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オフィスインタビュー
vol.149 ディライテッド株式会社

プロダクトと合わせた「ミニマム」「シンプル」がコンセプト。ディライテッドのオフィス

クラウド受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」の開発・運営・提供を行なっているディライテッド株式会社。
 
そんなディライテッドのオフィスは、プロダクトと同じように「ミニマムさ」「シンプルさ」にこだわった、洗練された空間が広がっていました。
 
代表の橋本さん、広報の藤村さんにお話を伺ってきたのでご紹介します。

 

橋本 真里子さん (はしもと・まりこ)
ディライテッド株式会社 代表取締役CEO
2004年大学卒業後、上場企業5社以上で受付を経験。1日平均500人、月間10,000人、延べ120万人もの接客経験を通して確立した独自のノウハウを活かし、2016年1月にディライテッド株式会社を設立。翌2017年にクラウド受付システム”RECEPTIONIST(レセプショニスト)”をリリースした。
藤村 理紗さん (ふじむら・りさ)
大学卒業後、レディースアパレル会社に販売職として入社。都内を中心とした店舗で経験を積んだ後に法人営業を3年間経験。2019年5月にディライテッド株式会社に入社し、現在は広報/PRを担当。

 

クラウド受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」を開発・提供

 

 

ameri

まずはディライテッドが展開している事業について教えてください!
 

橋本さん

クラウド型受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」の開発・提供・運営をしています。
 

ameri

具体的にはどのようなサービスなのでしょうか?
 

橋本さん

RECEPTIONISTは、内線通話を使わない受付システムです。お客様は受付に置かれたiPadを操作するだけで、ビジネスチャットやモバイルアプリアプリを通して直接担当者を呼び出すことができます。
 
一般的な企業受付の「内線で部署に電話をかけ、出た人に要件を伝えて担当者を呼び出してもらう」という工程はとても非効率ですよね。そういった非効率さをRECEPTIONISTで無くし、会議室の整理やお茶出しなどといった「人にしかできない仕事」に集中してもらいたいと考えています。

 

ameri

最近はRECEPTIONISTを導入している企業さんをよく見かけます。
 

橋本さん

ありがとうございます!
 
昨年の12月には、カレンダーツールと連携して、スムーズに日程調整を行うことができる機能(調整アポ)をリリースしました。現在はRECEPTIONISTの機能のひとつとして提供していますが、今後は切り出して独立したサービスとしての提供を予定しています。

 

ameri

橋本さんご自身の受付嬢としてのご経験から、RECEPTIONISTの提供をスタートされたと伺いました。どのような思いで立ち上げられたのでしょうか?
 

橋本さん

自分の経験から、とにかく「煩わしさからすべての人を解放してあげたい」という気持ちが大きかったですね。
 

ameri

サービスを通してどのような社会にしたいとお考えですか?
 

橋本さん

RECEPTIONISTを多くの企業さんに導入してもらうことによって、有人の受付を無くそうとしているわけではありません。受付嬢は「人にしかできない仕事」をするべきだと考えています。
 
RECEPTIONISTを使って非効率的な作業を無くし、自分たちの仕事にコミットできる社会を作りたいですね。

 

ameri

働くうえで大切にされている想いはありますか?
 

橋本さん

「プショニが好き」というメンバーと仕事をすることです。弊社のメンバーはRECEPTIONISTのことを「プショニ」と呼んでいます。
 

 

ameri

プショニですか。なんだかかわいい呼び方!
 
ちなみに、ディライテッドは働き方に多様性があるとも伺いました。

 

橋本さん

そうですね。働き方に関しては、働く時間ではなくアウトプットという成果で管理をするようにしています。自主性を大切にしているのが特徴ですね。フルリモートで働くメンバーもいます。
 

ameri

フルリモートの方は遠方に住んでいるのですか?
 

橋本さん

はい。山梨や大阪に住んでいます。
 

ameri

具体的には、フルリモートのメンバーのアウトプットをどのように管理しているのでしょうか?
 

橋本さん

フルリモートのメンバーが会社に来るのは、月に1回の月例会があるタイミングです。それ以外は、テレビ会議ツールやチャットを活用してコミュニケーションを取っています。
 

ameri

さまざまなツールを活用して多様性ある働き方を作っているんですね。
 

プロダクトと共通して「シンプル」「ミニマム」を重視したオフィス

 

 

ameri

オフィスのテーマはあるのでしょうか?
 

橋本さん

プロダクトとオフィスに共通しているテーマは「ミニマルさ」「シンプルさ」ですね。
 
プロダクトもオフィスも、ミニマルかつシンプルにすることで使いやすくスッキリと見えると考えています。

 

ameri

確かに、RECEPTIONISTのデザインもシンプルでスッキリしていますもんね。
 

橋本さん

また、次の移転も想定していたので、作り込んでしまったらコストもかかってしまうと思いまして……。
 

ameri

その想定通り、次の移転が既に決まっているとお聞きしました!
 

