの木は非常に実がなりにくいということから、「難しい議題にも挑戦し、良いものをつくる場」としてつけました。
固めでスタイリッシュなインテリアが特徴的な会議室です。
『Oak』自由に議論を交わす場
杉山さん
「Oak」は樫の木の花言葉が「自由」であることから 「 自由に議論を交わす場 」というコンセプトがあります。椅子にもこだわっていて、実は1つ1つ私が座って選びました。
―そうなんですか!せっかくなので、杉山さんちょっと座ってみてください
あえて傾くデザインになっている椅子。これで議論の活発化を狙っている
10周年たった今、今後さらに社員がイキイキ働ける会社を目指して
―オフィスツアー、ありがとうございました!今後会社としての目標や大切にしていきたいことはありますか?
杉山さん
オフィス環境としてはある程度整ってきたかなと思うんですが、今ある環境を活かしてもっとコミュニケーションを活性化させたり、仕事を楽しんで働く社員がもっともっと増えればいいなって思っています。そのための施策をもっとしていきたいなと思いますね。
三島さん
僕らは企業の情報をもっと多くの人に楽しんでもらえる情報として流通させたいと考えています。意外と企業のニュースって面白いものがあることを、僕らが掘り起こし、仲介して世の中に回すことが出来れば、自分たちの存在意義になるんじゃないかと思っています。
多くの人に自分たちが情報を提供し、世の中の役にたっている実感ややりがいに繋がることで、イキイキした会社になれているのではないかなと思っています。
―はたらく環境にこだわりを持っているから、良い仕事ができるんですね!PRTIMESさん、ありがとうございました!