vol.21 株式会社f4samurai
みんなでワクワクできるオフィス

2010年にマンションの一室で産声をあげた『f4samurai』。スマートフォン向けゲーム「オルタンシア・サーガ〜蒼の騎士団〜」などのヒット作をリリースし、新しいゲームのプロジェクトも続々進行中とのこと。企画・開発・運営まで一貫して社内のチームで手がけるという、社員同士の距離が近い『f4samurai』のオフィスにおじゃまして来ました!

2016年09月01日
text by Azusa Yamamotophoto by Nozomi Ashizawa

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ワンフロアで見通しのいい場所

神田万世橋近くのオフィスのエントランスに入ると、季節のあしらいがほどこされたオブジェがあり、採用担当の楜澤(くるみざわ)友香さんが迎えてくれた。
「どうぞ。ここで靴を脱いでください」
え、靴脱ぐのー? 早くも友人宅におじゃました気分になりながら、オフィス探訪がスタート。

-お話をうかがおうと思って入ったミーティングスペースがいきなりすごい!

楜澤さん 

スイッチひとつでガラスが曇るんです! 会議や面接の際には、こうして個室状態にしてやっていますね。

-移転のタイミングは?

楜澤さん 

2016年の3月です。新規プロジェクト開発にあたり社員もこれから増えるというタイミングでした。前のオフィスだと最大で60名分しか座席がつくれなかったので。そこからメンバーも増え、現在は90名くらいメンバーがいます。8階のフロアを執務室、7階のフロアをリフレッシュルームとしているのですが、近々7階も執務室にするべく、リフォーム中です!

-おお、絶好調ですね! f4samuraiさんって、どんな会社なんですか?

楜澤さん 

スマートフォン向けのゲームをゼロから企画・開発・運用している会社です。運用タイトルは「オルタンシア・サーガ〜蒼の騎士団〜」や「アンジュ・ヴィエルジュ〜第2風紀委員ガールズバトル〜」で、新規タイトルは2タイトル開発しています。

f4samuraiが手がける「オルタンシア・サーガ〜蒼の騎士団〜」。

-へえ! イラストがすごい凝ってますね!

楜澤さん 

ありがとうございます。イラストレーターチームも社内にいて、リーダーを筆頭に、20代の女の子たちが活躍しているチームです。弊社ではクオリティを重視して、重要な部分は社内で描いています。

-全部自分たちの手で、ですか。大変そうだけど、充実感ありそう!あれ、なにこれ。紙みたいなカーテン! ここは何ですか?

楜澤さん 

ふふふ。秘密基地です。これ、デスクになるんですよ。

-ここでこっそりゲームのアイデアとか考えるのかな。秘密基地感がハンパないですね!あ、ここは壁がホワイトボードだ。

楜澤さん 

ゲーム製作のチーム内でブレストしたり、タスクを書いたりするんです。よかったら、何か描いていきませんか?

-ちゃっかり参加させてもらっちゃって、嬉しい(照)。ん!? 後ろから視線を感じる! え? デスクのみなさんが、カメラマン・のんちゃんのカメラをガン見してる!!

楜澤さん 

写真部の部長ですね(笑)。社内で部活動があるんですよ。

-へえ! いいなあ楽しそう。みんな仲がいいんですね。

楜澤さん 

そうですね。割と仲がいい方だと思います。平均年齢が33歳くらいです。既婚者も多いので、落ち着いた感じというか。集まっても、ワイワイし過ぎないというか。このトーンがけっこう好きです。

-ここは和室、ですか。靴を脱いでいるからこそ実現できる和室! 畳が落ち着くー!

田口さん 

はじめまして。

-あ、f4samuraiの取締役の田口さんだ!

田口 堅士 (たぐち けんじ)

『株式会社f4samurai』の取締役。東京大学大学院・理学系研究科・地球惑星科学専攻を修了し、株式会社野村総合研究所を経て、2010年に株式会社f4samuraiを設立。 社内の役割は、ゲームプランナー・総務、会計など、つまり“何でも屋”である。

-は、はじめまして。こんなリラックスしちゃってごめんなさい! でもすごい居心地いいですね、このオフィス!

田口さん 

もともと、「家族」や「自分の家」というテーマがあって、家で仕事しているようになれるオフィスを目指してつくってもらいました。あと、風通しのよさ、も意識しています。向こうとこっちのガラスの間に壁がなくて、端から端まで見える。どこに誰がいても、全員の顔が見えるオフィスにしたいという想いがありましたね。

-テーマが「家族」って、おもしろいですね。社名であるf4のひとつが「Family」?

田口さん 

そうですね。弊社の出発点がマンションの一室で、創業メンバーの一人が同じマンションの一部屋の和室に住んでいて、「おつかれー」って帰っていくと、すぐ隣でお風呂に入る音が聞こえて。そして、朝出社すると髭をそっている音がするっていう(笑)。そういうオフィスで3人から始まって、10数人になるまでそこでやっていました。当時は冷房も効かないし、暖房もかけすぎるとブレーカーが落ちちゃって、PCのデータが全部消えちゃったりとか、よくありましたね(泣)。晩ごはんはみんなで作って一緒に食べてましたし。そんなスタートの3年間だったので、社員のメンバーって、僕が役員・上司で、というよりかは、一緒に働いている仲間というか「家族」みたいな感じがあるんです。けれど、会社が大きくなっていくと、社員のメンバーも役員と話す機会も減っていって、そういう部分が薄れてくるのは当然だと思います。だからこそ、いつでも話しやすい環境を作り、「家族」というテーマを社員に感じてもらいたいと思っています。

-“靴を脱ぐ”というのも、マンションから始まっているからなんですか?

