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【企業選びのポイント】社風とは何か、社風の良い会社って?
就職活動をしていると良く耳にする「社風」という言葉。なんとなく理解している人も多いのではないでしょうか。今回は社風とは何か、また社風の良い企業とはどのような会社なのかを解説します。
社風とは
社風とは、その企業が持つ独特の雰囲気や価値観のことです。社風はその企業を構成する社員や企業理念から出ているものです。
例えば社内の人間関係も社風の一つです。意見が言いやすい環境、上下関係が厳しい環境、これもその企業の社風にあたります。
社風は働いている社員にとってもですが、就職活動をしている側にとっても、判断基準としてとても重要な要素であります。
社風の良い会社ってどんな会社?
就職活動をしていると、「社風の良い会社」を企業選びの軸とする方も多いのではないでしょうか。そもそも社風の良い会社というもは、人によって異なります。アットホームな雰囲気が良いと思う人がいる一方で、オンとオフをはっきり分けた雰囲気が良いと思う人もいるでしょう。
社風の良い会社の前に、まずは企業選びの中で何を大切にしているか、どんな会社で働きたいか、何が自分には向いているのかという自己分析をしっかりすることが重要です。
自分の企業選びの軸とは別に、社員のことを大切にしているのか優れた志や理念を有している会社も社風の良い会社です。会社が持つ志や理念は、表面的な企業活動を根底から支えます。志や理念が表面化したものが社会における企業の活動なのです。
そのため企業の根本的な価値観が、その企業の社会における存在価値を決めます。企業が社会にとって不可欠の商品やサービスを提供する存在になることができれば、継続的に安定した経営を行うことができます。
社風が合わない、ミスマッチを防ぐために
入社前には「社風が合う」と思っていたが、実際に入ってみると合わなかったというケースがどの企業においてもあります。せっかく入社したのに合わずに結果的に辞めるというのは双方にとってマイナスです。
そのミスマッチを防ぐためのポイントをご紹介します。
■自己分析を入念に行う
■既存社員には最低3名以上と面談を行うようにする
■実際にオフィスを見学させてもらう
■候補企業は2つ以上とし、比較するようにする
ミスマッチを防ぐためには、まず自分が求めているものが何かを知ることを入念に行いましょう。そして、実際に検討している企業は自分の価値観や求めている社風と合っているのか、実際のイメージからズレていないかなどを確認します。
ここで重要なのが、実際のところを知るために既存社員と話したり、オフィスの雰囲気を見たり、他と比較することが重要です。
最後に
社風が良い企業とは、優れた精神性を持ち社会的に存在価値があるだけでなく、社員を大切にする企業のことです。社会や顧客だけでなく社員からも信頼される企業こそ本当の意味で良い社風を持つ企業であるといえます。
そのような企業には何らかの経営上の困難が発生したとしても、それを乗り越えてさらなる発展を遂げる底力が存在します。企業が継続的な成長を実現するために良好な社風は重要な役割を果たすのです。