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オフィスインタビュー オフィスツアー
vol.310 株式会社Road Goal Holdings

10期目を迎え、さらに成長する起点と なるオフィスに。Road Goal Holdingsの「普通じゃない。無難じゃない」オフィス見学ツアー

「社会に希望の道 = Roadを示す」をパーパスとして掲げ、2017年に創業した株式会社Road Goal Holdings。10期目を見据え、ダイバーシティ東京オフィスタワーへ本社オフィスを移転しました。創業時から今に至るまで、ベイエリアにこだわってきたという同社。オフィスへの想いについて伺いました。

片江光太
インタビュー
片江光太
Road Goal Holdings 代表取締役社長

人材系ベンチャー企業の人事採用系の部長として「5年連続300名以上のリファラル採用を採用単価ゼロ」の実績を経て、2017年26歳でRoadグループを独立創業。M&A9件/大手企業同士のJV社長など幅広い経験を経て、Roadグループを牽引。人生のテーマに「出逢った人の人生の記憶に残る」を掲げ、”人の人生を変える”ことを日本一追求する経営者。

片江 瑠奈
インタビュー
片江 瑠奈
Road Goal Holdings 経営企画室 Creative Team所属

創業メンバーとして様々な部署で活躍。創業時から社内の企画や名刺・ロゴ・HP・SNSなどのデザイン制作を担当。Roadグループのブランド力を高める為、持ち前の感性を活かした様々なクリエイティブにより「Roadが届けたい世界観」を作り出す。

杉本 七彩
インタビュー
杉本 七彩
Road Goal Holdings 経営企画室 Creative Team所属

2024年にRoadグループ初のデザイナー職としてジョイン。会社のブランドをカタチづくるクリエイティブでこだわるのは「Roadらしさをどう伝えるか」。表面的なデザインではなく、込められた想いや文化が見た人の心に届けるクリエイター。

満を持して「妥協なき移転」を実現

卯岡(IBASHO.ライター) :

御社はさまざまな事業を展開されていらっしゃいますが、主に何を手掛けていらっしゃるのでしょうか。

片江さん :

うちは事業に特別フォーカスしたいという会社ではないんです。弊社のテーマは「人生を変える会社であろう」。お客様のためという想いは当然あるものの、社員の人生をより良くしたいという点に非常にこだわっています。そのために作った会社なんですよね。なお、弊社では社員のことを「Crew(クルー)」と呼んでいます。

卯岡 :

クルーフォーカスな会社なんですね。

片江さん :

そうなんです。事業も「人生を変える」「人生改革」といった言葉に連なるものを展開してまいりました。私が採用人事畑の出身で、創業メンバーも人事採用系のキャリアの持ち主が多いことから、土台となる事業は人材事業が占めています。

2026年からは発信活動に力を入れていく予定で、そちらもテーマはキャリアです。そこにうちのテーマである「人生改革」を掛け合わせ、努力を積み上げてきたすごい方たちのルーツやマインドセットを共有したいと考えています。

卯岡 :

それは楽しみです。現在、御社ではどういった働き方を推進されているのでしょうか。

片江さん :

基本的には出社方針でやってきました。ただ、ここ2年ほどは営業拠点を全国各地に広げたことで、幹部同士や現場社員との対面コミュニケーションが減ってしまったんです。同じ空間で互いの表情を見て仕事をする機会が減ったことで、組織内の風通しの良さであったり、仲間が頑張っている様子を見て自分も奮い立ったりという弊社の強みも薄らいでしまったなと感じました。実際、こうした組織課題の顕在化は労働生産性や離職率といった数字にも表れてしまいまして、支店拡大の方針を一旦見直すことにしたんです。

片江さん :

拡大路線から拠点集約へと大きく舵を切りました。「組織の一体化」を掲げて再編を進めた結果、東京本社に来ると言ってくれた支店メンバーが過半数以上いたため、閉じられる支店は閉じ、東京に集まってもらいました。

また、支店と工場が共存する地域では、支店を閉鎖して工場内に執務エリアを統合し、職種を超えて顔を合わせられる環境を整えています。こうした「物理的な距離を縮め、対話を増やす」という流れを全社で加速させるため、本社オフィスを移転することにしました。

