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オフィスインタビュー
vol.222 株式会社スナックミー

倉庫と工場を併設!商品との近さを大切にしたスナックミーのオフィス

「新しいおやつ体験を創造し、おやつの時間の価値を高める。」というビジョンを掲げている、株式会社スナックミー。おやつ体験BOX「snaq.me」をはじめとした、ワクワクするおやつ体験をデザインするサービス・プロダクトを提供しています。

 

そんなスナックミーのオフィスには、なんと工場が併設されているのです。一般的にはオフィスと工場を別々の場所に構えることが多いものですが、あえて併設することにこだわったのだといいます。

 

CEOの服部さんとセールスの大本さんに、オフィスや事業へのこだわりについて伺ってきました。

 

(2/21に取材を行いました。)

 

スナックミーの服部慎太郎
服部 慎太郎さん (はっとり・しんたろう)
CEO/1981年生まれ。慶応義塾大学大学院修了後、日本総合研究所、ボストン・コンサルティング・グループにてコンサルティング業務に従事。その後、スタートアップを経て、ディー・エヌ・エーにてベンチャー投資業務を約2年間行う。2015年9月に独立し、株式会社スナックミーを設立。
スナックミーの大本兼也
大本 兼也さん (おおもと・けんや)
1993年生まれ。トロント大学卒業後、株式会社スナックミーに新卒社員として入社。新規事業企画やオペレーション業務を経て、法人事業や企業とのアライアンスを担当。

 

新しいおやつ体験をデザインする事業を展開

 

スナックミーの服部慎太郎と大本兼也

 

ライターのameri

ameri

早速、スナックミーが展開している事業について教えてください!

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

弊社は新しいおやつ体験を届けるサービス「snaq.me(スナックミー)」の運営をメインに、植物性プロテインバーの「CLR BAR(クリアバー)」や国産セミドライフルーツ「Mizugashi(ミズガシ)」などといったおやつブランドの開発を手がけています。

 

「テクノロジーを使って新しいおやつ体験をデザインする、新しいおやつブランド」だと自負しています。

 

ライターのameri

ameri

「snaq.me」というサービスは誰でも使えるんですか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

はい、もちろんです!ただ、個人向けと企業向けで内容が少し異なっています。

 

ライターのameri

ameri

どのような違いが?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

個人向けには8種類のおやつが入ったボックスをお送りしています。お客様からフィードバックを受けながらパーソナライズし、それぞれの好みに合わせたお菓子をチョイスしてボックスを作っているのが特徴です。

 

ライターのameri

ameri

どれくらいの頻度でボックスを送ってもらえるのでしょうか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

2週ごとか4週ごとかの定期便です。4週ごとを選んでいるお客様が多いですね。

 

ライターのameri

ameri

月に1回のご褒美ですね!ちなみにお値段は……?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

おやつ8種入り定期便が、送料無料・税込で
1,980円です。

 

スナックミーのサービス

 

ライターのameri

ameri

企業向けサービスにはどのような特徴がありますか?

 

スナックミーの大本兼也

大本さん

企業向けサービス「snaq.me for office」も、基本は1カ月に1回の頻度でお届けしています。従業員人数に合わせてS・M・Lの3つのプランから選んでもらう形式です。プランによって、一度に届けるおやつの個数が異なります。

 

届ける際には、総務の方に「オフィス内でどんなおやつが人気か」を伺って、おやつの種類をセレクトしています。

 

ライターのameri

ameri

どのプランが人気ですか?

 

スナックミーの大本兼也

大本さん

Sが人気ですね。というのも、弊社が届けたいと考えているのが地方の企業でして。別のオフィス向けお菓子サービスは都内にあるのですが、地方向けのサービスはないんですよ。そのため、地方の中小企業に多く使っていただいています。

 

また、他の福利厚生サービスよりもリーズナブルに導入できるので、気軽にスタートできるのも特徴です。

 

ライターのameri

ameri

snaq.meの強みや魅力はどんなところだとお考えですか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

おやつをただ届けるのではなく、“おやつ体験”を届けているのが「snaq.me」の魅力です。ボックスのデザインを変えたり、おやつを食べながら楽しんでもらえるように同封している冊子を毎月本格的に作り込んだり、おやつを楽しむ時間を豊かにできるように工夫しています。

 

パーソナライズを取り入れているのも、一人ひとりに合ったおやつ体験を届けるためです。

 

スナックミーの大本兼也

大本さん

「snaq.me for office」は日本全国どこへでも送れるうえ、郵送対応しており、人員を割いて回収・追加をしていないので、手間がかからず手軽にはじめられることが魅力だと考えています。素材の味を活かした自然派おやつなので、健康経営のはじめの一歩として活用していただいています。

 

スナックミーの服部慎太郎と大本兼也

 

ライターのameri

ameri

スナックミーが取り扱っているおやつの特徴を教えてください!

