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オフィスインタビュー
vol.144 エッジコンサルティング株式会社

社員みんなで作ることで愛着が湧く。エッジコンサルティングのオフィス

AIの技術を軸に、AIコンサルティングやAI教育、AI人材サービスなどの提供を行なっているエッジコンサルティング株式会社。
 
そんなエッジコンサルティングのオフィスは「社員みんなで作ること」を重要視しているのだそう。どれくらい意見を汲んでいるかというと、オフィスの色合いすらもチャットツールを使って「どれがいい?」とアンケートをとるほど!
 
一人ひとりの意見を尊重することを大切にしているオフィスについて、代表の住本さんにお伺いしてきました。

 

住本 幸士さん (すみもと・こうじ)
データベースエンジニアとしてキャリア早期より個人事業主として独立、2008年に当社の前身となるエッジシステム株式会社を設立し代表取締役に就任。資産運用会社向けの機械学習アルゴリズムの研究、開発、実装に長年従事。2014年にエッジコンサルティング株式会社を設立し代表取締役に就任。

 

AIを軸にテクノロジーを活用し、世界中の人々に恩送りをしたい

 

 

ameri

エッジコンサルティングが展開する事業を教えてください!
 

住本さん

我々はAIのテクノロジーを軸に、コンサルティング、教育、人材サービス、AI技術を活用したサービス(SaaS)の提供をしています。
 

ameri

なぜそれらの事業を展開しているのでしょうか?
 

住本さん

私自身が未来志向だからですかね。
 
我々がいま便利に暮らせているのは、先人が生み出したテクノロジーのおかげだと思っています。なので、「先人が私たちに便利な暮らしを与えてくれたように、今生きている人々や、これから生まれてくる人たちにも、テクノロジーを通じて恩送りをしたい」と考えているんです。
 
テクノロジーの中でも特にAIは、今後人類にとって大きな価値を生むと思っているので、AIを軸に事業を展開しています。
 

ameri

働くうえで大切にしている想いはありますか?
 

住本さん

はい、「まずは自分の近くにいる人を幸せにすること」です。
 
僕には、人の幸せには順番があると思っています。まずは自分自身を満たすステージがあり、ある一定ラインを超えると「自分の近くにいる人を幸せにしたい」と思い始め、次のラインを超えると「多くの人々を幸せにしたい」と思い始めるんです。
 
僕は、自分自身を満たすことで得られる「幸せ」の上限が100だとした場合、それを超えるためには周りの人を幸せにし、その人たちが喜んでいる姿を見て「幸せ」のおすそ分けをしてもらうことで、100の上限を超えて150、200と「幸せ」を感じられるようになると考えています。
 

ameri

なるほど……。
 

住本さん

まずは自分の近くにいる数人を幸せにし、同じ思いを持ってもらうことがポイントです。その数人が同じように自分の近くにいる数人を幸せにします。そうすると、複利の力により時間が経つごとに幸せの輪が広がっていきますよね。
 

ameri

確かに。
 

住本さん

連鎖のように幸福をつなげていきたいという想いを大切にしながら、事業を展開しています。
 

ameri

「テクノロジーで世界中の人々を幸せに」というビジョンには、そのような想いが込められていたんですね。
 

移転時にアンケートを実施。社員みんなで作るオフィス

 

▲エントランスのハイクオリティなボードは社員さんの手作りだそう!
 

ameri

事業には大きなこだわりが詰まっていましたね。オフィスにもこだわりはありますか?
 

住本さん

「みんなで会社を作ることに価値がある」と思っているので、オフィスでこだわったのは社員みんなで作ったことですね。
 
自分の意見が通って形になるとうれしいですし、自分たちで作るからこそ愛着が湧くと思っています。
 

ameri

確かに、自分も手がけたものは思いがこもって、より一層愛着が湧きますよね。どのように作られたんですか?
 

住本さん

移転をするときに社員にアンケートをとり、意見を汲み取ってできるだけ反映させましたね。
 

ameri

なるほど。それではご紹介お願いします!
 

カフェスタイルのフリースペース

 
エントランスからすぐに広がっていたのが、ブラウンを基調としたスペースです。
 

 

ameri

こちらはどのようなスペースですか?
 

住本さん

フリースペースです。「カフェのように落ち着いた雰囲気でリラックスしながら仕事がしたい」という社員の意見を聞いてカフェスタイルになりました。
 

ameri

落ち着いた色合いも、社員のみなさんの意見から決定したのですか?
 