卯岡 :

お台場、ベイエリアにこだわりがあるという記事を拝見しました。創業時からエリアを変えることなく、ベイエリアに拠点を構えていらっしゃいますね。

片江さん :

ええ。エリアは創業時からのこだわりです。

卯岡 :

なぜ、ベイエリアなのでしょう。

片江さん :

日本の最先端である東京において、ベイエリアが1番景色が変わるマチだからです。私自身、そしてこの会社も、強力な後ろ盾やバックボーンを持っていませんから、創業時から「何者かにならないと埋もれてしまう」という危機感を抱いてきました。そのため、拠点を置くエリアにこだわりたかったんです。

創業した2017年は、東京オリンピックに向けて盛り上がっている時期で、ベイエリアは特に新規開拓が進んでいたんですよ。お台場にも活躍している会社の拠点はありますが、新宿や渋谷、虎ノ門といったザ・オフィス街のような「働くマチ」といったイメージが薄いのも、かえって良さだと捉えました。

創業のタイミングで、私は住まいも豊洲に移しています。後に続くクルーが多かったため、近隣のマンションには弊社のクルーが多数住んでいるんですよ(笑)。

卯岡 :

引っ越しを決めるほど「御社で長く頑張りたい」と思っていたクルーの方が多かったんですね。新オフィスは、エリア以外に何を重視して決められたのでしょうか。

片江さん :

弊社は2026年に10期目に入るという節目を迎えます。新オフィスは、「令和を代表する企業をつくる」というビジョンに向け、本格的にアクセルを踏んでいく必要がある重要な時期を過ごす場になるんです。オフィスは組織文化やコミュニケーションを生むための場でもありますが、私は戦場だと思っています。スポーツでいうところのスタジアム、フィールドですね。日々、戦う場所だからこそ妥協したくないと思い、ベイエリアにある物件をくまなく内見しました。

物件選定においては、こちらの「ダイバーシティ」が群を抜いていました。柱が少なく空間が開けているため、内装の設計の自由度が高いと感じましたし、駅からの動線も良い。コストパフォーマンスも申し分ありません。組織の再集結を形にする場所として、迷いなくこちらに決めました。

実は、移転の構想自体は数年前から温めていました。コロナ禍や業績の推移を見極めつつ、妥協のない移転を実現するために他の物件も幅広く検討してきましたが、最終的には「やはりここしかない」と。一途な想いが叶った移転となりました。

卯岡 :

「満を持して」という言葉がぴったりのご移転だったんですね。内装についてはいかがですか?

片江さん :

内装に関しても、基本的には私が考え、内装会社さんに希望を伝えながら作っていただきました。そのなかで、私の想いを汲み取り担当者に伝える通訳のような役回りを、弊社のデザイン面の仕事を担当している瑠奈に担ってもらいました。

瑠奈さん :

今回のコンセプトは「普通じゃない。無難じゃない。Roadらしさを体現するオフィス」なのですが、何をもって「普通じゃない」「無難じゃない」のか、何が「Roadらしさ」なのかを上手くお伝えする必要があったんです。まずは私が社長の頭の中をイメージできる必要がありましたから、1000個ぐらいの質問を作り、回答してもらうことで考えを紐解いていきました。

片江さん :

インターネットから画像を拾ってきて、参考画像になるものを探してきてくれたんです。それにより、「こういう感じ」がわかりやすくなりました。

瑠奈さん :

今では日本にも内装にこだわったオフィスが多くありますが、それだとどうしても「最近の日本のオフィスらしい内装」になってしまいます。結果的に、参考画像として選ばれたのは、外国のオフィスやホテルなど、私たちにとって非日常感の強い内装になりました。

片江さん :

たとえば、入口が真っ黒な空間に金色のロゴみたいな内装だと、戸惑われる会社さんが多いと思うんです。でも、我々はあえてそれを良しとしました。「何なの?」と思われるオフィスにしたくて、とにかくどれだけ普通ではない側に行けるかどうかにこだわりました。

卯岡 :

エントランスを見てホテルのようだと感じたのですが、その感覚は合っていたんですね。

瑠奈さん :

そう捉えていただけて嬉しいです!

