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社員旅行の計画スケジュール
では、いざ社員旅行を実施するとなれば、どのようなスケジュールで計画していけばいいのでしょうか。
テーマを決定する
なんのために社員旅行を実施するのかのテーマを決定します。例えば、今年は中途入社の社員が多いから親睦を深める、目標を達成するために社員の結束力を高める、など。テーマを決めればどんな内容のアクティビティやイベントを行えばいいかのイメージも浮かんできやすくなります。
旅行の企画準備(行き先・予算・日程・企画内容)
社内で事前アンケートで希望の行き先や日程を聞いて旅行日程をプランニングして行きましょう。予算についてですが、社員旅行を経費で清算する場合。以下の条件を満たしている場合には、会社は社員旅行にかかる費用を経費清算することができます。
・旅行の期間が4泊5日以内であること。(海外旅行の場合には、外国での滞在日数が4泊5日以内)
・旅行に参加した人数が全体の人数の50%以上であること(支社や部署単位の旅行の場合は、該当部署の半数以上が参加していれば可)
逆に上記の条件を満たしていない場合には、社員旅行にかかる費用は給与扱いになってしまうため、会社と社員にかかる税金が増えてしまうことになるので注意が必要です。
旅行会社に見積もり依頼
ある程度の旅行プランが決まってきたら旅行会社に見積もりをとります。旅行会社を利用することで、万が一旅行先で事故などのトラブルが起きた場合でもサポートをしてもらえる場合があるので安心です。可能であれば複数の旅行会社からプランや見積もりをもらって比較検討することで、より良い内容にすることができるでしょう。
社内通達
プランが決定したら旅行内容を社内に通達する案内状を作成します。旅行日程、行き先などの詳細や集合時間などを記載します。この時、旅行先の情報がわかるパンフレットも用意して一緒に配ればより参加する楽しみも湧くでしょう。
部屋割り・席決め
参加者が確定したら当日に向けてバスなど移動時の座席や、宿泊先の部屋割りを決めて行きます。この際、タバコを吸う・吸わない、アレルギーの有無なども考慮して決定するといいでしょう。
部屋割りや席決めが終わったら「旅のしおり」のようなものを作って、当日のスケジュールと一緒に共有すると、当日までのワクワク感も高まります。
泊まりなしの社員旅行
社員旅行を泊りではなく日帰りで実施するのも1つの方法です。面倒な泊りの準備をしなくてもいいし、残してくる家族の心配がいらないので泊まりがけで実施する場合よりも気軽に参加しやすくなります。1日だけであれば休日にかぶせることなく実施しやすい、予算も安く押さえられるといったメリットもあるので検討してみるのもいいでしょう。
バスツアー
日帰り旅行の定番といえばバスツアー。旅行会社でもいろんなプランを用意しているところが多いので、目的や予算に合わせて最適なプランを選択しやすいというメリットがあります。最近では工場見学などの「体験」を組み込んだプランが人気な傾向にあるようです。また、バスにもカラオケがついているもの、席をコの字型にしてみんなでワイワイ盛り上がれるものなどタイプがあるので、移動時間も楽しい時間に変えることができます。
屋形船
屋形船の魅力は観光と宴会が同時に楽しめるという点。お花見や花火大会などの季節のイベントに合わせることでより景色も楽しめるという点でも人気があります。屋形船を貸し切った社員旅行では完全なプライベート空間が保たれることになるので、社員の交流を促す場としても最適だと言えます。
まとめ
今回はなんのために社員旅行を実施するのか、何故社員旅行に行きたくないのか、社員旅行に行きたいと思ってもらうためにはどうすればいいのかについてまとめてきました。
せっかく時間や予算を使って企画するイベント、多くの人に参加してよかったと思ってもらえる内容にしたいですよね。「行きたい!」と思ってもらえる社員旅行を企画し、成功させるためにも、色んな工夫を心がけましょう。
記事監修
koCoro健康経営株式会社
代表取締役 植田 健太
https://kocoro.co.jp