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オフィスインタビュー
vol.140 ナレッジスイート株式会社

クライアントに信頼できると感じてもらうために。「安心感」を大切にしたナレッジスイートのオフィス

中小企業向けクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite(ナレッジスイート」事業を展開している、ナレッジスイート株式会社。
 
そんなナレッジスイートのオフィスは、クライアントである中小企業の方々からの安心感を得られるよう、重厚感ある色使いや小物使いを大切にしているのだそうです。
 
代表の稲葉さん、人事部長の山崎さん、秘書・広報・採用を兼任する高橋さんにこだわりをお伺いしてきました!

 

稲葉 雄一さん (いなば・ゆういち)
電通グループに入社し、プランナーとして社内でNo.1を2年連続で獲得する実力を持つ。
その後、2006年10月に法人向けクラウドサービス開発及び販売を目的として『ブランドダイアログ株式会社』を設立。2014年3月に『ナレッジスイート株式会社』に社名変更し今年で14年目を迎えます。

 

山崎 裕介さん (やまざき・ゆうすけ)
不動産、人材業界での営業を経て2009年10月にナレッジスイート入社。
当社では営業職に10年従事し、現在は人事部長として会社の中枢を支える役目を担っている。

 

高橋 友梨さん (たかはし・ゆり)
ホテル、ブライダルのサービス業界からIT業界へ。2018年2月にナレッジスイート入社。役員秘書、IR広報、人事採用を兼任して担当。

 

中小企業向けのクラウド型ビジネスアプリケーションサービスを提供

 

 

ameri

早速、ナレッジスイートが展開している事業について教えてください。
 

稲葉さん

我々は中小企業をターゲットに、「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」というクラウドサービスをメインに提供しています。
 
これは情報・コミュニケーションの可視化、営業・顧客対応の業務プロセスの改善を図ることができる、クラウド型統合ビジネスアプリケーションです。
 

ameri

どうして中小企業がターゲットなのでしょうか?
 

稲葉さん

大企業に比べて採用が困難で、人手不足になりやすいからです。現在、中小企業では、人手不足を解消するために働き方改革が推進されており、テクノロジーで人手不足を補う流れが活発化してきています。いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進になります。
 
そこで、弊社の「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」を使って、中小企業が営業活動における効率化を進め、売り上げアップに直結するようにサポートしています。
 

ameri

サービスを提供することでどのような社会にしたいと考えていますか?
 

稲葉さん

我々がよく言っているのは「中小企業の売り上げを100%アップする」ということです。
 

ameri

100%ですか?!
 

稲葉さん

ルールに基づいて事業を展開すれば、売り上げを100%アップさせるのは簡単ですよ。ただ、ルールを見つけるまでが大変です。
 

ameri

なるほど。
 

稲葉さん

売り上げを伸ばそうとしたとき、営業マンの能力を上げようとする企業は多い。しかし、営業が成功する要因は「喋る内容」だけではなく、見栄えや喋り方などの印象は人それぞれの捉え方になるのでどうしても改善できない部分が生まれてしまいます。
 
我々は営業マンの能力ではなく、効率を重視すべきだと考えていまして。テクノロジーを活用して商談の時間を短縮したり回数を減らしたりすることが、売り上げにつながるのです。
 

ameri

効率化することで、商談そのものに費やす時間を減らしているんですね。
 

稲葉さん

そうです。商談回数が減ると空き時間が増えるので、引き受けられる案件が増えますよね。チャンスの場を増やすことで、受注率が上がらなくても受注件数は増やせるんです。弊社は、その中小企業が効率化を追求するための仕組みを作っています。
 

 

ameri

なるほど。ちなみにサービスを提供するうえで、軸になっている考え方はありますか?
 

稲葉さん

「脳力をフル活用できる世界へ。」という考え方がベースになっています。
 
テクノロジーで解決できることに体力や労力をかけるのはもったいないことですよね。作業はテクノロジーに任せ、人間にしかできないことに力を入れるべきです。
 
例えば、月末までに売り上げを100万円伸ばすとなったとき。弊社の提供するサービスを使えば、ボタン1つで見込み顧客の今現在におけるステータスデータを抽出、絞り込み、閲覧ができます。そのため、リストを見ながら電話をやみくもに100本かける必要がなくなるんです。
 
弊社のサービスを使ってもらうことで、無駄な動きをなくし、ホワイトカラーの仕事に特化することが可能となります。
 

顧客である中小企業に「信頼してもらう」ための安心感あるオフィス

 

 

ameri

オフィス作りで意識したことは何ですか?
 

稲葉さん

お客様がきたときに安心してもらえるような雰囲気づくりですね。
 
お客様に弊社のオフィスまで足を運んでいただいて、商談やデモを行なうことも多くあります。
 
そこで、オフィスを見て安心してもらい、心を開いてもらった状態で話を進めていけた方がいいと思いました。「この会社なら安心できる」と。そのきっかけを作れるような、IT業界にありがちなチャラチャラした空間ではなく、安心感が感じられる空間にしたかったんです。
 

ameri

いらっしゃるお客様に安心してもらえるように、このような色合いになったんですね。
 

稲葉さん

シックで高級感溢れるよう素材にもこだわり、格式高い雰囲気を作りました。
 

ameri

それではエリアごとにご紹介お願いします!
 