杉本 :

私もエントランスが特にお気に入りなんですよ。内装についてギリギリまで詳細を知らず、教えていただいたときもパースを見ただけだったので、いざ完成したオフィスに来てみてびっくりしました。まさに異次元だなと。

片江さん :

杉本さんには、社内配布用のブランドブックを作ってもらったんです。スケジュールがタイトな中、がんばってくれました。

杉本 :

3日間くらいで作り上げました。

卯岡 :

すごいですね……!

片江さんが手にしているものが、社内配布用のブランドブック

「普通じゃない。無難じゃない」。こだわり抜いたオフィス見学ツアー

「普通じゃない。無難じゃない。Roadらしさを体現するオフィス」。あらためて、エントランスから見学させていただきました。

エントランス

片江さん :

エントランスは会社の顔ですから、強烈な印象を残せるものを目指しました。

卯岡 :

エレベーターを降りて通路を曲がったとき、真っ黒な壁に「Road」と掲げられているこちらの壁が目に入り、非常に印象的だと感じました。杉本さんが「異次元だ」と感じられたのもわかります。

杉本さん :

事前情報を何も知らなかったクルーたちも驚きを隠しきれないようでした。会社名の下には、代表のオーダースーツ裏の言葉を添えていまして、このメッセージも私のお気に入りなんです。

書かれている英文は「貴方の人生を変えるチャンスを与えよう」。Roadグループの理念、メッセージを込めたタグラインです

ウェイティングエリア

瑠奈さん :

こちらはお客様や求職者の方にお待ちいただく場所です。ただの待合室ではなく、思い出を残すためのフォトスポットとして設計しています。

卯岡 :

こちらは?

瑠奈さん :

書道家の武田双雲先生に直々に描いていただいた作品です。社名の『Road』『Goal』にちなみ『道』の先に『天』があり、社長の名前をあしらった『光』を描いていただきました。

片江さん :

私自身もこのウェイティングエリアは特に気に入っています。我々が表したかった世界観みたいなものを体現していただけた場所だなと。ご来社いただいたお客様からは「いい匂いがしますね」と言っていただけることが多いです。

卯岡 :

感じました。アロマを焚かれていらっしゃるんですか?

片江さん :

はい。匂いは前のオフィスのときからのこだわりですね。見栄えの良さだけではなく、清潔感や匂いも大事にするのがおもてなしですから。僕らはもちろん、クルーも慣れてしまっているのですが、外からお越しいただく方には感じていただけているようで、嬉しいです。

カンファレンスエリア

瑠奈さん :

お客様用の会議室があるエリアを「カンファレンスエリア」と呼んでいます。「道」をイメージしたライティングも施していただきました。

片江さん :

真ん中に2部屋ある会議室は、カンファレンスエリアの象徴的な部屋です。このガラスの抜け感にもこだわりました。当初はもう少し派手だったんです。ただ、いくら無難じゃないものにしたいとはいっても、大前提として働く場ですから、光の具合を調整していただき、今に落ち着きました。2部屋は壁の色を変え、新鮮な気持ちで過ごせる工夫もしています。

瑠奈さん :

カーペットの色も、部屋によって少しずつ違うんですよ。統一感はあるけれど、少しずつ違うというのがこだわりなんです。

片江さん :

毎日オフィスに来て働くわけですから、場所によって見える景色が変わるほうが、少しでも刺激になるのではないかという思いもあります。

こちらは窓に面した会議室。印象が様変わりします

バーエリア

瑠奈さん :

執務エリア内には、バーエリアを設けました。

卯岡 :

カフェやバーエリアを設けている会社さんはいらっしゃいますが、こちらはかなり夜の雰囲気を感じる本格的なバーの雰囲気ですね。

片江さん :

これも、人によっては「オフィスの真ん中に思いっきりバーを構えるなんて」と思われるかもしれないもののひとつですね。しがらみがない会社だからこそ、思うように作れました。

片江さん :