橋本さん

そうなんです。
 
想定はしていましたが、正直予想していたより早かったですね。順調に社員数が増えてきているのでオフィスに入らなくなってしまって。
 
‍弊社にはリモートワークを基本とするメンバーがいるので常に満杯なわけではないのですが、全員出勤するとデスクも会議室も足りなくなってしまうんです。来年の3月を目処に引越しを予定しています。

 

ameri

次のオフィスも楽しみですね!
 
それでは現在のオフィスのこだわりを教えてください。

 

シンプルだけど置き型にこだわりあり!RECEPTIONISTを設置した受付

 

 

ameri

受付にはRECEPTIONISTが設置されていますね。やはり自社サービスを置くエントランスにはこだわりましたか?
 

橋本さん

はい、1番こだわりましたね。内装デザインはコンペでお願いしていまして、RECEPTIONISTの置き方がいいなと感じたところに依頼することに決めました。
 

ameri

RECEPTIONISTの設置方法が決め手だったんですね。
 

橋本さん

そうなんです。受付の壁に斜めにかける斬新さがシンプルかつオシャレで、省スペースにもなるので「新しい!」と即採用しました。
 
本来であればこちらからお伺いするはずのお客様にも「受付にどう設置しているのか」を見てもらうために、足を運んでもらうこともあるんです。

 

▲プロダクトもシンプルで使いやすいところが魅力。
 

シンプルで明るい!執務エリア

 
受付を抜けると白を基調とした明るい執務室が広がっています。
 

 

ameri

執務エリアも明るくてシンプルですね。
 

橋本さん

そうなんです。白い家具で揃えることで「シンプルさ」を出しました。またミニマルながらも、ずっと座り続ける椅子にはこだわっています。座り心地など、いろいろなものを試して厳選しましたね。
 

▲座りやすさにこだわった椅子
 

ameri

これは……ベビーベッドですか?
 

 

橋本さん

はい!
 

ameri

オフィスにベビーベッドがあるのは珍しいですね。
 

橋本さん

そうですよね。
 
ベンチャー企業は特に「長く働けるの?」と不安を感じる人が多いと思うんです。ですが、執務エリアにベビーベッドが置いてあるので、「子どもがいても長く働けそう」と感じてもらえることもあります。

 

藤村さん

月例会のときにお子さんを連れて社員が来てくれることもあるんですよ。そういった際にはベビーベッドが活用されています。
 
新しいメンバーもベビーベッドが置いてある環境を見て「赤ちゃんがいるからといって気負いすることなく働けそうな環境だな」と感じてくれることが多いですね。

 

なかなか会わないメンバーもいるからこそ。働きやすさやコミュニケーションを大切にした文化

 

 

ameri

ディライテッドならではの文化はありますか?
 

橋本さん

さきほどベビーベッドの話とも繋がりますが、「出産がマイナスになる会社にはしたくない」という想いは文化に反映されています。
 
ですが、文化というほど大きいことではなく、そもそも創業メンバーに子どもがいたりデザイナーが出産したりということもあり、弊社では「当たり前なこと」です。
 
また、なかなか会わないメンバーもいるからこそ「コミュニケーション」や「働きやすさ」を大切にしています。一人ひとりの生活スタイルに合った働き方ができるよう工夫しています。

 

ameri

コミュニケーションを促進したり働きやすい環境に整えたりする制度はありますか?
 

藤村さん

橋本発信で「ウェルカムランチ」が始まりました。4月以降毎月のように新しいメンバーが増えていて、タイミングが合ったメンバーで気軽にランチに行っています。
 

ameri

コミュニケーションをとるきっかけになりますね。
 

 

藤村さん

また、弊社ではフリーアドレス制を導入しています。
 
フリーアドレス制には1つだけ、「昨日座った席には座らない」というルールがあるんです。隣に座る人が毎日変わるので、さまざまな人とコミュニケーションを取るきっかけ作りになっていると感じます。あとは、荷物を置いて帰らないので、きれいでシンプルなオフィスを保てていますね。

 

ameri

フリーアドレス制におけるルールが、部署の境を超えたコミュニケーションを後押ししてくれているんですね。
 

 

ameri

最後に、今後の展望を教えてください。
 

橋本さん

今は受付に特化していますが、今後はビジネス上のコミュニケーションをより効率化していきたいと考えています。
 
電話やファックスなど、お客様とのタッチポイントをひとつずつ見ると、まだまだアナログな文化が残っていますよね。そこを効率化し、相手によって臨機応変に対応する「人にしかできないこと」に注力できる人を増やすくお手伝いをしていきたいです。

 

ameri

ありがとうございます!
 

 
多様な働き方を受け入れているディライテッド株式会社。「プショニが好き」という想いのもと集まったメンバーが、より長く働けるようにと凝らされている工夫が印象的でした。
 
シンプルながら細かいところにこだわっているオフィスも魅力。きれいなオフィスなので、毎日働くのが楽しくなりそうだと感じました!
 

 

取材先

ディライテッド株式会社

https://d-lighted.jp/ 公式サイト

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