住本さん

はい!色合いはデザイン会社さんにいくつか出してもらって、Slackで投票を行ないました。
 

 

ameri

こちらの器具は……?
 

住本さん

筋トレマシーンです。これも社員からの希望があって設置しました。他にも、ヨガマットやマッサージグッズなどの健康グッズがありますね。
 
それから、スタンディングデスクやソファ席で使えるトレイつきクッションも、社員の意見から設置しました。
 

▲トレイとクッションから作られた、ソファでリラックスしながら使える机だそう!
 

ameri

自分の要望が採用されたオフィスってなんだかうれしいですね。
 

住本さん

ありがとうございます。
 
社風として「みんなに意見を求める」が基本スタンスなので、社員が感じた課題をひとつずつ解決していけたらいいなと思っています。
 

ガラス張りの会議室

 
フリースペースの隣にはガラス張りの部屋が2つ並んでいました。
 

 

ameri

こちらの部屋は全面ガラス張りなんですね。
 

住本さん

壁がなくアットホームな雰囲気を作りたくてガラス張りにしました。上からおろすタイプのカーテンもあるので、用途に合わせて目隠しもできます。
 

ameri

どんな目的で使っているのでしょうか?
 

住本さん

現在は打ち合わせや勉強会などを行なっています。今後は必要に応じてレイアウトが変わるかもしれませんね。
 

ameri

それも社員のみなさんの意見によるということですね!
 

▲実際の勉強会の様子
 

制度の軸も「意見を大切に」。そして「言いやすい環境を作ること」

 

 

ameri

社員のみなさんの意見をとても大切にしていることが理解できました。
 
そんな社風が反映された、エッジコンサルティングならではの制度やイベントはありますか?
 

住本さん

いくつかあるのでご紹介しますね。
 

意見を大切にするからこそ。「社長ボックス」を設置

 

 

住本さん

基本的にアットホームな空気で、役職関係なく、新入社員でも意見がよければそのまま採用することもあります。私もフレンドリーに話しかけるので、風通しがいいのが弊社のいいところだと思っています。
 
ですが、気軽に意見を言える人と、緊張してしまう人がいるのは事実です。なので、社長ボックスを設置し「相談しづらいことでも何でもウェルカムですよ」と伝え、意見を募集しています。
 
社員から届いた意見は僕だけにしか見えないようにしているので、公開することは一切ありません。
 

ameri

意見を言いやすい環境を作っているんですね。
 

住本さん

はい。フリースペース内のスタンディングデスクも、社長ボックスへの意見から生まれたんですよ。
 

みんなの意見を大切にするからこその表彰制度「EC Awards(イーシーアワード)」

 

 

住本さん

弊社では半期に一度、会社の方針発表を行なっています。それと同時に「EC Awards」というがんばった人や成績がよかった人への表彰を行なっています。
 

ameri

「EC Awards」のどんなところがエッジコンサルティングらしいのでしょうか?
 

住本さん

この表彰も、私が決めるのではなく「アンケート」「投票」で決定しているんです。
 

ameri

表彰でも社員みなさんの意見を大切にしているんですね。
 

住本さん

はい。そして、表彰時には具体的に「こういうコメントがありました」とお知らせします。そうすることで、ちゃんと周りが自分のがんばりを見てくれていると感じてもらいやすくなるんですよ。
 

ameri

がんばり甲斐がありますね。
 

話しやすい雰囲気づくりのひとつとなっている「部活」や「シャッフルランチ」

 

ameri

「意見を大切にする」「意見を言いやすい環境を作る」ということを本当に重要視されていると感じました。
 

住本さん

そうですね。言いやすい雰囲気を作る観点でいうと、他にもありまして。「部活」や、事業部をまたいで月に1〜2回人事がピックアップしたメンバーでランチへ行く「シャッフルランチ」といった制度も活躍してくれています。
 

ameri

どんな部活があるんですか?
 

住本さん

ボードゲームやフットサルなどですね。実は僕もボードゲーム部の一員なんですよ。
 

▲ボードゲーム部の活動の様子。住本さんもメンバーと一緒に楽しんでいるのだとか。
 

ameri

住本さんも参加しているんですね!
 

