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居抜きオフィスはスタートアップ企業に最適?おすすめの理由3選と探し方を解説

オフィスの入退去の際、退去時に原状回復をせず入居者に引き継ぐ「居抜き」というスタイルが非常に増えてきています。

居抜きオフィスの活用はどのような企業にとってもメリットがありますが、特に恩恵が大きいのはスタートアップ企業といえます。

本記事では居抜きオフィスがスタートアップ企業におすすめである理由や、居抜きオフィスを選ぶ際に注意すべきポイントについて解説します。

居抜きオフィスへの移転・入居をご検討されているスタートアップ企業のご担当者様はぜひご一読ください。

スタートアップ企業に居抜きオフィスがおすすめな3つの理由

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居抜きオフィスには様々なメリットがありますが、中でも特にスタートアップ企業に恩恵が大きい理由について解説します。

1.入退去のコストが低い

スタートアップ企業は短期間で急成長・急拡大し、それに伴って人員を増強した結果既存のオフィスがすぐに手狭になることも想定されます。企業の成長フェーズによっては急拡大を短期的に繰り返すようなケースもあるでしょう。

急成長のたびにオフィスを移転し、原状回復工事・内装工事を繰り返していると移転の費用だけでもかなりのコストとなってしまいます。その点、居抜き物件は入退去時、特に入居の際に発生するコストを大きく抑えられる可能性があります。


内装工事やオフィス什器を揃えるコストが節約できる

居抜きオフィスの最大の特徴の一つは、初期費用を大幅に抑えられること。貴重な資金を事業の拡大に割きたいスタートアップ企業にとって、大きな一時費用を抑えられることの恩恵は特に大きいでしょう。

新しいオフィスを契約するにあたって、内装工事費用は最も大きな初期費用の一つです。また、オフィス什器や家具等のコストも相応にかかります。

居抜きで入居する場合、以前の入居者が施工した内装や残していった什器や家具等をそのまま引き継いで使えるため、初期費用を大きく節約することが可能です。

ただし、什器や家具、その他譲渡されるものは前の入居者が移転先のオフィスに持っていく可能性もあるため、新たに購入が必要となる場合もあります。事前に引き継ぐ内容をしっかり確認しておきましょう。


居抜き退去できれば原状回復工事のコストが節約できる

「居抜き退去」の形をとることで、原状回復工事費が節約でき退去時のコストも大きく下げることが可能です。

ただし、居抜き入居できる物件だからといって必ず居抜き退去ができるわけではないため、居抜き退去の可否は必ずビルオーナーに確認をしましょう。

2.好みの内装・レイアウトの物件を探せる

居抜きオフィスは前の入居者が実施した内装を引き継いで利用できるため、好みの内装の物件、アレンジしやすいレイアウトの物件などを数ある選択肢の中から探すことができます。

中には費用をかけて施工したおしゃれな内装・こだわった内装の物件もあるため、社員のモチベーションアップにつながるオフィス環境が手軽に手に入るかもしれません。

3.契約後すぐに業務が開始できる

内装工事が省略できることのメリットはコスト面が目立ちますが、入居までのリードタイム短縮にも大きな意味を持ちます。

契約後、前の入居者が残していった内装やオフィス什器をそのまま利用できるため、オフィス環境を整えるための準備が大幅に簡略化され、すぐに新しいオフィスでの業務が開始できます。

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居抜きオフィスを選ぶ時の注意点

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良い物件に出会えれば非常にメリットのある居抜きオフィスですが、居抜きオフィスならではの注意点も存在します。

・オフィスの不具合に思わぬコストが発生する場合がある
・内装を変えることが難しい
・原状回復費用が必要な場合がある
・ランニングコストが高い場合がある

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失敗しにくい居抜きオフィス探しのポイント

居抜きのオフィスには特有の注意点もありますが、オフィス選びの段階でポイントを抑えておくことで失敗のリスクを下げることが可能です。

・自社のオフィスに求める要件を明確にする

契約の内容をよく確認する
・退去のめど(時期・タイミング)をあらかじめ考える

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まとめ

居抜きオフィスは入退去の際のコストを大きく抑えられる可能性が高く、移転のリードタイムも短縮しやすい物件。短期的に急成長を繰り返し、オフィスを拡大する必要のあるスタートアップ企業には特に親和性の高い形態といえるでしょう。

レイアウトに制限はありますが、内装にあまりこだわらない企業にとってはすぐに業務を開始できるのでメリットが大きい物件です。しかし、居抜き物件ならではの残置物などはトラブルの原因になりやすいので、設備や什器はきちんとリスト化し、入居してから不具合がないように調整しましょう。

内装・什器が備え付けですぐに業務を開始できるオフィス形態は、居抜き以外にもセットアップオフィスやシェアオフィスといった選択肢もあります。自社のビジネススタイルや予算に合わせて適切なオフィス物件を選んでくださいね。

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