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カフェテリアプランの内容とは?メリット・デメリット・ポイントの使い方

近年、日本でも少しずつ普及が進んでいる福利厚生制度のひとつ「カフェテリアプラン」。名前は聞いたことがあっても、具体的な制度の内容について、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、カフェテリアプランの概要やメリット・デメリットを徹底解説!ポイントの使用方法についても、詳しく解説します。

 

今働いている会社がカフェテリアプランを採用している方や、就職・転職活動中の方はぜひチェックしてくださいね。

2019年04月14日


この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

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カフェテリアプランとは?

日本の福利厚生制度といえば、「職員専用の保養所」や「家賃控除」などが一般的です。しかし、近年は多様なニーズに対応できる福利厚生制度が重要視されており、大企業などを中心にカフェテリアプランの採用が進んでいます。

 

では、そもそもカフェテリアプランとはどのような制度なのでしょうか。まずは、カフェテリアプランの制度内容や始まった歴史について詳しく解説します。

 

カフェテリアプランの由来と歴史

「カフェテリアプラン」の導入が最初に始まったのは、1980年代の高度成長期を迎えていたアメリカ合衆国。従来までの使用目的や用途が決められた福利厚生制度ではなく、職員それぞれの希望にあった福利厚生を受けられるように導入された制度です。

 

カフェテリアプランの名前には、「カフェテリアで自分の好きなドリンクやフードを自由に選ぶように、福利厚生制度も好きなように選ぶ」という意味が込められています。ユニークなネーミングですよね!導入して数年で定着が進み、現在では多くの企業がカフェテリアプランを採用しています。

 

日本でカフェテリアプランが導入されたのは、1995年。通信教育や人材教育などを行うベネッセコーポレーションによってはじめて採用されました。現在は大企業を中心に少しずつ導入されていますが、ポイント制度の複雑さや制度開始準備が難しいことから、まだまだ採用企業は多くない状況です。

 

カフェテリアプランのメリット

では、カフェテリアプランを導入すると職員にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

カフェテリアプラン最大のメリットは、用意されている多種多様な福利厚生メニューの中から自分の好きなものを選べること。家族の人数・理想的な休日の過ごし方・いつ利用したいかなど、それぞれの好みに沿って最適なものを選択できるのです。

 

また、カフェテリアプランでは全社員が職種や性別などに関係なく、平等に福利厚生制度を受けられます。働き方が多様化する現代にぴったりの制度なのです。

 

①カフェテリアプランがない場合
「夏休み期間中、避暑地にある保養所を無料でレンタル可能」という福利厚生があっても、夏に出かけたくない人や、旅行が嫌いな人には不向き。

 

②カフェテリアプランがある場合
「夏に利用できる避暑地の保養所」「冬に利用できるスキー場の無料券」「映画鑑賞時のチケット購入補助」など、さまざまなメニューから利用する季節や行き先を自由に選択できる。

 

カフェテリアプランのデメリット

カフェテリアプランの福利厚生メニューを選ぶと、あらかじめ付与されたポイントが消費されます。

 

カフェテリアプランのデメリットは、持っているポイントを現金に交換できないこと。「今年は家族との予定が合わず、使えなかった」「忙しくて制度を利用していない」など、ポイントが残ってしまった場合の使い道がないのです。企業によって規定は異なりますが、多くのケースで翌年度以降への繰り越しは認められていません。

 

付与ポイントを該当期間中に消費できなければ、職員にとってメリットはないと言えるでしょう。

 

カフェテリアプランのポイントとは?

 

先ほどご紹介したように、カフェテリアプランのサービス利用には「ポイント」が必要です。では、カフェテリアプランのポイントはどのように利用できるのでしょうか。

 

次は、ポイントの使い方や課税制度についてチェックしましょう!

 

カフェテリアプランのポイントの使い道

カフェテリアプランのポイントは、「1ポイント=1円」や「1ポイント=100円」とあらかじめ金額が決められています。付与されたポイント数に応じて、サービスを利用できます。以下の手順を参考に、ポイントの使用方法を確認しましょう。

 

【カフェテリアプランのポイント使用方法】

STEP1.付与されたポイントを確認

STEP2.専用のサイトから、交換したいメニューを選択

STEP3.ポイントだけで交換・利用できる場合は手続き完了。追加の支払いが必要な場合は、別途振り込みやカード決済などを行う

 

カフェテリアプランのポイントは課税されるの?

カフェテリアプランのポイントは、利用するサービスの内容によって課税される場合もあるので注意しましょう。

 

企業から商品やサービスを給付される場合は非課税ですが、ポイントを換金する場合は課税対象となります。

 

カフェテリアプランの例

カフェテリアプランには「心身の健康サポート」「自己啓発のサポート」「プライベートのサポート」など、さまざまなジャンルのサービスが用意されています。最後にカフェテリアプランのメニュー例をチェックしていきましょう。

 

あわせて、カフェテリアプランを導入している企業もご紹介します。就職・転職活動中の方は、会社選びや企業研究のヒントにしてくださいね。

 

カフェテリアプランのメニューの例

ジャンルごとに、カフェテリアプランのメニューをチェックしていきましょう!

 

【心身の健康サポート】
・人間ドックの利用補助
・婦人科健診利用補助
・ガン検診の利用補助
・カウンセリングなど、メンタル相談利用補助
・フィットネスクラブの利用補助など

 

【ワークライフバランスのサポート】
・保育サービスの利用補助
・介護サービスの利用補助
・育休や産休の延長など

 

【自己啓発サポート】
・通信教育などの受講料補助
・国家試験などの試験料補助
・語学留学費用の補助など

 

【プライベートのサポート】
・保養所の利用補助
・旅行にかかる費用の補助
・旅行積立の運用
・映画やコンサートのチケット費用補助など

 

【職員の生活サポート】
・家賃扶助や社宅の用意
・社員食堂の利用補助
・給食サービスなど

 

カフェテリアプランを導入している企業の例

カフェテリアプランを導入している企業はどこがあるのでしょうか。一例を紹介いたします。

 

【カフェテリアプランを導入している企業例】
・トヨタ自動車
・三菱UFJ銀行
・コクヨ
・富士重工業
・全日本空輸
・テレビ朝日
・日立製作所
・三菱自動車工業
・住友電気工業
・クボタ
・住友商事
・東京急行電鉄
・日本たばこ産業
・富士ゼロックス
・旭硝子
・アサヒビール
・TOTO
・積水化学工業
・JCB
・ミズノ
・カゴメ
・パソナ

 
就職活動中の方は、希望している会社でカフェテリアプランが導入されているのか確認してみてくださいね。
 

自分に合う福利厚生メニューを選んで、人生を豊かに

 

多様な働き方が認められる時代だからこそ、自分にあった福利厚生制度が選べる会社は魅力的ですよね。カフェテリアプランを導入している企業に勤めている方は、制度のメリット・デメリットを理解したうえで十分に活用しましょう!

 

「健康面が心配な方は、健診やスポーツジムを利用」「家族との時間を大切にしたい方は、旅行補助を利用」など、ご自身のニーズに合ったメニューを選んでくださいね。福利厚生を利用して、仕事とプライベートを充実させて、毎日の暮らしを豊かにしていきましょう!

この記事を書いた人

IBASHO編集部

IBASHO編集部

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