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おすすめオフィスレイアウト有料ソフト2選!ソフトの選び方や無料版との違いも解説
オフィスレイアウトの作成には専用のソフトを用いると便利です。無料で利用できるソフトでも十分に機能は充実していますが、有料ソフトは無料ソフトと比べてどの点が優れているのでしょうか?
この記事ではオフィスレイアウトソフトの中でも有料ソフトについて解説します。おすすめの有料ソフトだけでなく、無料版との違いや、無料ソフト・有料ソフトどちらを用いるべきか、目的に応じて詳しく解説。
オフィスのレイアウトソフト選びで迷われている方はぜひご一読ください。プロのデザイン業者にイメージを共有するためのフリーソフトに関してはこちらの記事にて解説しています。
目次
オフィスレイアウトソフトの有料版・無料版の違い
有料ソフト | フリーソフト | |
費用 | 50,000円~ | 0円 |
操作性 | 技術・経験を要する | 簡単に操作できる |
素材の種類 | 充実している | 基本的なもののみ |
3D機能 | 基本的に標準装備 | ついてないものが多い |
サポート | 電話・メールなど充実 | 基本的についていない |
オフィスレイアウトを作成するソフトにはフリーソフトと有料ソフトがあります。それぞれの違いについて重要なポイントを見ていきましょう。
費用
フリーソフトは当然費用はかからない一方、有料ソフトの相場は50,000円~です。
有料ソフトは決して安いサービスではありません。「購入してみて結局使わなかった」ということにならないよう、本当に有料で購入すべきか、購入するとしたらどのソフトを選ぶべきかを慎重に検討した上で購入されることをおすすめします。
一方で、オフィスのレイアウトが必要になるのは移転やリニューアルなど大きな費用を要する場面。目先の数万円を惜しんで思うようなオフィス構築ができず不満が残るようでは本末転倒です。
費用対効果を意識し、無駄な出費にならないよう慎重に検討することが大切な一方、本当に必要な投資であれば惜しまないことも重要です。
操作性
フリーソフトはシンプルで経験がなくとも誰でも使いこなせるものが多いです。機能が少なくてシンプルな分、操作に求められる知識や経験も少なく、容易に操作ができるでしょう。
一方で有料ソフトの場合、機能が多く細かい作りこみを行うには一定レベルの知識、経験を要します。
素材の種類
一般的にフリーソフトで使用できる素材の数は必要最低限レベルですが、有料ソフトの場合は素材の数も非常に充実しています。
フリーソフトでは完成図に近いようなレイアウトを作成するというよりは、大まかに近い素材を配置してイメージを具体化する程度の目的と割り切った方が良いかもしれません。有料ソフトであれば、多彩なパーツから実際に配置したい什器に似たものを選べるため、精度の高い完成予想図を作成できます。
3D機能
3D機能は3Dの立体的な構図でオフィスのレイアウトを作成できる機能のこと。
平面図よりもより具体的にイメージを膨らませやすいレイアウト図を作成できます。平面図では家具を置いた際の圧迫感などまでイメージすることが困難ですが、3Dで作成したレイアウト図であればそういった点も含めてイメージを具体化することが可能です。
フリーソフトで3D機能が使えるものは少ないですが、有料ソフトの場合、充実した3D機能が搭載されています。
サポート
有料ソフトの多くには、サポート機能がついています。ソフトの操作で困った際のヘルプやより精度の高いレイアウト図を作成するためのアドバイスを電話やメールを通じて受けることが可能です。
自社で本格的なレイアウト図を作成したい場合、サポートは強い味方。サポートの充実度もサービス選定の一つの基準となりうるでしょう。
フリーソフトの場合、サポートは基本的についていません。
フリーソフト・有料ソフトは結局どちらを選ぶべき?