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

人工添加物やトランス脂肪酸、化学物質などの身体に不要なものは使わず、自然な素材を使っているのが特徴です。

 

スナックミーの大本兼也

大本さん

赤味噌ナッツや抹茶味のかりんとうなど、コンビニで取り扱えないようなユニークなおやつも開発しています。製造元との距離が近いので、バリエーション豊かな商品開発ができるんです。

 

最近でいうと、グルテンフリー対応もはじめました。日本では、まだまだ海外に比べて食に対するこだわりを持っている人は少ないのですが、ヘルシーなおやつを増やしてほしいという声が増えてきたこともあり、導入に至った形です。

 

スナックミーの服部慎太郎と大本兼也

 

ライターのameri

ameri

サービスを通してどんな社会にしたいとお考えですか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

大切にしている思いである、「新しいおやつ体験を創造し、おやつの時間の価値を高める。」を実現したいと考えています。

 

ライターのameri

ameri

どのような背景から策定したのでしょう?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

僕自身ももともと間食習慣はありましたが、子どもが生まれてから、お菓子の裏面をよく見るようになったんです。正直、子どもに食べさせたくないような添加物がたくさん入っていまして。

 

その経験から、マルシェのような、ナチュラルかつ美味しいおやつがたくさん並ぶ環境を身近に作りたいと思ったんです。

 

ライターのameri

ameri

お子さんが生まれたことがきっかけだったんですね。

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

そうです。子どもの頃って、おやつの時間が楽しみじゃありませんでしたか?

 

ライターのameri

ameri

確かに。「今日はどんなおやつがあるんだろう?」とウキウキしながら幼稚園から帰っていた記憶があります。

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

でも、大人になるにつれて小腹を満たす機能的なお菓子の選び方しかしなくなってしまうんですよね。なので、snaq.meでは子どものときに感じていたような「おやつによるワクワクした体験」を提供していきたいと考えました。

 

社内で使う言葉もお菓子ではなく、あえて「おやつ」を使っているんですよ。

 

ライターのameri

ameri

えっ。それはどうしてですか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

お菓子は「もの」を指す言葉。対して、おやつは「八つ時(午後二時から四時までをさす江戸時代の言葉)」が語源になっている言葉です。八つ時に間食をする習慣からおやつという言葉が生まれました。

 

時間や体験を提供するのであれば、おやつの方が適していると思いまして。なので、我々はお菓子メーカーではなく、おやつメーカーだと思っています。

 

発送しやすく温度差を作らない。商品との距離を大切にしたオフィス

 

おやつメーカーとして、新しいおやつ体験を提供しているスナックミー。オフィスにはどのようなこだわりを持っているのでしょうか。

 

スナックミーの服部慎太郎と大本兼也

 

ライターのameri

ameri

オフィスには、どのようなこだわりを反映していますか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

コンセプトを持って作り込んでいるわけではないのですが、「商品との距離感」にはこだわっています。

 

ライターのameri

ameri

具体的にはどのようにしているのですか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

オフィスの中に商品を陳列する棚を置き、工場も併設しています。

 

スナックミーのオフィス

 

ライターのameri

ameri

倉庫・工場とオフィスをあえて分けていないのでしょうか?

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

そうなんです。おやつが並んでいる倉庫と業務を行なうオフィスを分けてしまうと、従業員の気持ちの温度差ができてしまうと考えていまして。商品との近さを大切にしています。おやつが側にあることで、新しいアイデアも浮かんでくると思うんですよ。

 

あとは、商品を近くに置くことによって、発送のしやすさも実現しています。今後オフィスが大きくなっても、同じような空間を保っていきたいと思っていますね。

 

スナックミーのオフィス
▲取材中も、snaq.meボックスへの箱詰め作業が行なわれていました!

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

あとは、弊社は新しい試みにチャレンジすることも多いので、「こんなキャンペーンをしてみよう」などと思い立ったときにすぐに取りかかれるように、倉庫・工場とオフィスを一体型にしています。

 

ライターのameri

ameri

働いている場所が商品から離れてしまうと、すぐに行動に移せなくなってしまいますもんね。

 

スナックミーのオフィス
▲商品棚のすぐ横が執務スペースになっている

 

サービスの価値を高めたい。スナックミーの今後

 

ライターのameri

ameri

最後に、今後の展望について教えてください。

 

スナックミーの服部慎太郎

服部さん

十数年前まではなかった「洋服をスマートフォンで購入すること」が当たり前になったように、おやつをスマホで買うことが当たり前な世の中を作りたいと思っています!サービスの価値をより高めていきたいですね。

 

スナックミーの服部慎太郎と大本兼也

 

お話を聞いているうちに、「幼少期におやつ時間に対して抱いていたワクワクした気持ちをまた体験したい!」という思いがジワジワと湧いてきました。

 

「おやつ」という呼び方、そして倉庫・工場を併設したオフィス。新しいおやつ体験を提供しているスナックミーだからこそのこだわりを感じました。

 

「snaq.me」を活用し、おやつ時間をほんの少し贅沢にアップデートしてみてはいかがでしょうか。

 

取材先

株式会社スナックミー

https://snaqme.com/ 公式サイト

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