- オフィスインタビュー
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社員同士・社内外の交流を活発にする、エーピーコミュニケーションズのオフィス
「エンジニアとお客様を笑顔にする」をビジョンに掲げ、ITインフラ事業を中心に展開している株式会社エーピーコミュニケーションズ。
社員のほとんどがお客様先に常駐して仕事をしているので、帰ってきたくなるオフィスになるよう作り込んだそうです。
今回はそんなオフィスへのこだわりを探るべく、エーピーコミュニケーションズのオフィスに伺ってきました!早速ご紹介します。
2002年に入社し、インフラエンジニアとして活躍しながらマネジメントを経験。
その後、人事部門への異動を経てITインフラ部門へ戻り、事業部責任者を務める。18年に取締役副社長に就任。
大学卒業後、物流企業に入社し営業を5年間担当。その後、ITサポート企業でのテクニカルサポートを経験し、2017年に当社へ入社。大手ISP様のバックボーン運用保守業務を経て現在は設計構築業務を担当。
目次
「エンジニアとお客様を笑顔にする」ことを大切に、ITインフラ事業を展開
ameri
エーピーコミュニケーションズが展開している事業について教えてください!
永江さん
ITインフラ事業を中心に展開しています。弊社はIT基盤に強い企業で、今年で25期目を迎えました。
ameri
25期を迎えられたということは、創業当初はまだインターネットがこれほど身近ではなかった頃ですよね……?
永江さん
そうですね。当初はクラウドなんてものはなく、ネットワークができはじめたくらいでした。最初はNTT様の運用保守事業がメインで、時代の流れに沿ってネットワークやサーバー構築の仕事が増えてきた感じですね。
ameri
時代に沿って変化してきたんですね。
エーピーコミュニケーションズの強みはありますか?
永江さん
培ってきたネットワークエンジニアの多さは強みですね。380名ほどの社員のうち半分くらいがネットワークエンジニアでして、それだけの数がいることは特徴であり強みだと考えています。
ameri
多いですね!ちなみに、どのような想いを大切に働かれているのでしょう?
永江さん
「エンジニアとお客様を笑顔にする」というビジョン、「エンジニアを熱狂させる企業になる」というミッションは大切にしています。
ameri
なるほど。
永江さん
先ほど申した通り、弊社には多くのエンジニアがいます。その社員がよりいい環境の中で働けることが、質のいいITサービス、そしていい企業を作ることにつながると考えています。
成長する機会があり、いいキャリアを築ければ、ITの力を存分にいい方向へと使えると思っているんです。
社内外の交流が発展する「いい環境」を実現したオフィス
ameri
先ほど「エンジニアとお客様を幸せにする」ことを大切にしているとおっしゃっていましたが、その想いはオフィスにも反映されていますか?
永江さん
そうですね。働きやすく、社内外の交流が発展する「いい環境」にすることを意識しました。
ameri
詳しくご紹介お願いします!
社内外や社員同士をつなぐ「フリースペース」
エントランスを入るとすぐに、広々とした明るい空間が広がっていました。
ameri
こちらはどのような空間でしょうか?
永江さん
カウンターを中心としたフリースペースです。セミナーやイベントの開催など、さまざまな用途で利用しています。
ameri
とても広々としていますよね。フリースペースの空間を大きくとったのには意味があるのですか?
永江さん
はい。弊社のエンジニアは200名以上がお客様先で仕事をしており、夕方に戻ってくることもあるんです。戻ってきたときに「勉強や仕事に使おうかな?」と思える環境を作ることを大切にしました。
また、社員がひとりでも座りやすいように、仕事もできるバーカウンターを作りました。
ameri
どうしてバーカウンターにしたのでしょう?
永江さん
丸いテーブルに並べられている椅子は、一度座るとなかなか離れづらくないですか?「相席した相手に話しかけた方がいいかな」とか「そんなに早く離れたら失礼かな」とか考えてしまって。
ameri
確かに!なんだか気を遣ってしまいますね。
永江さん
その点、バーカウンターの椅子だと中腰に近いので、近づきやすく離れやすいんです。ひとりで作業もできるし、誰かに話しかけるハードルも低くなります。立ち話に近い感覚を得られるからだと思います。
ameri
長居しなくてもいい雰囲気がありますね。
永江さん
ですよね。心理的障壁が少なくなるんですよ。
ameri
フリースペースと執務室の間がガラス張りでひらけていますよね!
永江さん
そこもこだわりのひとつです。ガラス張りにすることでフリースペースから執務室内が見えるので、社内外問わず一体感が出るように作りました。
前のオフィスはフロアがそもそも分かれていたので、物理的な障壁ができてしまっていたんです。実際に経験して、物理的な障壁はコミュニケーション不足を引き起こし、心理的な障壁も作ってしまうことが分かりまして。今回はワンフロアにして社員同士がつながれるオフィスにしたいと考えました。
ameri
社内だけではなく社内外の交流が発展しそうですね。
▲この日も、フリースペースにてミーティングが行われていました!
フリースペースと一体感のある「セミナースペース」
ameri
フリースペース奥のフェンスが気になります……!
永江さん
フェンスの奥はセミナースペースになっていて、勉強会や研修を行なっている場所です。
永江さん
一体感が出るように開け閉めできて、かつフェンスが閉まっていても中が見える仕様にしました。
▲社外の方も参加するエンジニア勉強会「8a1(ハーイ)」もこちらのエリアで開催
学び続けられ、みんなで情報共有ができる制度やイベントを開催
ameri
エーピーコミュニケーションズには、英語を学べる「Special English Lesson」や週末にオフィスへ来てそれぞれが好きなことを勉強する「自己啓発DAY」など、学びたい人にうれしい制度があると伺いました!
