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オフィスインタビュー
vol.147 トレンダーズ株式会社

縦・横・斜めのコミュニケーションを活性化させる。トレンダーズのオフィス

「人のココロを動かす」を軸に、PR事業やインフルエンサーマーケティング事業などを展開しているトレンダーズ株式会社。
 
そんなトレンダーズのオフィスには、会社で大切にしている「クレド=行動指針」が散りばめられていました。人事の松本さん、オフィス環境プロジェクトでリーダーを務める澤口さんにオフィスのこだわりを伺ってきたのでご紹介していきます!

 

松本 慶大さん (まつもと・けいた)
2013年入社。PRプランナー、メディアディレクターを経て人事部へ。
現在は人事マネージャーとして採用・研修のほか評価設計など組織作りにも携わる。
澤口 舞さん (さわぐち・まい)
ブライダル業界などを経て2016年に中途入社、営業部門に従事。
オフィス環境を整備する社内プロジェクト「オフィス運用チーム」でリーダーを務める。

 

「人のココロを動かす」事業を展開するトレンダーズ

 

 

ameri

トレンダーズが展開している事業を教えてください!
 

松本さん

弊社は「人のココロを動かすこと」を軸に事業を展開しているマーケティング会社です。
 

ameri

具体的にはどのような事業でしょうか?
 

松本さん

主に、PR事業やインフルエンサーマーケティング事業、デジタルアド広告事業などを展開しています。また、子会社では美容メディアやギフトECサイトを運営していますね。
 
「人のココロを動かす」という軸に沿っていればどのような事業にもトライしていくべきだと考えているので、展開する事業に制限はしていません。

 

ameri

「人のココロを動かす」が事業の軸になっているんですね。
 

松本さん

はい。それが我々が大切にしている「MOVE is LOVE」というコーポレートアイデンティティの考え方です。
 
「MOVE is LOVE」は、メンバーに持ってほしい理想の考え方です。他のメンバーにもお客様にも世の中にも、愛情を持って向き合うことを表しています。

 

ameri

トレンダーズには行動指針となるクレドもあるんですよね?
 

松本さん

そうですね。「人のココロを動かす」「MOVE is LOVE」を実現するための行動指針として7つのクレドがあります。
 

 

松本さん

オフィス移転のタイミングでロゴとクレドを新たに策定したんですよ。「今週のクレド」と称して週替わりで1つのクレドピックアップし、特に意識しながら仕事と向き合うようにしています。
 

ameri

日常的に意識する機会があると、自然と体に染み付きそうです!
 

 

ameri

トレンダーズが20周年を迎える2020年に向けて、2020(ニーゼロニーゼロ)プロジェクトが立ち上がっていると伺いました。具体的にはどのようなことを行なっているのでしょうか?
 

澤口さん

社員が中心となってプロジェクトを立ち上げ、社内を活性化させようというプロジェクトです。
 
私がリーダーを務めるオフィス環境の運用ルール作成や維持を行う「OFFICE is LOVEプロジェクト」や、社内コミュニケーションを活性化させる「アミーゴプロジェクト」、社外との交流を通して外へ情報を取りに行く活動を盛り上げる「インフィニティプロジェクト」などが立ち上がっています。

 

大切にしている「クレド=行動指針」を反映したオフィス

 

 

ameri

オフィスのテーマはありますか?
 

澤口さん

大切にしている「クレド=行動指針」を反映しています。
 
中でも特にオフィス設計の際に大切にしたクレドは「communicatiON!(コミュニケーション)」です。上長、他部署メンバー、他部署の役員など横も縦も斜めもコミュニケーションが取れるような工夫をオフィスに取り入れました。

 

ameri

なぜ「communicatiON!(コミュニケーション)」をオフィスのテーマに設定されたのでしょうか?
 

澤口さん

現在弊社は、より幅広い事業に力を入れるため、社員の増員を目指しています。ただ、人が増えると、部署を超えたコミュニケーションを取ることが難しくなるデメリットもありまして。
 

ameri

そうですね。
 

澤口さん

加えて、近年は働き方改革によってさまざまな働き方が選べるようにもなってきています。
 
そんな弊社の環境や時代の変化に対応し、人が増えてもどんな働き方をしていても会話を大切にできるオフィスを作りたいと考えました。

 

ameri

「会話を大切にできるようにしたい」という想いはどのような部分に反映したのでしょうか?
 

澤口さん

ワンフロア、かつチームアドレス制にすることにこだわりました。
 
以前のオフィスはフロアが分かれていたので内線を使うことが多く、会って話さないから相手の温度感がわからないということもありました。

 

ameri

確かに内線の声だけだと、怒っていないのに怒っているように聞こえてしまうこともありますもんね。
 

澤口さん

そうなんです。そのため、ワンフロアのオフィスに移転し、直接的なコミュニケーションが生まれるようにしました。
 
また、チームアドレス制(チームごとのフリーアドレス)にすることで内線がなくなり、相手を見渡して探すようになったので目線が上がり、視線が交わるようになったため、全体的にコミュニケーションが増えましたね。

 

ameri

目線があがると社内全体が明るくなりそうです!それではオフィスのご紹介をお願いします!
 

さまざまな部署が交わる「ABWスペース」

 
エントランスを抜けるとすぐ、カウンターの周りにハイチェアが並ぶスペースが目に入りました。
 

 

ameri

こちらはどのようなエリアですか?
 

