- オフィスインタビュー
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「個性が集まるフィールドで新しいアイデアを」スタジアムを意識した、ユナイテッドのオフィス
「挑戦の連続によりあたらしい価値を創り出し、社会に貢献する」というミッションを掲げる、ユナイテッド株式会社。「インターネット広告事業」や「ゲーム事業」、「投資事業」など、さまざまな事業を展開しています。
そんなユナイテッドのオフィスコンセプトは、「ユナイテッドフィールド」です。スタジアムのような雰囲気の空間で、大塚さんと江川さんにオフィスのこだわりを伺いました。
コーポレートカルチャー本部 広報グループ UB1 TABLE統括マネージャー
ディベロッパーでの店舗誘致の仕事等を経て、2019年ユナイテッドに入社。社員食堂レストランUB1 TABLE他、地下スペースの統括と広報グループのマネージャーを兼務。
コーポレートカルチャー本部 広報グループ
2018年ユナイテッドに新卒入社。広告営業を経て、現在は広報グループ所属。社内報をはじめとする社内広報から、メディアリレーションまで広報業務全般を担当。
ユナイテッドのオフィスがあるのは、渋谷駅から歩いて10分ほどの場所。「MFPR渋谷ビル」の地下1階・9階・10階・12階にあります。
地下1階で受付を済ませ、会議室まで案内してもらう途中で……
カフェのようなスペースを発見しました。
かしみん
金網の奥にあるスペースはなんですか?
大塚さん
社員食堂兼、一般の方も利用できるレストランです! 「社員に健康的でおいしい食事を摂ってほしい」という思いで、オフィスの敷地内に社員食堂を作ることになりました。
江川さん
社員と、社員の同伴でいらしたお客さまも半額で、ランチメニューが食べられるんです。そのため、社外の方といっしょにランチを食べながら、フランクなミーティングをすることもあります。
かしみん
半額ですか! ランチを食べながら話せば、柔らかいコミュニケーションが生まれそうです。
江川さん
そうなんです。社員食堂についても、後ほど詳しくご紹介しますね。
目次
個性が集まる場所に。「ユナイテッドフィールド」がコンセプトのオフィス
かしみん
改めて、オフィスのこだわりについて伺いたいと思います。まず、コンセプトを教えてください!
大塚さん
「ユナイテッドフィールド」です。ユナイテッドのバリューのひとつに「チームユナイテッド」というものがありまして。
大塚さん
「強くて多様な個性が集まり、チームの絆が産み出す力を信じる」という意味が込められています。そのバリューをオフィスでも体現するため、オフィスをさまざまな人が集まる“フィールド”にしよう、と。
ユニークな個性が集まった先に、共創が生まれ、新しいアイデアが育まれる場所にしていきたいと思っています。
江川さん
オフィスの内装も、フィールドを意識して、スタジアムのようなデザインにしています。金網を使ったり、天井を高くして開放感を出したり。
また、無機質な空間にならないよう、太陽をイメージして、あたたかみのある照明を付けています。爽やかな空気をプラスするため、グリーンもたくさん取り入れていますよ。
かしみん
そのこだわり、実際に見せてください!
江川さん
では、オフィスをご案内しますね。
いざ、ユナイテッドのオフィスツアーへ!
「ユナイテッドフィールド」のコンセプトを大きく反映させているのは、地下1階のスペース。そのため、今回は地下1階のスペースを回らせてもらいました。
9階・10階・12階は、執務スペースや会議室として利用しています。
それではユナイテッドのオフィスツアー、スタートです!
社員のパフォーマンスを向上させる「社員食堂」
まず案内してもらったのは、一般客もレストランとして使える社員食堂「UB1 TABLE(ユービーワン テーブル)」。「安いからではなく、おいしいから毎日行きたくなる食堂」を目指しているそうです。
大塚さん
もともと弊社の会長が、仕事に追われて出来合いのものや栄養バランスの悪い食事になりがちな社員の偏った食生活に、問題意識をもっていました。そこで、食べるだけで健康になれるような食事を摂ってほしいと、社員食堂を作ることになったんです。
江川さん
弊社では、「社員食堂は、社員のパフォーマンスを向上させるために重要な福利厚生」だと位置付けています。会長は、社員食堂のことを「10年20年後の一人ひとりの活躍に直結する健康投資」と話しています。
かしみん
社員食堂には、社員を想う深い気持ちが込められていたんですね。
大塚さん
おいしいだけではなく、産地や生産方法にこだわっているので、安心して食べられるのもポイントです。
江川さん
メニューは「デリプレート」「定食」「丼」の3種類で、日によって変わります。野菜をたっぷりと食べられるので、私はデリプレートがお気に入りです!
