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オフィスインタビュー
vol.109 株式会社TABI LABO

あえて「未完成」をテーマに。事業と一緒にアップデートし続けるTABI LABOオフィス

メディアにおけるコンテンツ制作をはじめ、広告会社やクリエイティブエージェンシーとしての側面もあわせ持っている、株式会社TABI LABO。
 
そんなTABI LABOのオフィスには、執務エリアだけではなく、「BPM」というイベントスペース&カフェとして利用できるフロアがあります。どんなこだわりを持ってオフィスを作ったのか、伺ってきました。
 
お話してくれたのは、BPMの立ち上げ・運営を行う阪田さんとデザイナーの白鳥さん、新規事業担当の藤井さんの3名。早速ご紹介していきます!

 

阪田 尚央さん (さかた・なお)
関西大学法学部卒業後、カナダで古着屋「Vintage & Flea」を始める。帰国後、東京で古着屋「Vintage & Flea Tokyo」を経営しながら、オンラインブランド買取サイト「Brandear」の運用オペレーション構築・メンバー採用を行う。2017年5月にTABI LABOにジョイン。人々に鼓動が高まる体感を届けるオフラインメディア「BPM」の立ち上げ・運営を行う。

 

白鳥 秋子さん (しらとり・あきこ)
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。 広告制作会社にてAfternoontea、Google、メルセデス・ベンツ、ダノン ジャパンなどのクリエイティブを担当。独立後はブランドのイメージを形づくる全ての場、ツール、コミュニケーションまでトータルにデザインを行なう。TABI LABOに創業メンバーとして参画。サービスのVI・グラフィック・空間・UI/UX等トータルにディレクション・デザインを担当。

 

藤井 裕真さん (ふじい・ゆうま)
大学在学中は、ボストンのコンサルティング会社での勤務、archetypeにてインターン、ECサービスの立ち上げなどを行う。新卒入社した楽天では、新規法人営業を経験し、マインドフルネスのスタディーグループ立ち上げを行う。リノベるでは、新規事業部にて営業部隊の立ち上げやグロースハック、マーケティング部にて、データドリブンのマーケティング施策を実施。並行して新店舗の立ち上げ、オフライン・オンラインを掛け合わせたプロモーションを実施。現在は、TABI LABOにて、複数の新規事業に取り組んでいる。

 

メディアを軸に、知見・ノウハウを活かしたトータルプロモーションを行う

 

 

ameri

早速ですが、TABI LABOの事業について教えてください!
 

藤井さん

カルチャーやライフスタイル、トレンド、テクノロジーなどを扱っている「TABI LABO」というメディアを筆頭に、メディア事業を軸としています。
 
また、TABI LABOから得られたメディア制作・運営の知見やノウハウを元に、オンライン上のプロモーションも行なっています。

 

ameri

プロモーションもしているんですか!
 

藤井さん

「BRAND STUDIO」というクリエイティブ専門チームが社内にあるんです。
 

ameri

「BRAND STUDIO」は、具体的にはどんなことを行なっているんでしょう?
 

藤井さん

スマートフォンに特化した質の高いコンテンツ制作や、クライアントの課題に対して最適な解決法を提供しながらトータルプロモーションを行っています。
 

ameri

クリエイティブ専門チームってかっこいいですね。
 

 

阪田さん

他にも、「BPM」というイベントスペース&カフェの運営もしています。
 

ameri

リアルなスペースの運営も?
 

藤井さん

はい。僕たちは、ネット上で情報がすぐに見つけられる時代になったことで、実際に体験する機会が減ってきていると思っています。
 
そんな時代だからこそ、ライブやコンサートなど、リアルな体験価値を提供するスペースの需要が高まっていると考えているんです。

 

ameri

「BPM」は、リアルな体験価値を提供するスペースとして作ったんですか?
 

藤井さん

そうです!情報感度の高いミレニアル世代に対して、Webやスマートフォンのコンテンツや情報発信だけでは伝えきれなかったリアルな体験を提供する空間を、BPMで実現しています。
 

ameri

ちなみに、「BPM」ってどういう意味を表しているんですか?
 

阪田さん

Beats Per Momentの略です。
 

ameri

あれ?テンポを表すときに使われる一般的な用語はBeats Per Minuteですよね?私、音楽やってたので詳しくて……!
 
あえてBeats Per “Moment”にしたのには、どんな思いが込められているのでしょう?

 

阪田さん

熱量の大きさを感じたり異なる価値観に触れたりすることを通して、「鼓動が高まる感覚」を作り出せる空間にしたいという思いを込めました。
 
鼓動が高まる瞬間を感じてほしいと思ったので、Beats Per “Moment”にしたんです。

 

ameri

BPMのロゴが鼓動なのも、この思いを反映しているんですね。
 

 

白鳥さん

そうなんです。また、音楽を聞いたりや絵を見たりすることで抱く感情など、体感して得るものは言語化できないことが多いと考えています。だからこそ、どこの国のどこの人が見ても理解できるように、鼓動のロゴをチョイスしました。
 
BPMには、性別や年齢に関わらず、さまざまな人に足を運んでほしいと思っています。特定の誰かしかわからない記号ではなく、みんなが同じ意味で捉えられるロゴにしたところがこだわりポイントです!

 

オフィスのテーマは「未完成」

 

 

ameri

オフィスのテーマを教えてください!
 

白鳥さん

オフィスのテーマは「未完成」です。
 

ameri

どうして「未完成」をテーマにしたんでしょうか?
 

白鳥さん

TABI LABOは、「世の中の流れの火付け役となる」という意味を持つ“SPARK A MOVEMENT”というビジョンを持っています。このビジョンは「数値を達成する」などといった、ゴールがあるものではありません。ゴールがないということは、常に未完成であり、進化し続けていかなくてはいけないということです。
 
オフィスも、ビジョンと同じようにテーマを「未完成」とし、自分たちのアップデートと一緒にオフィスも変えていこうという思いを込めました。

 

ameri

オフィスのテーマはビジョンと関わりがあったんですね。建築会社は「未完成」のテーマに合ったところを探したんですか?
 

白鳥さん

それが、違うんです。オフィスデザインを担当した建築会社の株式会社Puddleさんは、TABI LABOのオフィスがワンルームだった頃、同じ建物に入っていまして……。そこからのお付き合いで、今回お願いすることにしました。
 

ameri

長いお付き合いなんですね!では、ご紹介お願いします!
 
次ページ「未完成」を表したオフィスを、早速見ていきましょう!

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取材先

株式会社TABI LABO

https://tabilabo.co.jp/ 公式サイト

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