マーケティングオートメーション｜その意味と導入事例について

#その他

公開 2017.07.13 更新 2023.08.22

「マーケティングオートメーション」とは、企業のマーケティング活動を自動化するためのシステムやツールのことを指します。マーケティングオートメーションは、今まで企業にマーケティング分野において、時間と人的コストをかけていた分野を自動化することで効率を高める目的があります

マーケティングオートメーションで出来ること

マーケティングオートメーションで出来ること

マーケティングオートメーションが「企業のマーケティング活動を自動化する」といってもイメージがつかない方も多いのではないでしょうか。実際にどこの範囲までできるのか、マーケティングオートメーションで出来ることを挙げてみました。

マーケティングオートメーションで実際にできること

・ターゲットの選定、リスト作成

・マーケティングキャンペーンの実施

・キャンペーン実施の結果から、リードの行動をデータ化

・データ分析によるターゲティング

・メール配信

このように、マーケティングオートメーションではメール配信、キャンペーン管理、リード管理、マーケティング分析、ターゲティングなど、一通りのマーケティング活動が可能となります。

なぜマーケティングオートメーションが必要なのか

では、なぜマーケティングオートメーションの必要性が高まっているのでしょうか。マーケティングオートメーションの誕生まで遡り、今マーケティングオートメーションが必要とされる理由について簡単にまとめてみます。

マーケティングオートメーションの発祥はアメリカ

マーケティングオートメーションは、もともとアメリカでつくられた言葉です。最近では日本でも大手企業を中心にマーケティングオートメーションを導入する企業が増え、その言葉自体を耳にする機会が増えました

マーケティングオートメーションが浸透した背景

マーケティングオートメーションが必要になった背景として

①インターネットの普及によりユーザーの購買行動が複雑になったこと
②インターネット、をはじめとするIT分野の発展によりマーケティングの手法が多様化していること

などが挙げられます。また、複雑化した消費者の購買行動は人的にデータ化しようとしてもミスがでてきてしまったり、人的に全てをデータ化するには限界があるという面からも自動化が浸透したと考えられています。

マーケティングオートメーションを導入するメリット

マーケティングオートメーションを導入するメリットにはどのような点が挙げられるのでしょうか。続いては、マーケティングオートメーションを導入するメリットについてご紹介します。

マーケティング活動の効率化

今まで手動でやっていたマーケティング活動を自動化することで、効率よくマーケティング活動を行うことが可能となります。また、自動化はミスを減らすことができます。

マーケティング活動のフロー化

マーケティングオートメーションの導入により、マーケティング活動がフロー化できます。フロー化により、マーケティング活動がより明確になり、管理しやすくなるというメリットもあります。

それぞれの顧客に合ったアプローチができる

リードの行動をデータ化し、データ分析によるターゲティングによって、それぞれの顧客に合ったアプローチができます。このアプローチ=営業活動もマーケティングオートメーションの導入により可能となります。さらに、リード行動のデータ化やデータ分析により、マーケティング活動の質自体もあがります。

マーケティングオートメーション導入事例紹介

■株式会社スタートトゥデイ　「ZOZOTOWN」

スタートトゥデイのZOZOTOWNでは、カートに入れた商品と関連する商品情報をメール配信を行ったり、一度カートに入れたか購入まで至らなかった商品を再度表示しました。

■キリン株式会社　「DRINX」

大手飲料メーカーである、キリン株式会社が運営しているECサイト「キリンオンラインショップ DRINX」においてマーケティングオートメーションを導入しました。

「DORINX」は、WEBを通して、直接商品を販売するだけでなく、お客様とコミュニケーションをとることでその意見を商品に反映させたり、お客さまとの新しい関係の構築が期待されていました。

実際にマーケティングオートメーションの導入により、お客様にニーズに合わせたメール配信が可能になりました。

マーケティングオートメーションは、今後さらに多くの企業で導入されることが予想されています。マーケティングオートメーションの導入により、マーケティング活動自体の正確性や効率化が期待でき、さらに、より広い範囲でのマーケティング活動が可能になります。各社が現在発売している、マーケティングオートメーションに関するサービスも今後さらに改良されることでしょう。