- オフィスインタビュー
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「まるで旅館⁉︎」な和テイストの会議室も。“街道”でつながるLoco Partnersのオフィス
満足度の高いホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営する、株式会社Loco Partners。宿泊することで得られる上質な体験をオフィスでも表現するべく、こだわりの空間に仕上げています。
今回は、そんなLoco Partnersのオフィスに行ってきました。旅館のようなスペースがあったり、街道を表現したエリアがあったり、見どころ盛りだくさん。早速レポートしていきましょう!
東京や大阪、北海道、沖縄など、国内外合わせて7つの場所に拠点をもつ、Loco Partners。それぞれの場所には、「Square」「Hill」「Island」といった名前がつけられています。
今回取材で伺ったのは、東京にある本社オフィス「Village」です。汐留駅から歩いて7分ほどのビル「コモディオ汐留」に入っています。
エントランスで受付を済ませ、案内してもらったのは……
「え?︎ 旅館の一室!?」と錯覚してしまいそうな、会議室です。
和室でまったり気分を味わえる空間で、コーポレート本部の徳山さんと佐藤さんに、オフィスのこだわりについて伺いました。
コーポレート本部 組織デザイン部 兼 営業1部
部長
不動産関連の会社にて、総務人事部でグループ全体の新卒/中途採用・研修業務などに従事した後、営業・新規事業開発などを担当。 2016年7月にLoco Partnersに入社。人事・広報・法務・経理・営業企画・カスタマーサポートなどコーポレートスタッフ全体の責任者として従事。現在はコーポレート本部 組織デザイン部と営業1部の部長を兼任している。
コーポレート本部 経営管理部 財務/経理グループ
IT会社にてシステムエンジニアとしてシステム開発に従事した後、経理・人事・総務を担当。2018年6月にLoco Partnersに入社。経営管理部に所属し、経理・総務・社内ITなどバックオフィス全般を担当している。
目次
すべてのユーザーに上質な宿泊体験を。満足度の高いホテル・旅館だけが集まる「Relux」
かしみん
会議室に案内されたとき、旅館の一室かと思いました。
徳山さん
この会議室についているガラス扉や、すりガラスの小窓は、実際に老舗旅館で使われていたものですよ。
徳山さん
弊社が運営している宿泊予約サービス「Relux」にちなんで、旅館風の部屋作りをしてみました。
かしみん
本物ですか……!
徳山さん
「Relux」は、すべてのユーザーに上質な宿泊体験をお届けするため、満足度の高いホテルと旅館だけをピックアップしています。サービスを通して得られる上質な体験を、オフィスでも表現したいので、こちらの会議室のインテリアには特にこだわっています。
▲和のテイストを放つ、鯛のアート
かしみん
サービスを利用して得られる体験を、オフィスでも体現されている、と。サービスを提供するうえで、どのような思いを大切にされていますか?
徳山さん
大切にしているのは、ミッションとして掲げている「つながりをふやす」です。宿泊という体験は「旅行者と宿」「旅行者と地域」など、さまざまなつながりを生みます。そのつながりは、旅行者に充実感を与え、やがては社会を豊かにしていくでしょう。
私たちは、旅行者がとっておきの宿と出合えるようにお手伝いすることで、この世界につながりを増やしたいと思っています。
本社オフィスのテーマは「Village +」!
かしみん
本社オフィスのテーマはありますか?
佐藤さん
日本らしい“和テイスト”のものが集まり、人々が行き交いながら、コミュニティが形成されていく集落のような場所でありたいーー。そんな思いから「Village +」というテーマにしました。
佐藤さん
この会議室を中心に“和テイスト”を表現しており、オフィス内にはメンバーが行き交う“街道”もあります。そして、コミュニティが形成されるよう、コミュニケーションが生まれる工夫もしました。
かしみん
おお、気になるポイントがたくさんあります。早速、オフィスのなかを見せてください!
人が行き交う街道を表現した、会議室エリア
まず最初に案内してもらったのは、会議室エリアです。5つの会議室が廊下でつながっています。
かしみん
会議室のドアに付いている、アルファベットの文字が気になります。
徳山さん
日本にある「街道」の名前を会議室に付けています。「Tokai」「Hokuriku」「Saigoku」「Satsuma」「Oshu」の5種類があります。会議室が広い順に、大きな街道の名前を付けているんですよ。
かしみん
街道の名前……ということは、先ほど言っていた「メンバーが行き交う“街道”」は会議室エリアのことですか?
