- オフィスインタビュー
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わたしたちは、まだまだ成長できる。成長意欲を高めるため、働きやすさにこだわったGunosyの新オフィス!
「情報を世界中の人に最適に届ける」をミッションに掲げる、株式会社Gunosy。「グノシー」をはじめとした、情報キュレーションサービスを提供しています。
そんなGunosyは、2019年10月にオフィスを移転しました。以前IBASHO編集部が取材させていただいたときは、コミュニケーションを取りやすい工夫が散りばめられていましたが……果たして、今回のオフィスはどんな仕上がりになっているのでしょうか?
コーポレート本部の荒さんと青木さんに、オフィスのこだわりポイントについて伺ってきました。
(※社名は「Gunosy」、サービス名は「グノシー」と記載しています)
コーポレート本部 組織運営部 総務チーム マネージャー
金融会社の労務中心に総務や人事業務を経験後、2017年にGunosy入社。Gunosyでは人事労務を担当後、現在は総務マネージャーを担当している。
コーポレート本部 組織運営部 総務チーム
IT会社を経て、創業後まだ10名もいなかった時期にGunosyに入社し、管理部門を担当。現在も総務としてバックオフィスの仕事を担当している。
「グノシー」「ニュースパス」「LUCRA(ルクラ)」などの情報キュレーションサービスを提供する、Gunosy。新オフィスがあるのは、六本木一丁目駅から歩いて2分、溜池山王駅から歩いて5分ほどのところ。「アーク森ビル」のなかに入っています。
前オフィスのエントランスは木目調のあたたかみがある空間でしたが、新オフィスのエントランスは「白×ベージュ」でシンプルかつ上品な空間に。オフィスにはどのようなこだわりが詰まっているのでしょうか?
▲前オフィスのエントランス
かしみん
新しいオフィスは、シンプルで落ち着いた雰囲気になりましたね。オフィス全体のコンセプトはなんですか?
荒さん
オフィスのコンセプトは「まだまだ成長できる」です。前回取材してもらったときよりもサービス数が増え、サービスのダウンロード数も増え、社員も100名ほど増えて200名を超えました。
会社自体が大きくなってきた実感があるなかで、まだまだ高みを目指して成長したいーーそんな思いをオフィスに反映させたんです。
かしみん
「まだまだ成長できる」というコンセプト、どのようにオフィスに反映させたのでしょうか?
青木さん
成長意欲が高まるよう、働きやすいと感じてもらえる工夫を散りばめました。以前のオフィスにあった「スキップヒル」「ファーム」といったスペースを引き継ぎながら、新しい要素も追加したんです。
本日は、引き継いでさらにパワーアップしたスペースと、新たに取り入れたポイントについて紹介していきますね!
かしみん
ありがとうございます。よろしくお願いします!
目次
コンセプトは「まだまだ成長できる」。Gunosyの新オフィスツアー
「まだまだ成長できる」をコンセプトにした、Gunosyのオフィス。早速案内してもらいました。
根を張ってさらに高く成長できるように。樹木の名前がつけられた会議室
まずやってきたのは、会議室スペース。前オフィスでは「サービスが地に根っこをしっかりと張れるように」というテーマのもと、「LOTUS(れんこん)」などの根菜名がつけられていましたが……
かしみん
あたたかみがあって落ち着く雰囲気ですね。会議室の名前は、前オフィスと同じく根菜にちなんでつけられているんですか?
荒さん
今回は「樹木」にちなんだ名前をつけました。「ASH(タモ)」「BEECH(ブナ)」「CHERRY(サクラ)」といったように、覚えやすくするためアルファベット順になっています。
かしみん
どうして「樹木」にちなんだ名前をつけたのでしょうか?
荒さん
「サービスがしっかり根を張りながら、高く高く成長して育っていくように」という思いを込めています。
かしみん
前回は「根を張る」、今回は「さらに成長するように」とストーリーが続いているんですね!
もう一段階うえのステージへ。カフェのような空間の「スキップヒル」
続いて案内してもらったのは、「スキップヒル」と呼ばれるオープンスペース。前オフィスにもあった場所です。
段のうえにあり、ステージのようになっています。木目調の家具が多く置かれていて、カフェのようにほっこりとするスペースです。
青木さん
社員は、自席がありますが、気分転換にオフィス内の好きな場所で仕事をしてもいいんです。特に「スキップヒル」は人気の場所ですよ。
かしみん
リラックスしながら作業ができて、仕事が捗りそうです。
▲赤坂あたりを一望しながら仕事ができる、特等席も!