かしみん
グリーンがたくさん飾られているので、リラックスして食事できそうです。
江川さん
実はこのグリーン、すべて本物なんです。手入れ業者に、週1回のペースでメンテナンスに来てもらっています。
かしみん
本物ですか! 細部にまでこだわりが感じられます。
江川さん
ありがとうございます。あと、天井も高くしていて、地下だけど閉塞感がないように工夫しています。
▲フィールドを意識して付けられた、オフィスとレストランを仕切るための金網
コミュニケーションが捗る「ラウンジスペース」
次に案内してもらったのは、ウッド素材がふんだんに使われているラウンジスペースです。
▲ラウンジスペースにも金網が
かしみん
照明がオレンジだったり、ウッドテイストの家具が置かれていたり、柔らかい空間ですね。
大塚さん
スタジアムのような雰囲気を意識しながらも、コンクリートや金網ばかりで無機質にならないよう、あたたかさを意識しました。ソファ席やカウンター席など、さまざまなタイプの席を用意しているので、社員は気分によって使い分けられます。
かしみん
どういった目的で利用されるスペースなんですか?
大塚さん
社員食堂のすぐ横にあるスペースなので、食堂の食事をここで食べたり、自分で持ってきたランチを食べたりしています。
社員が集まるスペースなので、社員同士、自然とコミュニケーションが生まれていますね。交流が活発化することで、新しいアイデアが生まれるといいなと思っています。
▲コーヒーマシンも! 無料で飲めるんだとか
江川さん
あとは、ラウンジスペースで仕事をしている社員もいます。執務スペースは9階・10階・12階にあるのですが、「気分転換したい」と地下まで降りてきて作業をしているんです。
かしみん
さまざまな雰囲気の場所で仕事ができると、煮詰まったときもリフレッシュできて、作業が捗りそうです!
江川さん
私も時々、ラウンジスペースで仕事をしています。
あと、隣にあるフリースペース「ユナイテッドホール」ともつながっていて、イベントが開催されることもありますよ! 全社員が集まる社内イベントはもちろん、外部貸し出しも行っています。
▲ユナイテッドホール。こちらのスペースにも、ランチを食べたり仕事をしたりしている社員の方がいました
壁に“とある仕掛け”が施されている「会議室」
最後に案内してもらったのは、会議室があるエリアです。5つある会議室の入り口には、それぞれ番号が振られています。
大塚さん
スタジアム感を出すために、会議室のドアに番号を貼っています。
かしみん
確かに、競技場を連想させます!
大塚さん
会議室には仕掛けがありまして。普段はスモークがかかって室内が見えないようになっているのですが、ボタンを押すと……
大塚さん
スケルトンになるんです!
かしみん
おおっ! マジックみたいです。
大塚さん
利用中はスモークをかけて室内が見えないようにして、利用後にスモークを外しておく、といった使い方もできます。利用状況がひと目でわかるので、会議室の利用を効率的に回せるんです。
かしみん
利用状況が外からわかるのは、便利ですね!
制度からも社員が働きやすい環境を整える! 「Goラン!」「レコメン堂」
ユナイテッドは、社内制度や福利厚生にも力を入れており、オフィスだけではなく制度からも社員が働きやすい環境を整えています。
かしみん
ユナイテッドさんならではの社内制度はなんですか?
大塚さん
いろいろとあるのですが、「Goラン!」と「レコメン堂」が特徴的だと思います。
「Goラン!」は、誕生日月の社員を集めた会で、事業部長以上がホスト役になって豪華なランチで誕生日をお祝いするんです。普段はなかなか同じ誕生月というグルーピングで、社員とゆっくり話すタイミングがないので、貴重な機会だと好評です。
かしみん
「レコメン堂」はどんな制度ですか?
江川さん
「Goラン!」のときに、参加社員一人ひとりにブックコーディネーターが選んだ本をプレゼントする制度です。事前に「興味があること」についてのアンケートを取っておいて、その回答をもとに、その人にぴったりな本をブックコーディネーターが選んでくれます。
「自分がいつも選ぶような本ではなく、他人から見た自分に合いそうな本を渡す」ことで、新たな世界を広げてほしいという願いもあります。
かしみん
おふたりはどんな本をプレゼントされたんですか?
江川さん
私は美術館巡りが好きなので、絵本形式のデザイン本をもらいました。
大塚さん
私は旅行と食べることが好きなので、世界の絶景レストランを集めた本でした。
かしみん
「今年はどんな本をもらえるんだろう」と待ち遠しくなる制度ですね!
「ユナイテッドフィールド」をコンセプトにして、内装にスタジアムらしさを取り入れたユナイテッドのオフィス。社員の健康を意識した食堂があったり、気分によって仕事をする場所を選べたり、働きやすい工夫が詰まっていました。
「ユナイテッドには『みんなで団結しよう』という風土があるので、チームの結束をより固められるよう、コミュニケーションを取りやすいオフィスにしたいです」。最後に、そう話してくれた大塚さんと江川さん。
ユニークな個性が集まるこの“フィールド”から、今後も世の中に影響を与えるアイデアが生まれていくのでしょう。