徳山さん
そうです。会議室は街道、廊下は街道同士をつなぐ道に見立てています。
▲廊下には素材感のある木材が使われており、あたたかみがあります
徳山さん
この廊下から執務スペースやフリースペースにも行けるんです。回遊性を意識して、人が流れるような導線設計をしていますね。
徳山さん
会議室には、弊社が掲げる5つのバリューを、それぞれポスターにして飾っていまして。目に付くところに設置することで、メンバーが自然と意識できるようになれば、との狙いがあります。
かしみん
「ONE TEAM」のポスターが! ラグビー・ワールドカップの影響で、ちょうど2019年の流行語大賞にも選ばれましたね。
徳山さん
そうですね! 弊社も大切にしている考えです。「個人よりも、チームで成果を出すことを重視し、チームで成果を出すためには、時にぶつかり合いながら互いの立場を理解しあって突き進んでいくことが重要」という意味が込められています。
明るい日差しでリフレッシュできる、フリースペース
次に案内してもらったのは、廊下を通り抜けた先にあるフリースペースです。カラフルなイスが並んでいて、ポップな空間が広がっています。
かしみん
フリースペースは、どんな場面で使われているんですか?
佐藤さん
ランチを食べたり、休憩をしたり、仕事に取り組んだり、さまざまな用途があるスペースです。メンバーが集まるリビングのような場所なので、会話が生まれやすい空間です。
手前にはテーブル席、奥にはソファ席があるので、会議室を使うまでもないちょっとしたミーティングもしていますね。
かしみん
大きな窓からたくさんの日差しが差し込んでいて、気分が明るくなります。
佐藤さん
そうですね。執務スペースにいたメンバーがリフレッシュするために、フリースペースに来て仕事をしていることもあります。
▲電子レンジや冷蔵庫といった家電が集められたカウンターも
オフィスのさまざまな場所に飾られた、アート作品
オフィスを案内してもらって気づいたのが、さまざまな場所にアート作品が飾られていること。エントランスや会議室、廊下など、至るところで発見しました。
▲縁側スペースに飾られている、カラマツのアート作品。アートディレクター・佐藤圭さん作
かしみん
オフィスのいろいろな場所に飾られているアート作品が印象的です。
徳山さん
廊下にある大きなアート作品は、中国でオーダーメイドしたものです。
かしみん
おお、大きくてインパクトがあります。47都道府県の名前が描かれていて、全国の旅館やホテルを掲載している「Relux」にぴったりですね。
徳山さん
そうですね。「アートにインスピレーションを受け、もの(サービス)づくりの発想が広がるように」という思いが込められているんです。
エンジニアやデザイナーが集まる場所。ものづくりの拠点「Factory」!
東京には、今ご紹介した「Village」のほかに、「Factory」という拠点もあります。場所は「住友不動産東新橋ビル6号館」の6階です。
「Village」から歩いて2分ほどとのことで、「Factory」開設プロジェクトのメイン担当である佐藤さんに案内してもらいました! メンバーから好評を集めるふたつのスペースをピックアップします。
かしみん
どうして「Factory」という名前なんですか?
佐藤さん
「ものづくりの拠点」をテーマにしているので、“工場”という意味をもつ「Factory」にしました。このオフィスには、エンジニアやデザイナーといった、サービスプロダクトを作っている部署を配置しています。
柔らかい雰囲気で肩のチカラを抜ける、フリースペース
佐藤さん
大きなテーブルが並ぶフリースペースでは、軽いミーティングや仕事、ランチ、休憩などをしています。基本的に自由に使える場所です。東京オフィスのなかで一番広いので、全社会議といったイベントも開催していますよ。
かしみん
ウッドテイストの壁や床が、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。
佐藤さん
肩のチカラを抜き、アイディアが出やすい状態でものづくりをしてほしかったので、柔らかい雰囲気を出せるように意識しました。
佐藤さん
ついたてがあるカウンター席は、集中スペースとして使っています。ひとりの世界にこもって作業ができる、とメンバーから好評です。
かしみん
確かに、周りの情報をシャットアウトして、集中したい場面がありますよね。
佐藤さん
固定席もあるので、固定席・フリースペース・集中スペースと気分に合わせて使い分けられますよ!
「Relux」が生まれるのは、“和テイスト”や“働きやすさ”を大切にしたオフィスから
満足度の高いホテルと旅館を集め、上質な宿泊体験を提供している「Relux」。そんなサービスが日々つくられるオフィスは、“和テイスト”や“働きやすさ”を大切にした空間でした。
帰り際に、「メンバーが安心して帰ってこられる、家のようなオフィスにしていきたい」と話してくれた徳山さんと佐藤さん。今後、サービスやオフィスを通して得られる体験がどのようにアップデートされていくのか、楽しみです!