青木さん
「スキップヒル」は段をのぼった先にあるスペースなので、「うえに上がることで成長意欲もアップしてほしい」という願いを込めています。
前オフィスは一段だったのですが、今回二段高い場所に作ったことで、「もう一段階うえのステージ」を意味しているんです。
▲前オフィスの「スキップヒル」のようす
かしみん
そんな思いが込められているんですね。
ちょうどスキップヒルで仕事をしていた社員さんに、使い心地について聞いてみることに。話してくれたのは、女性向けアプリ「LUCRA」のエンジニア、平田さんです。
平田さん
作業が行き詰って、気分転換したいときに「スキップヒル」で仕事をしています。開放感があるので、肩のチカラを抜いて作業できるところがお気に入りですね。
かしみん
広々としていて、過ごしやすそうですもんね。
平田さん
さまざまな種類の机やイス、ソファがあるので、その日の気分に合わせて場所をチョイスできるのも楽しみのひとつです。わたしはよくクッションを抱えながら、リラックスして仕事をしています!
かしみん
働く場所を選択できるのは、うらやましいです。ありがとうございました!
▲「スキップヒル」の一角にある、土足厳禁の「ファーム」。集中してミーティングができるスペース
スタンディングデスクや集中ブースも! 執務スペース
続いては、執務スペースを案内してもらいました。
執務スペースは、「総務・経理・人事などのコーポレート部門」「マーケティング・営業・エンジニアなどの事業部門」の2つに分かれています。
荒さん
執務スペースのいたるところに、スタンディングデスクを設置しました。午後の眠くなる時間に立ちながら作業をしたり、チームでフランクなミーティングをしたり、さまざまな活用方法があります。
かしみん
自席や会議室だけにとらわれず、自由な働き方ができるんですね。
▲大きなモニターとホワイトボードが付けられたスタンディングデスクも
荒さん
あとは、集中して仕事をしたい社員のために、個室の「集中ブース」も作りました。
▲ドア横にかけられた「赤」「青」のフダで、使用状況を判断
かしみん
「今は誰にも話しかけられず集中したい!」ってとき、ありますもんね。
荒さん
「自分だけの空間にこもれるから、仕事が進む」と社員にも好評ですよ!
▲「集中ブース」だけではなく「電話専用ブース」もありました
かしみん
少し気になったのですが、どうして一部分のカーペットだけ緑なんですか?
青木さん
床が緑になっている部分を「スキップウェイ」と呼んでいまして……
かしみん
「スキップウェイ」?
青木さん
「スキップヒル」への「道(ウェイ)」、つまり「スキップヒルに続く道」を意味しています。スキップヒルへの動線となっている場所の床色を変えました。
スキップヒルが近づくにつれ、成長意欲を上げられる道になったらいいな、と思っています。
かしみん
導線も意識して設計されていたんですね!
“長時間”ではなく“長期間”働ける環境作り。Gunosyにとってオフィスとは
▲値段の一部を会社が負担していて、社員は商品を安価に購入できる「自動販売機」。「Gunosy」と描かれた幾何学模様が入っています
かしみん
オフィスを案内いただき、ありがとうございます! 働きやすくなる工夫がいろんな部分に散りばめられていると感じました。
荒さん
実際に、社員に「オフィスにあったら便利なもの」を聞きながら、取り入れるようにしてきました。エンジニアには湾曲したモニターを手配するなどして、働きやすい環境を整えています。
荒さん
オフィスを移転して新たに、動画配信の撮影スタジオ「STUDIO」も用意しました。以前は会議室で、機材を移動させて撮影していたんです。
新オフィスでは撮影用にカーテンも設置し、担当社員からは「機材をいちいち運ぶ必要がなくなり、仕事もしやすくなった」と好評ですね。また、それ以外の時間は、大人数での会議やセミナーなどにも使用されています。
オフィスでは、社員が主役です。これからも社員の生の声を聞きながら、常にオフィスをアップデートしていきたいですね。
青木さん
Gunosyは成長途中で、人数も絶えず増えています。人数が増えることは会社にとって大きなチカラになりますが、コミュニケーションが取りにくくなるなどの課題も出てくる。そこで、メンバーを繋いでいくには「オフィス」がポイントになると思うんです。
会社としては「“長時間”ではなく“長期間”働ける環境作り」を大切にしていて。健やかにのびのびと働ける環境を整えて、社員の生産性を高め、まだまだサービスと会社を成長させていけたらと思っています。
「まだまだ成長できる」をオフィスのコンセプトにし、成長意欲を高めるような工夫を凝らしているGunosy。気分に合わせて働く場所を選べるなど、働きやすい環境にこだわったオフィスでした。
メインサービスとなる「グノシー」は、3,000万ダウンロードを超え、多くの人に親しまれています。全サービスを合わせると、ダウンロード数は累計5,300万に。社員のことを思って設計されたこのオフィスから、さらに多くの人に必要とされるサービスが育つのだろうと感じる取材でした。