田口さん 

そうですね。靴を脱ぐというのは「家族」感を出したいということもあります。また、お客様にも一枚壁を取り払うという感覚を、靴をぬぐということで感じてもらいたいと思ってます。

-なるほど。で、超関係ないんですけど、田口さんの経歴、すごいですね。地球惑星科学専攻って。

田口さん 

(笑)。今とあんまりつながりないんですけどね。水金地火木土天海のあれですね、僕の研究していたのは。地球惑星科学っていうのは、その太陽系のことを学ぶんです。僕の隣の研究室が、はやぶさのプロジェクトをやってたんですけど、僕のやってることは地味でしたね。金星の大気がどうしてできたかとか。「ほんとなのかな?」と思いながらやってました(笑)。

-おもしろい(笑)。会社の役員である田口さんがこういうフランクな姿勢だから、社員のみなさんともフラットに接することができるんだろうな。ありがとうございました!

私たちのお気に入りスポット

働く人にとってのオフィスでのお気に入りスポット・過ごし方を聞いてみました!

西須 一人さん(ゲームプランナー)
家族みたいなあたたかさがある。

-入社のきっかけは?
大手のスマートフォン向けゲームをつくる会社から転職しました。ゼロからすべて、ゲームを開発してみたいなという気持ちがありました。入ったときにちょうど社員旅行があったんです。大手の会社だと、知っているのはフロアの周りの人たちだけだったですけど、f4はワンフロアで見渡せて、みんなで働けて、家族じゃないですけど、あたたかさがありますね。

-お気に入りスポットはどこですか?
気軽に集まって相談ができるミーティングスペースですね。ゲームプランナーって業務は幅広いですが、ゲームの企画をすることや周りを動かしていくことも重要な仕事なので、チームのエンジニア、デザイナー、マーケティング担当など、いろんな役割のメンバーと話をする必要があるんです。ここのスペースは中心にあるので、どのチームからもアクセスしやすく、コミュニケーションがとりやすい。そして、長時間いなくてもいいので、ぱっと話してぱっと仕事に戻れる効率性もいいですね。

鮠水 ちかさん(CGデザイナー・イラストレーター)
季節によってあしらいの変わるエントランス。

-お気に入りスポットはどこですか?
エントンランススペースです。3月にこちらに移って来たばかりの頃は、桜の木があしらわれていました。それが印象的で、このオフィスでがんばろうっていう気になりましたね。

-ちかさんのお仕事は?
ゲームに登場するキャラクターのイラストを描いています。わたしはまだ10数人でオフィスがマンションだった頃から働いているのですが、人数が増えた分大きい作品がつくれるようになって、自分の描けるものとか、仕事の幅も広がりました。もちろん、10数人の時と比べると社員同士の距離はあるんですけど、いまでも社長や役員と直接やりとりができるので、会社が大きくなってもそこは変わらないですね。

-かわいいっ。どんな流れで、このかわいいイラストが生まれるんですか?

楜澤さん 

社内のプランナーとイラストレーターで、先ほどのコミュニケーションスペースなどでイメージをすり合わせます。すり合わせはわりとカジュアルな感じで「前回のあのキャラみたいな……」とか「このキャラはこういう動きしそうだよね」など、ザクっと話してお互いにイメージを共有しながら進めていきます。そのイメージを元にイラストレーターがキャラを制作していきます。イラストレーターもゲーム創りに深くかかわることができるのがf4のいいところです。

安田裕貴さん(シナリオライター)

-お気に入りスポットはどこですか?
端のところって呼んでいる「リフレッシュルーム」ですね。仕事柄、ゲームのストーリーの核となる世界観やビジュアルデザインなど、考えることが多いので、ひとりになりたいんです。ここは近くにホワイトボードがあったり、外の開放感があるので、ワクワクすることを妄想するのにいいんです(笑)。

-安田さんの妄想がゲームになるんですね! すごい!
ありがとうございます(笑)。僕の場合は、ゲームの世界観やストーリーについても、極力あたらしいものを見つけていこうとしているので、そこがプランナーやイラストレーター、エンジニアなどのほかの職種のメンバーにとっては弊害ではあって。なかなかすぐにイメージができないものをつくろうとするので、大変ですね。でも、それがチャレンジできる職場だと思います。いま、ゲームの世界観がやっと完成したので、大きな一歩を踏み出したところです。

-おお! これから大冒険の世界が始まるわけですね! 安田さん、がんばってくださいっ。今回取材したのは、8階フロアのみでしたが、現在7階部分も絶賛リフォーム中とのこと。また取材にうかがいたいなぁ! f4samuraiのみなさん、どうもありがとうございましたー! またお会いしましょう。

靴を脱いで仕事をするのが、f4samuraiの伝統。前回のオフィスまでは靴の置き方に決まりがなくエントランスがカオス状態だったため、田口さんが設計にも携わり下駄箱が完成。
デスクが並ぶ真ん中にあるオープンスペースだが、天井のカラーを変えることで、別空間を演出。
キッチンスペース。靴を脱いでいるからか、ここもとてもリラックスして過ごすことができる。

tags :

株式会社f4samurai

http://www.f4samurai.jp
相鉄万世橋ビル
利用従業員数 約80人
利用坪数 約200坪(8階部分)
移転時期 2016年3月22日
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