藤原さん
そうですね。学べる制度はしっかりしていると感じます。
僕は現在Special English Lessonを受講していて、AWS(アマゾンウェブサービス)の資格を英語で取得しました。
ameri
レッスンはマンツーマンで行われているんですか?
藤原さん
いえ、エンジニアとビジネスと2つのコースがあり、グループレッスン形式で開催されています。
▲Special English Lessonの様子
ameri
グループで受けることで「自分が話さなきゃ」と萎縮せず、のびのび勉強できそうですね。講師は英語が得意なエンジニアの方がされているんでしょうか?
藤原さん
それが違うんですよ!エンジニア出身ではない外国人の方が講師なんです。
「理解しながら教えたい」と自分で一からエンジニアの仕事について勉強していて、AWSの資格取得にもチャレンジしているんです。すごいですよね。彼がエンジニアにITのこと質問している姿もよく目にします。
ameri
エンジニア初心者なんですか?!すごいです……。
レッスンの頻度はどれくらいなのでしょう?
藤原さん
週3回が基本ですが、お客様先で仕事をしているので出席できないときもあります。しかし、先生がフリースペースや執務室内にいるので、レッスンがないときにも気軽に声をかけて質問をしていますね。
ameri
英語が日常的に使えるのがいいですね。
藤原さん
そうですね。エンジニアの最先端の情報は英語で発信されていることが多いので、レッスン以外にもエンジニア関連の面白い記事をシェアしあっています。
永江さん
講師は2名いて、もう一人はビジネス会話や英語でのメンタリングなどを行っており、こちらはバックオフィス部門の社員も受講しています。英語のレッスンもフリースペースで行なっているんですよ。なので、社員が英語を話している姿を周囲のメンバーが見れるんです。
見ると「勉強してみたいな」と興味関心が湧いてきたり、英語へのハードルが低くなったりするので、それをきっかけにレッスンを受ける社員もいますね。
ameri
きっかけ作りにもなっているんですね。
永江さん
フリースペースで行なっていることで、オフィスにいらっしゃったお客様にも見てもらえるので、結構話題になるんですよ!
ameri
自己啓発DAYとはどのようなものなのでしょうか?
藤原さん
年末に前任者から僕が引き継いだ、休日にエンジニアが集まって勉強したり雑談をしたりする日です。
ameri
どのくらいの頻度で行なっているんですか?
藤原さん
毎月1回、土曜日に開催しています。もう46回目を迎えましたね。
ameri
46回も開催しているんですね……!
藤原さん
10時から17時半で会議室を押さえて、出入りも作業内容も自由という形をとっています。
僕自身、ほぼ未経験で入社したあと、自己啓発DAYを活用して横のつながりができ、仕事の相談がしやすくなりました。なので、新しい人が入ってきたら自己啓発DAYを通して話しやすい雰囲気を作りたいなと思っていますね。
ameri
自己啓発DAYもいい環境作りの一環ですね。
▲自己啓発DAYの様子
永江さん
弊社ならではの制度としては、APアカデミーにも力をいれています。
ameri
APアカデミーとはどのようなものでしょうか?
永江さん
社内の教育制度です。「Python入門」や「AWS実践」など、基礎から応用まで100を超えるバリエーション豊かな内容の講座を用意しています。
ameri
100以上ですか!講師は社外から呼んでいるんですか?
永江さん
いえ、講師は現役エンジニアや人事部門の社員なんです。
講座は、「研修前後の準備・振り返りが必要か」「受講にあたって上長の推薦が必要か」という点で6つにレベル分けをしています。
ameri
自分に必要な講座を受けてスキルを磨いていけるんですね。
永江さん
そうですね。いい環境作りのひとつになっていると思います。
ameri
他にイベントは開催していますか?
永江さん
はい。社内イベントでつながりを作り、社員同士が情報を共有しあっていますね。
年に3〜4回開催されている、役員・部長陣が現場メンバーに心を込めておもてなしする「ふれあうSAKABA」には毎回100名以上が参加しています。
ameri
どんなおもてなしをしているんですか?
永江さん
社員に参加したいと思ってもらえるように、季節に応じた飾り付けや企画を立てます。そしてケータリングを頼んでカウンターに置き、立食で交流するんですよ。
ameri
立食だといろいろな人と交流できそう!
永江さん
そうですね。席を決めてしまわないことで、社員同士のコミュニケーションが広がっているように感じます。
▲ふれあうSAKABAの様子
ameri
フリースペースでさまざまなイベントが行われていて、社内外・社員同士の交流の場所として大活躍していますね!
▲新卒1人に対して先輩社員が2人について、業務や日常生活のことを気軽に相談できるメンター制度。期間中の毎年4〜6月には毎日新卒と先輩社員がフリースペースで雑談する姿が目立つのだとか!「フレッシュな雰囲気を感じられます!」と藤原さん。
私たちの生活を支えている「縁の下の力持ち」であるITインフラ。今回は、そんなITインフラ事業を展開している株式会社エーピーコミュニケーションのオフィスにお邪魔してきました。
社内外の交流を活発にしたいと作られたフリースペースが、社員の皆さんにも社外の方にも活用されていることが印象的でした!
フリースペースでの活発な学びが会社を訪れるお客様の目に止まり、会話が盛り上がるきっかけになったり、社外の人も参加できるイベントを多く開催してスキルを高めたりと、多くのメリットを生んでいるのだそう。
今後の展望について伺うと、「堅実に成長しているからこそ、同じことを積み重ねていくだけではなく新しいチャレンジをしていくフェーズに差し掛かっていると思う。一人ひとりが自律をし、もっと能力を活かせる会社にしていきたい」と、永江さんから力強いコメントをいただきました。