澤口さん

ABWスペースです。
 

ameri

ABWスペースとは……?
 

澤口さん

まず、ABWとはアクティビティ・ベースド・ワーキングの略で、仕事内容に合わせて場所や時間を選んで働くワークスタイルのこと。つまり、ABWスペースとは、仕事に合わせて自由に使えるスペースのことです。
 

 

澤口さん

オフィスの中心付近にあるので、部署を超えた交流が生まれる場所になっています。クリエイティブチームによる業務の相談会なども行われていて、営業チームのメンバーが気軽に立ち寄って提案のアドバイスをもらったり、アイディアを出し合う、なんて場面も見られます。
 
また、前は軽いミーティングでも会議室を都度予約していたのですが、ABWスペースができてからは、サクッとできるミーティングはこのスペースでするようになりました。

 

▲ABWスペース内には簡単なミーティングができるソファ席も。
 

ameri

まさにコミュニケーションが生まれる場ですね。
 

「チームファーストパワー」を実現した集中スペース

 
オフィスの端に、個室が並んだスペースを発見。
 

 

ameri

こちらはどのようなエリアですか?
 

 

澤口さん

周りを気にせず仕事に打ち込みたいときに、集中して作業ができるよう作った、集中スペースです。クレドの「チームファーストパワー」を反映させています。
 
「チームファーストパワー」とは、周りを大切に思い合うことでチームとしてのパワーを最大限に発揮するという意味です。集中したいときにできる環境を作ることで、チームとして最大のパフォーマンスを出せることを目指しています。

 

クレドを意識できる「会議室」

 

 

ameri

こちらは会議室ですね。会議室にはどのような工夫があるのでしょうか?
 

澤口さん

壁に注目してみてください!
 

ameri

「Change for evolution」……進化のための変化。
 

澤口さん

進化のための変化、つまりクレドのひとつである「超変化、超進化」を表現しています。会議室一つひとつに、クレドが設置してあるんですよ。
 

ameri

常に大切にするべき考え方を意識できますね。
 

▲こちらの会議室には「遠慮と年齢はゴミ箱へ」のクレドが壁に。
 

▲ここには「チームファーストパワー」のクレドが!
 

コミュニケーションを活性化させる制度・文化

 

ameri

コミュニケーションを大切にされていることがオフィスへの工夫から伝わってきました。制度や文化に対してのこだわりはありますか?
 

松本さん

はい!いくつかあるのでご紹介しますね。
 

「トレキャン=トレンダーズキャンプ」を開催

 

 

松本さん

まずは「トレンダーズキャンプ」、通称「トレキャン」です。全員参加の社員旅行でチームビルディングを目的としています。
 
運営チームを作り、動画やアクティビティ・パフォーマンス対決といった企画などをかなり作り込んで開催しているんです。人事が中心となりコミュニケーションを活性化できるような行程を組んでいます。

 

ameri

準備にはどれくらい時間をかけているのでしょうか?
 

松本さん

3カ月くらいですね。
 

ameri

かなり時間をかけていますね!
 

松本さん

そうなんですよ。「楽しめる企画を考えなきゃ」というプレッシャーからか、毎年トレキャンが近づくとソワソワします(笑)。
 

ameri

社員のみなさんの期待値が高いんですね!
 

お食事会がご褒美!月間MVP

 

 

松本さん

他の企業さんのMVP制度を見ると、半期に1回や1年に1回のペースが多いように思います。弊社では半期、1年の他に月1回のペースでMVP表彰があるんですよ。
 

ameri

かなり頻繁に表彰があるんですね。
 

松本さん

そうですね。表彰だけではなく、月間MVPを獲得した人はお食事会に連れて行ってもらえるんです。そのお食事会には、社長・副社長・人事・受賞者というメンバーで行くんですよ。
 

ameri

社長や副社長と一緒に食事ですか!「月間MVP」のために気合いが入りそうです。
 

松本さん

弊社は、縦・横・斜め関わらずかなり距離が近いのも特徴かなと思います。
 

ameri

お食事会で社長や副社長と話すことで、それ以降の話しやすさがアップしそうです。
 

松本さん

そうですね。コミュニケーション活性化につながっていると思います。
 

季節のイベントがたくさん!露店を出しての夏祭りも。

 

 

澤口さん

他にもイベントを多く開催しています。夏には「アミーゴプロジェクト」のメンバーが中心となって、広いセミナールームで露店を出し、夏祭りを行ないました。その日は内定者も参加してくれて、とても盛り上がりましたね。
 

 

ameri

楽しそう!
 

澤口さん

春には花見をしたり夏にはバーベキューをしたり、コミュニケーションのきっかけになるイベントを多く開催しています。
 

 
今後のオフィス作りについて伺うと、澤口さんは「その時代に合った働き方ができ、トレンダーズらしい垣根を超えたコミュニケーションが取れるような環境を作っていきたい」と話してくれました。
 
また、松本さん曰く「同じような志を持つ人が会社を飛び越えて集まれる、コワーキングスペースも作れたらいいなと個人的に思っています」とのこと。今後は、社内の縦・横・斜めだけではなく、社内の枠を飛び越えたコミュニケーションをトレンダーズが盛り上げていくのではないかと感じました。
 

取材先

トレンダーズ株式会社

https://www.trenders.co.jp/ 公式サイト

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