お客様に安心してもらえるシックなエントランス

 
まず案内してもらったのは、重厚感のあるエントランス。
 

 

稲葉さん

「安心感」というテーマをもとに、落ち着いたカラーを取り入れました。
 

ameri

確かに安心感がありますね。中央に置かれた黒電話には意味があるのでしょうか?
 

稲葉さん

はい。創業から黒電話を使用しています。
 
弊社が取り扱っているクラウドサービスは、人と人とのコミュニケーションを活性化するものです。遠隔なリアルタイムコミュニケーションを最初に作ったのは「電話」ですよね。
 
そんなコミュニケーションの発祥である電話を象徴として、エントランスに置いているんですよ。
 

 

ameri

黒電話にはそのような想いが込められていたんですね。
 

落ち着いた雰囲気の会議室エリア

 
エントランスを入って右側に進むと、会議室が並んだエリアがありました。
 

 

ameri

会議室スペースも、エントランスと同じように落ち着いた色合いを使っていてシックな雰囲気ですね。
 

高橋さん

デスクや椅子、壁紙の色まで稲葉が1つずつこだわり、落ち着いた雰囲気になるように作りました。
 

▲ずっしりした椅子が並ぶ応接室
 

高橋さん

お客様が多くいらっしゃるからこそ、高級感のある素材や色味の家具を選ぶなどさらに力を入れて、信頼してもらえるような空間を作ることを意識しましたね。
 

 

休憩にもセミナーにも使えるフリースペース

 
エントランスから左手に進むと、広いフリースペースを発見。
 

 

ameri

こちらも落ち着いた雰囲気ですね。どんな目的で使っているのでしょう?
 

山崎さん

自由に使っています。普段は昼食を食べている社員が多いです。他には、セミナーやパーティにも使っています。立食にすると70〜80名ほど入るので、グループ会社ごとに集まる機会に利用していますね。
 
あとは、新卒の会社説明会にも使っていて、本当にさまざまな用途があります。
 

高橋さん

この壁は全面ホワイトボードとして利用できるほか、スクリーンをおろせる仕様になっているので、休憩時間には映像を映して観るなど社員のリフレッシュスペースとしても活用されています。
 

 

「よく仕事し、よく遊ぶ」を大切にした制度

 

 

ameri

ナレッジスイートならではの制度はありますか?
 

高橋さん

休みが多いことですかね。夏休みは7・8・9月の間で月〜金曜日の丸5日、前後の土日と合わせて9日間とることがルールになっています。
 

ameri

長期休みを強制的に、時期をズラして取れるようになっているんですね。
 

稲葉さん

創業時から「よく仕事して、よく遊ぶ」ことを大切にしていて、休みをしっかりとることを重視しているんですよ。どうしても分けたいという人もいますが、ほとんどの社員が「よく遊べる」ように9日間連続で取得しています。
 
女性や新卒から優先して取得し、上司が仕事を調整しながらとるのが弊社のルールです。
 

高橋さん

若手もとりやすくて助かっています。
 

ameri

それだけ長く休めると、旅行に行かれる人も多そう!
 

高橋さん

そうなんです。休みを使って海外へ行っている社員は多いですね。
 
学生から「社会人になると遊べなくなりますよね?」と言われますが、「そんなことないよ、遊べるよ!」といつも思っています(笑)。
 

山崎さん

弊社は有給の取得率も高いですし、誕生月休暇も活用されています。よく休んだ分、自分で仕事量をコントロールして集中して仕事をしている人が多いですね。
 

 

稲葉さん

自分で仕事をコントロールしなければいけない環境だからこそ、パーソナルマネジメントができない人は弊社で働くのはむずかしいと思います。サボろうと思えばサボれますからね(笑)。でもそういう人は結果的にアウトプットができなくて居心地悪くなってしまうんですよ。
 

マグロの解体ショーに駅伝など、イベントがたっぷり!

 

 

高橋さん

入社式後の懇親会でマグロの解体ショーを開催しているのも、弊社ならではですね。翌日から新入社員の外部研修が始まるので、全社員で「頑張ってきてね!」の応援を込めて開催します。
 

ameri

マグロの解体ショーですか?!インパクト満点ですね。
 

高橋さん

年末に新卒が企画運営するナレッジスイートグループ全社員が集まる忘年会をしたり、IT企業が集う駅伝大会に出場したり、コミュニケーションが活性化するイベントを多く開催しています。
 
「仕事をするときは集中して結果を出し、遊ぶときはみんなで盛り上がる」と上手に切り替えられる社員が多いですね。
 

▲新卒が企画運営を担当する忘年会
 
クラウド型統合ビジネスアプリケーションを提供しているナレッジスイートのオフィスは、お客様である中小企業に信頼してもらえる雰囲気作りに注力した空間でした。
 
また「よく仕事し、よく遊ぶ」を実現できるような制度が整っており、多くの企業から信頼される仕事ぶりは、リフレッシュしながら働ける環境が整っているからこそ生まれるのだと感じました。
 

取材先

ナレッジスイート株式会社

https://ksj.co.jp/ 公式サイト

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