フリーソフトと有料ソフトの違いを説明しましたが、結局どちらを使うべきなのかは目的によっても異なります。また、最初はフリーソフトを使ってみて、有料ソフトにアップグレードするシーンも考えられるでしょう。
どちらを選択するべきか、切り替えを検討すべきかといった考え方を解説します。
イメージ共有ならフリーソフトでOK!本格的に作りこむなら有料ソフト
社内やプロのデザイン業者へのイメージ共有ための簡易なレイアウト図の作成であればフリーソフトで十分です。
簡単なものであっても可視化されたレイアウト図があれば、デザイン業者視点で足りない部分、具体化したい部分がヒヤリングしやすくなります。そのため、オフィスデザイン案が比較的工数がかからず作成でき、イメージと全く異なるデザインが上がってくる可能性も大きく下げられるでしょう。
一方、自社で本格的にデザイン案を作りたい場合、細部までこだわりたい場合は有料ソフトを使用するのがおすすめです。
フリーソフトの機能で足りなければ有料版にアップグレード
フリーソフトの制限の中で思い描くレイアウトを作成できるかは実際にフリーソフトを試してみないと分からない部分もあると思います。
そのため、まずはフリーソフトで作成してみて、思うようにレイアウトができなければ有料版にアップグレードを検討してみてもよいでしょう。
フリーソフトを色々試し、気に入った有料ソフトを探すことも
有料ソフトを使って本格的にレイアウトを作成することを考えている場合でも、使用するソフトが決まっていない場合、まずは無料版をいくつか試してみるのも一つの手です。
手軽に使えて、気に入ったものが見つかるまで色々なソフトを試せるのが、無料のレイアウトソフトの魅力。無料版と有料版は基本的なUIや操作性は同様であり、有料版の方がより機能が拡張します。そのため、操作性が良いもの、イメージを形にしやすいものを無料版のソフトを複数試し、有料にアップグレードするソフトを探してみてもよいでしょう。
オフィスレイアウトにおすすめの有料ソフト2選
オフィスレイアウトにおすすめの有料ソフトを、2つ紹介します。
- 3DオフィスデザイナーLM
- 3DオフィスデザイナーPRO4
3DオフィスデザイナーLM
3DオフィスデザイナーLMでは本格的なオフィスレイアウトを簡単な操作で作成可能。設計会社などのプロでも使用されています。
大きな特徴は作成した平面図を活用して、3Dのレイアウト図面を作成できること。平面図はマウス操作で作成できるので、レイアウトソフトを使ったことのない方でも簡単に使えます。什器や家具などのパーツは1,500点以上用意されており、パーツを活用し、よりリアルな図面作成が可能です。
平面図から3Dのレイアウト図面を作成した後は、3Dグラフィックのオフィス全体を見下ろしたり、グラフィック内に立っているような視点で確認したりできます。
3DオフィスデザイナーPRO4
3DオフィスデザイナーPRO4は、平面図・3Dの図面ともに作成可能なレイアウトソフトです。先述の3DオフィスデザイナーLMと比べると、よりプロ仕様のソフトといえます。
プロの設計現場でも使われるCADと連携したり、鳥瞰図や上面図など様々な視点からレイアウトを確認したり、より多くの機能が使えます。
設計会社などが客先でのプレゼンに使うこともある3DオフィスデザイナーPRO4。プロと同じ機能を使い、本格的なオフィスレイアウトが可能です。
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まとめ
オフィスレイアウトの有料ソフトについて、無料ソフトとの違いや、無料ソフトとどちらを選択すべきかの考え方を解説しました。
オフィスレイアウトを考える際、フリーソフトでもある程度は充実した機能が使えるため、社内やプロのデザイナーとのイメージ共有目的であればフリーソフトでも十分です。
さらに踏み込んで本格的なレイアウト図、細部までこだわりぬいたレイアウト図を作成したい場合、機能の充実した有料ソフトを用いると、精度の高いレイアウト図をつくることができます。
ぜひ、本記事を参考に貴社の目的にあったレイアウトソフトを探してみてください。