-
- ファシリティナレッジ
-
オフィスレイアウトにかかる費用を種類別に紹介！～費用ごとの相場も解説～
ファシリティナレッジ
公開 2020.06.13
更新 2023.09.29
公開 2020.06.13
更新 2023.09.29
新しいオフィスのレイアウトには、どの程度の費用がかかるのでしょうか。今回はオフィスレイアウトにかかる費用の種類と相場をご紹介します。費用を抑えるコツも解説するので、自社の予算に合った費用対効果の高いオフィスレイアウトを実現しましょう。
目次
オフィスレイアウトのデザインにかかる費用相場は？
オフィスレイアウトのデザインにかかる費用は、一般的に250,000～500,000円程度と言われていますが、あくまで目安の金額です。デザイン会社によって費用が異なりますが、これは会社によって請け負う範囲が違うことが大きく金額が変動する要因のひとつです。
費用のイメージがつかない状態では、デザイン会社を選ぶのはは難しいでしょう。そこでまずは、デザイン会社の選び方と一般的な相場をお伝えします。
依頼する会社によって大幅に異なる
オフィスレイアウトのデザインにかかる費用は、依頼する会社によって変動します。
デザインだけを請け負う会社から、デザインから工事までをワンストップで行う会社まで、作業範囲も様々です。何をどこまでやってもらうか、あらかじめ考えておきましょう。
また、会社ごとに異なるのは費用だけでなく、得意とするデザインも異なります。デザイン会社選びでは、多少費用が高くても、自社の要望を確実に叶えることを第一に考えましょう。
費用相場
オフィスのデザインにかかる費用は、250,000～500,000円程度だと言われています。デザイン費用に工事費を加算すると、全体で2,000,000～3,000,000円はかかるでしょう。
ただし、デザインや工事の内容によって、費用は大きく変動します。費用がいくら安くても、新しいオフィスの満足感が低ければ、費用対効果が高いとは言えません。相場は参考程度に留めつつ、自社の要望を実現できる会社の中から、デザイン会社を選ぶべきです。
まずは、自社の要望を実現できる会社をいくつか選び、候補に選んだそれぞれの会社から、詳細な見積りを取って比較してみてください。
オフィスレイアウト工事にかかる費用
オフィスレイアウト工事には、内装工事費と設備工事費がかかります。
内装工事費 100,000～300,000円／坪
【設備工事費】
電気設備工事費：20,000円／坪
ネットワーク工事費：25,000円／坪
電話回線工事費：20,000円／坪
上記は、それぞれの工事にかかる、1坪当たりの費用相場です。各費用の詳細を見ていきましょう。
内装工事費
内装工事費：100,000～300,000円／坪
内装工事は、床にカーペットを敷いたり壁に壁紙を貼ったり、オフィスの部屋全体を整えるような工事です。
新しいオフィスを作る際は、「開放的な雰囲気」や「リラックスして働ける環境」などの、コンセプトを決める場合がほとんどでしょう。新しいオフィスのコンセプトにあった内装を作ることは、オフィスレイアウトの土台となります。
【節約のコツ】
社員用のスペースと、来訪者用のスペースで、素材の品質をわけましょう。来訪者用のスペースは自社の印象に左右するので、費用をかける価値があります。
電気設備工事費の相場
電気設備工事費：20,000円／坪
電気設備は、床下の配線や電源タップ・コンセントを設置するなどの、オフィス内の電気配線全体に関わる工事です。照明器具の工事も、電気設備工事費です。
【節約のコツ】
配線だけであれば工事費は低く済みますが、タップやコンセントの設置は、ほぼ必ず発生します。さらに、オール電化など設備を導入すると、費用はさらに高くなります。自社に必要な設備と、最低限必要な配線方法を見極めることで、不要な工事を減らしましょう。
ネットワーク・電話回線工事費の相場
ネットワーク工事費：25,000円／坪
電話回線工事費：20,000円／坪
インターネット回線や電話回線の、引き込みや宅内工事にかかる費用です。利用する回線や、建物内の設備状況によって、回線工事費は変動します。
【節約のコツ】
IP電話やソフトフォンなどを利用し、インターネット回線だけで電話の通信機能を賄えば、電話回線にかかる費用を抑えられます。建物内に回線設備が残留していれば、引き込み工事が不要となり、宅内工事費だけで済むこともありますよ。
その他のオフィスレイアウトにかかる費用相場
オフィスレイアウトにかかるのは、デザイン費や工事費だけではありません。引っ越しや原状回復、不用品の破棄など、今のオフィスを引き払うための費用もかかります。
引っ越し費用や不用品破棄にかかる費用は、工事費に比べて節約しやすい費用です。費用ごとの相場と、節約のコツをお伝えします。
引越し費用・原状回復費用の相場
引っ越し費用：20,000～50,000円／人
原状回復費用：20,000～100,000円／坪
引っ越し費用は社員1人当たり、原状回復費用は1坪当たりで、上記の相場で考えましょう。原状回復にかかる費用は、オフィスの規模や、元々の状態からどの程度状態が変わったかによって変動します。
【節約のコツ】
なるべく社員で荷物を梱包したり、運び出したりすることで、引っ越し費用を抑えられます。原状回復費用を今から抑えるのは難しいですが、新しいオフィスでは変更を少なくするなど、次の引っ越しに向けて費用を抑えることは可能です。
不用品破棄にかかる費用の相場
不用品の破棄にかかる費用は、トラック換算で考えられます。
2トン車：70,000～80,000円
4トン車：120,000～150,000円
【節約のコツ】
なるべくゴミを溜め込まないことで、不用品破棄にかかる費用を抑えられます。家具やPCなどは別として、普段からこまめにオフィスを整理し、捨てられる不用品をこまめに捨てることで、引っ越しの際に出る不用品を減らしましょう。
その他諸経費の相場
上記で紹介した以外にも、オフィスの移転には下記のような経費がかかります。
【その他諸経費】
- 家具購入費
- PC設定費
- 梱包資材費
上記はかかる費用の一例です。必要に応じてさらに費用がかかることもありますし、反対に、上記の費用を節約することも可能です。
【節約のコツ】
PCの設定はできる社員に任せる、梱包資材はなるべく使いまわすなど、社員のスキルを含めた「今あるもの」を有効活用しましょう。また、来訪者用の家具は品質の高いものにし、社員用の家具は品質を抑えるといった手段も有効です。
移転時は社員全員で協力し、できるだけコストを抑えて理想的なオフィスを作れるよう会社が一眼となって取り組む必要がありそうですね！
相場を知って理想のオフィスレイアウトを実現
オフィスのレイアウトにかかる金額の相場をお伝えしてきました。こだわればこだわる程、お金がかかってしまう部分でもありますが、かしこく節約することで大きなコストダウンも可能です。
理想のオフィスレイアウトを実現するためにも、しっかりと予算立てからはじめましょう。
シェア
いいね
