これからのオフィスの在り方、『倉庫リノベーションオフィス』が人気の理由

今倉庫をリノベーションしてオフィスとして活用する企業が増えています。倉庫リノベーションは、空間の広さから自由度が高く、理想のオフィスが実現しやすいことから人気高まっています。ここでは、リノベーションオフィスの人気の理由についてまとめました。

2017年07月31日

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倉庫リノベーションとは

 

倉庫は元々何かを保管する目的でつくられています。倉庫リノベーションは、その使用目的を変えて、オフィスとして使えるようにする工事を意味します。

 

倉庫リノベーションで必要となる工事とは

 

必要になる工事としては、コンセント設置などの電気工事、空調システムのための空調工事、壁面に断熱や消音、吸音工事、必要に応じて盗聴や情報窃盗を抑止するための内壁工事、ミニキッチンやトイレなどの水回りに関する工事、倉庫内にスペースを設けるパーティションなどの工事を行います。

 

各種工事が終われば、デスクやチェアー、コピー機やFAX、大型ラックなど必要備品を設置すればオフィスとして完成です。

 

 

VisualHunt

 

オフィスリノベーションが誕生した背景

 

このような倉庫オフィスが登場する背景には、メガ倉庫(超大型倉庫)の建設があります。東京を中心に不動産ファンドなどが投資したメガ倉庫の建設が活発になっており、物流業者の多くが旧来の倉庫からメガ倉庫に移転する流れが起きています。

 

そのため、旧来の中小規模の倉庫に空きが出ており、リノベーションして使用する流れが起きていて、開放感や使い勝手の良さから、ますます人気を呼んでいます。

 

 

40.jpg

Attribution Engine. Licensed under CC BY.

 

今倉庫リノベーションオフィスが人気な理由

倉庫リノベーションのオフィスの人気のワケには大きく3つのポイントがあげられます。

 

自由度の高いオフィスが実現可能

倉庫オフィスは、リノベーションする際に自由度の高いオフィスを実現できることにあります。また、通常のオフィスビルにあるオフィスの比べて広いスペースがとれることでも、できる幅は広がります。

 

広々としたスペースがとれる

倉庫の最も特徴的なことが、荷物を運搬するフォークリフト複数台が同時に作業できるぐらいの広々としたスペースです。多くの物資を保管するために利用されていたため、オフィスにも使える十分な広さを備えています。天井までの高さも通常のオフィスよりも1m~2m高く余裕があり、全体を見渡すと十分すぎるくらいの開放感を感じられます。

 

倉庫独特のデザインや雰囲気がおしゃれ

この広さという魅力以外にも倉庫が持つ独特の雰囲気やデザインが人気です。通常のオフィスビルでは醸し出せない個性的かつシンプルなデザインです。むき出しの鉄骨、天井からぶら下がった照明、天井に張り巡らされた梁などからは、無骨さが感じられ、オフィスのシンプルなスタイルに通じるものがあります。

 

 

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都内にある倉庫リノベーションのオフィス活用事例として、「株式会社小輝日文」のオフィスについてご紹介します。

 

倉庫リノベーションオフィスを採用した小輝日文のオフィス

 

株式会社小輝日文

設立:1991年1月23日

従業員数:72名(2017年1月23日現在)

事業内容:撮影機材レンタル、機材コーディネート、技術サポート、技術スタッフ(カメラマン・ビデオエンジニア・D.I.T・撮影助手)

 

全ての機材をオフィスで保管が可能に

機材のレンタルを主な事業としている小輝日文には、多くの機材があります。以前のオフィスでは機材が保管できず、複数のオフィスや保管庫を確保しなければなりませんでしたが、倉庫リノベーションにより、すべての機材を保管できるようになりました。

 

機材保管庫の入り口には赤レンガと白レンガを施し、機材を半出入しやすいよう大きな木材の扉を設置、機在庫にはチェックスペース設け、レンタルに伴う手続きや確認を1フロアで完結できるようになり、チェックスペースで行う機材の試し撮りや調整も広々としたスペースで余裕を持って行えます。

 

倉庫の広さを有効的活用した通路

オフィススペースも意識的に広く使えるよう余裕を持って作られており、通路は軽自動車が余裕を持って走れるほどの広さがあるため、スタッフの移動も極めてスムーズです。

 

倉庫で使われていた打ちっぱなしを有効活用

元々倉庫であったためコンクリート打ちっぱなしの床ですが、1日に数十人が出入りすることや台車を使って機材を半出入することを考慮し、耐久性の高い打ちっぱなしのまま残すことで、コストダウンを実現しています。コミュニティースペースにフローリングを施し、壁にレンガを貼ることで落ち着きを感じられるスペースに仕上がっており、広々とした空間とシンプルで無骨なスタイル、頑丈なコンクリート打ちっぱなしを最大限活用されたオフィスです。

 

 

撮影機材のレンタル会社・小輝日文の事例をみると、広いスペースや高い天井を持つ倉庫の可能性が強く感じられます。今後も多くのメガ倉庫の建設が計画されているため、このような既存倉庫を活用したおしゃれなオフィスやラボ、カフェが登場することでしょう。

 

 

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tablexxnx via Visual Hunt / CC BY-SA

 

倉庫リノベーションオフィスの注意点

広いスペース、開放感を感じられる高い天井、無骨でシンプルなスタイルが魅力の倉庫リノベーションでは、注意すべきポイントがあります。

 

インフラが不十分である

まず第一に水道やガスなどのインフラがない物件が多いことです。元々資材や原料、物流の一時保管を目的にしているため、オフィスに必要な設備がほとんどなく、照明ぐらいのものです。そのためオフィスとして利用するためには、先に触れたように水道・下水道・ガス・電気・空調設備工事などが必要になります。

 

断熱材・窓がない

もう一つの課題が窓や断熱材です。物の保管として使用されていた為、窓がないものが多いです。また断熱材がないものも多くなっているので、コンクリートの打ちっぱなしの壁や床であったり、外壁自体が数ミリ程度のポリカ折板やサイデングでできていることもあるため、この場合だと内装や外壁工事が必要になります。

 

光熱費が多くかかる

窓がないと太陽光を照明に利用できないため、照明を使い続けなければなりません。そのため、光熱費の負担も考慮しなければなりません。また断熱構造でないと夏場は蒸し暑くなり、冬場は寒くなるため、業務効率がかなり落ちてしまうため、断熱対策や空調システムが欠かせません。

 

耐久性が弱い

次に耐震性の問題があります。1981年以前に作られた倉庫の場合は、耐震基準を満たしていない可能性が高く、耐震工事を施さなければならない事例が多くなっています。このように倉庫リノベーションでオフィスにするには、倉庫の特徴を知っておくことも大切です。

 

リノベーションを担当する業者の選択が重要である

さらに倉庫をリノベーションする際に欠かせないのが、リノベーション業者の選択です。倉庫リノベーションをしたことがない業者にまかせてしまうと、オフィスとして利用する段階になって使い勝手の悪さを感じるかもしれません。

 

 

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Olga Filonenko via Attribution Engine. Licensed under CC0.

 

倉庫リノベーションしたオフィスは、今内装に工夫を施すことでクリエイティブなオフィスの実現もできるため、クリエイターやエンジニア系企業からIT企業など人気があります。倉庫特有の広々としたスペースを活用すれば、世界にひとつだけのオフィスを実現できます。

会社に来るのが楽しい、そんなオフィスへのヒントは倉庫にあるかもしれません。

 

 

 

 

 

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