住本さん

仕事以外の空間を共有することで、相互理解が深まりますよね。部活が仕事仲間以上の関係性を築くきっかけになればいいなと思っています。
 

ameri

仕事仲間以上の関係性……普段業務をしていると、なかなかこの壁は超えられないですよね。
 

住本さん

そうなんです。ただ、円滑に仕事を進めていくためには、超えていくことが重要だと思っていて。
 
例えば、「こんな初歩的なことを聞いても大丈夫かな?」と悩み、調べるのにかなりの時間を要していては結果的に誰のためにもならないですよね。
 
初歩的なことでも聞ける環境を作ることが、仕事の効率アップにつながり、最終的には会社のためになるんです。
 

ameri

確かにそうですね。
 

住本さん

なので、部活などを通して仕事の枠組みを超えることで、心理的安全性を確保し、意見を言いやすく質問しやすい環境を作りたいと考えています。
 

10月にAIのプラットフォームをリリース。短期的・長期的な今後の展望とは

 

 

ameri

今後の展望を教えてください。
 

住本さん

自分の人生で達成したいことが2つありまして。ひとつは「テクノロジーによる価値創造」です。
 

ameri

具体的にはどういったことでしょうか?
 

住本さん

最先端の技術を継続的に支援し続けるための、仕組みづくりをしたいと考えています。
 
ノーベル財団のノーベル賞のような制度は、創立者がいなくなっても半永久的に続いていきますよね。AIを活用し同じような仕組みを作りたいんです。
 
大きな資産を集めて財団を創りAIで運用し、その利益の一部を最先端技術を研究開発している研究所などに寄付したり投資したりできればいいなと思っています。
 

ameri

かなりスケールが大きいですね!
 

住本さん

もうひとつは「人による価値創造」です。具体的には、社長を作る社長を作りたいと考えています。
 

ameri

「社長を作る社長」ですか……?
 

住本さん

つまり「新しい事業を立ち上げたい」「挑戦したい」という人を支援したいんです。今であれば、AIを活用した事業やサービスへの熱い想いを持っている人をどんどん応援していきたいですね。
 
事業が軌道にのり社長を任せられるようになれば、社長として同じことをやってもらいたいとも考えています。これが自分がやりたいことであり、会社としてやっていきたいことです。
 

ameri

なるほど。
 

住本さん

また、時間軸が短めの展望についても話しておくと、今月、AIプラットフォームの「Edge Algo Platform」をリリース予定です。
 
人工知能を作っても、本番環境へのリリースまでにさまざまな作業が発生し多くの時間が必要になるんです。ですが、「Edge Algo Platform」は人工知能の本番適用までの作業を大幅に短縮し、最短でリリースおよびモニタリングが可能です。
 
人工知能を用いて高い予測精度で未来を予測するためには、個別に最適化した人工知能を作る必要があります。弊社には「AIコンサルティング事業」で多数の実績があるので、経験豊富なデータサイエンティストにより優れた人工知能を作り、作成した人工知能をAIプラットフォームを用いて最短で本番適用ができるのです。
 
リリースにあたって、「AIのコンサルティング事業」と、作ったアルゴリズムをお客様に貸し出す「アルゴリズムライセンス事業」の2つに注力していきたいと考えています。
 

ameri

新しいサービスをリリースされるんですね。
 

住本さん

そうなんです。それに伴い、現在データサイエンティストが不足していまして……。社員・フリーランス問わず、現職の方やこれからなりたいと考えている方にぜひ力を貸してもらいたいなと思っています。
 

ameri

エッジコンサルティングにてデータサイエンティストとして働くのに、AIの経験は必要でしょうか?
 

住本さん

いえ、エンジニアの経験があればAIは未経験でも大丈夫です!積極的に採用を行なっているので、興味のある方とぜひお会いしたいですね。
 
「テクノロジーで世界中の人々を幸せに」するために、共によりよい未来を作っていけるとうれしいです!
 

→ エッジコンサルティングに問い合わせする

 
AIというテクノロジーを軸に、世界中の人々を幸せにすることを目指しているエッジコンサルティング株式会社。「社員の意見を大切にすること」に重きをおいたオフィスと制度が印象的でした。
 
自分の意見が反映されやすい企業は、働きがいがありますよね!データサイエンティストとしてよりよい未来を作っていきたいと考えている人は、ぜひ採用情報もチェックしてくださいね。
 

取材先

エッジコンサルティング株式会社

https://www.edge-consulting.jp/ 公式サイト

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