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事務所の内装をおしゃれにしたいけれどコストも抑えたい!工事費用の相場は?

毎日利用する場所だからこそ、オフィスや事務所の内装にはこだわりたいもの。洗練されたオフィスだと、仕事をするのも楽しくなります。かといって、オフィスの内装にそれほど費用は避けない会社も多いのではないでしょうか。費用は抑えながら、できるだけ仕事がはかどる、洗練された空間にしたいものですよね。
 
本記事では、事務所の内装工事にかかる費用を徹底解説。工事の内容別に内装費用の相場をご紹介します。
 
内装工事費用を抑えるためのコツも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

事務所の内装工事の費用の相場

一般的に内装工事の価格は「坪単価」で計算され、工事費用は施す工事の内容・立地などによっても変化します。
 
まずは、事務所の内装工事にかかる費用の相場をチェックしましょう!

スケルトン・居抜き別の坪単価

坪単価は物件の状況によって決められています。「スケルトン物件」と「居抜き物件」では、坪単価が数万円も違うので注意しましょう!
 
【スケルトン物件と居抜き物件の違い】
スケルトン物件:物件が現状回復された物件。自由に部屋のレイアウトや設備を整えられる。
居抜き物件:前の入居者やテナントの各種設備が残された状態の物件。すでに部屋のレイアウトなどが決まっているが、初期費用を抑えらるメリットがある。
 
【物件ごとの坪単価の相場】
スケルトン物件の場合:坪単価20万円〜40万円
居抜き物件の場合:坪単価:15万円〜35万円

スケルトンと居抜き物件の内装にかかる費用の違い

なぜスケルトン物件と居抜き物件の内装工事には、費用差が生じるのでしょうか。
 
スケルトン物件の工事費用がかさむ最大の理由は、「設備を一から整えなくてはならない」こと。スケルトン物件は、物件が完成したばかりの状態に近いレベルまで原状回復されているため、床・内壁・天井などの内装が全て取り払われています。これらの内装を整えないといけないため、費用がかかってしまうんです。
 
原状回復が施された物件の場合は、空調設備・電気設備・ガス設備・排水設備などがない状態です。工事にかかる手間やコストが高くなってしまうため、スケルトン物件の内装工事には「工事総額×20%程度」の設計監理費が上乗せされているのです。一方、居抜き物件は前契約者の設備が残されているので、純粋な工事費用しか請求されません。
 
できるだけコストを抑えて内装工事を行いたい方は、物件を選ぶ際に居抜き物件を探すのがおすすめですよ。

プレハブをおしゃれに内装工事する場合の費用

工場で生産された道具を現場で組み立てて作る「プレハブ」も、おしゃれな内装工事が可能です。プレハブの内装工事は、鉄骨・鉄筋・木材・コンクリートなどの使用されている材質によって変化します。
 
【プレハブの内装工事 イメージ】
①鉄骨素材のプレハブの場合
費用:20万円~30万円
工事期間:3日~5日
 
②木材質のプレハブの場合
費用:15万円~20万円
工事費用:3日前後
 
③コンクリートのプレハブの場合
費用:30万円~45万円
工事期間:4~1週間ほど

事務所の内装費用を抑えるコツ

事務所の内装工事を行うには、高額な費用がかかってしまいます。予想以上の出費に「内装工事は諦めようかな…」と落ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、内装工事はポイントをおさえることで費用を抑えられる可能性大!諦めてしまう前に、コスト削減方法を試してみてくださいね。
 
次は、内装工事費用を抑える5つのコツをご紹介します。できるだけお金をかけずに内装工事をしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

自分たちでDIYする

空調設備や電気配線工事済みの居抜き物件を契約している場合は、自分たちでDIYをするのもおすすめ!壁紙や塗装カラーなどを自由に選択できるので、理想通りの内装に仕上がりますよ。
 
自分たちで工事できない部分のみ業者に依頼するのもOK!コストを大幅削減できますよ。
 

複数業者で相見積もりをする

内装工事をお願いする業者を選ぶ際は、複数の業者に出してもらった「見積書」を比較するのが鉄則!1社だけの提示金額で工事を行うのは、損をする可能性もあるので避けましょう。
 
他の業者の見積書は、工事費用の交渉にも役立ちます。3~5社の業者の見積もりを見比べながら、慎重に業者を選んでくださいね。業者が見つけられない場合は一括で比較できるサイトを利用するのもおすすめです!
 
【内装工事業者 一括比較サイト例】
<比較biz>
https://www.biz.ne.jp/list/interior-construction/

スケルトンのまま利用する

内装工事費用は、数種類の工事費用が合算された金額。そのため、施行する工事を減らすことで工事費用も削減できるのです。
 
スケルトン物件を契約している方は、可動式のパーティションを利用したり、個室を作らない選択をしたりするのも工事費用の削減になります。パーティション工事をカットするだけで、100万円近く費用を削減できますよ。
 
【内装工事費用の内訳】
①仮設工事:工事をスムーズに進行するための施設整備
費用:約10万円
 
②軽鉄工事:軽量鉄骨と石膏ボードを壁に貼る作業
費用:約20万円
 
③内装工事:壁・床・天井など、室内の露出部分の塗装など
費用:約350万円
 
④建具工事:さまざまな材質から扉を選び、設置する作業
費用:約80万円
 
⑤パーティション工事:室内の仕切りや個室のドアなどの設置作業
費用:約85万円
 
⑥電気設備工事:電気を通すための配線工事
費用:約50万円
 
⑦空調換気設備工事:エアコンや換気扇など、空調設備を整える作業
費用:約90万円
 
⑧消防設備工事:スプリンクラーや火災報知器の設置
費用:約50万円
 
⑨その他の経費
費用:約40万円

素材のグレードを場所によって調節する

内装工事費用のなかには、使用される資材の費用も含まれています。資材のグレードを下げることで、内装工事費用の削減にも繋がりますよ。
 
資材のグレードを下げる場合は、範囲を絞ることがポイント!例えば「メインの応接スペースの壁紙には高級なものを選んで、トイレや更衣室は通常の壁紙を選択」「メインの扉はガラス製、その他はスチール製・アルミ製・木製などコストが低い材質を選ぶ」など、場所によって調整しましょう。
 
グレードを下げる場所を選ぶことで、チープな印象にならないので安心してくださいね。

デザインの見直しをする

理想の内装デザインで工事費用がかさむ場合は、デザインの再考もひとつの手段。
 
コストがかかる部分はカットするなど、デザインの見直しを行いましょう。

事務所の内装が完成するまでのステップ

最後に、内装工事のスケジュールについてチェックしましょう!
 
【内装工事完成までのステップ】
STEP1.仮設工事後、軽鉄工事で土台をつくる
STEP2.内装工事で壁紙や天井の資材を貼る
STEP3.扉や室内のパーティションの取り付け
STEP4.電気・ガス・空調・水道など各種設備工事
STEP5.「サイン工事」と呼ばれる看板の設置作業
STEP6.清掃後、契約者がチェックして工事は完了
 
内装が完了するまでは、多くのステップがあることがわかりますね。

内装工事で理想の事務所・オフィスに!

長時間過ごすオフィスだからこそ、快適な空間を作りたいものです。本記事でご紹介した内装工事費用を削減するコツを参考に、費用を抑えながら工事を進めてくださいね。
 
内装工事を施して、理想的な環境で仕事に取り組んでいきましょう!

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