私は、世間体や古い慣習にとらわれる必要なんて一切ないと考えています。もちろん最低限のマナーは大切ですが、形ばかりの上下関係や「こうあるべき」という固定観念が、個人の可能性を狭めてしまうのはもったいない。 だからこそ、クルーには「もっと図々しく、前のめりに挑んでほしい」と伝えています。謙遜して自分を小さく見せる必要はありません。失敗を恐れずに突き進む彼らを鼓舞するために、まずは私自身が誰よりもアグレッシブに、挑戦し続ける背中を見せていきたいんです。

卯岡 :

なるほど。それがオフィスにも表れているんですね。

片江さん :

おっしゃる通りです。そういうスタンスを感じてもらえたらなと思ってオフィスを作ったところもあります。

杉本さん :

バーには、喫煙ブースも設けました。

瑠奈さん :

人の匂いをなくす医療機関レベルの滅菌がされるブースなんです。

瑠奈さん :

バーの近くにはリフレッシュスペースとしてソファ席を用意しました。よく使っているクルーがいる、人気エリアです。

ワーキングエリア

片江さん :

執務エリアはシンプルにし、働きやすい環境を整えました。天板をあえて黒にする、チェアはグレーのものに揃えるなど、細部までこだわっています。移転を機に、モニターやキーボードも刷新しました。

卯岡 :

今回の移転に込められた想いが伝わります。座席は決められているのでしょうか。

瑠奈さん :

はい、固定席です。

瑠奈さん :

執務室にはステージも作りました。

卯岡 :

かなり本格的なステージですね!

片江さん :

ここにはクルーに対して「ここで表彰する」「発表する場をつくるから、どんどん舞台に立ってほしい」というメッセージを込めています。

この場所があることで、クルーにも「次は自分が」という気合いが入るかなと期待しています。あえて仕切りのないオープンな空間にしたのは、内に閉じこもらず、自分の考えをパブリックに発信していく癖をつけてほしいから。移転して2ヶ月(取材時)ですが、すでに活発に活用されています。

杉本さん :

2025年の忘年会もこちらで開きました。

片江さん :

サッカーの日本代表戦もここで見ました。懇親の場としても良い場所ができたなと思っています。クルーの反応も良く、嬉しいです。

卯岡 :

いいですね!

卯岡 :

ステージエリアから見える、こちらは……?

瑠奈さん :

ご覧の通り、ジムですね。

卯岡 :

かなり本格的ですね。

瑠奈さん :

特注のマシンなんです。誰かに見られるほうが緊張感があっていいということで、ガラス窓になっています。

杉本さん :

使っているクルーをよく見ます。

片江さん :

マシンが重いので、置き場所に配慮が必要でした。置けて良かったです。

通路には写真を撮る際に便利な幕のあるスポットも
せっかくなので立っていただきました。素敵です!

かっこいい新オフィスは「覚悟の表れ」。いざ、令和を代表する企業へ

「令和を代表する企業になり、今の時代に影響を与えていくぞという覚悟を表した」Roadの新オフィス。情熱とこだわりが込められたオフィスですが、あくまでも「覚悟の表れ」であり、「これまでがんばってきたご褒美」ではない点がポイントです。

「こんなにかっこいいオフィスを作っておいて、会社が傾いてしまったらダサくて仕方がありませんから。私自身、いい意味での緊張感がありますし、クルーも同じではないかと思います。攻めの姿勢で先行投資をしたこのオフィスが、この先の成長の起点となってほしい。しばらくはヒリヒリ感が強いでしょうが、数年先に振り返ったとき、『あのとき攻めて良かったよね』と言えるような自分たちになっていたいですね」(片江さん)

さらに先の未来、次の移転の際は「ご褒美要素を入れられるかもしれない」と片江さん。そのときは、今回は時間的に難しかった、クルー参加型の移転プロジェクトにしたいと語ります。

「今は完成したオフィスに浸っていますが、みんなで考えたらもっと楽しいだろうなと思っています」(瑠奈さん)

「みんなで作ったどういうオフィスになるのか、楽しみです」(杉本さん)

数年後、「あの移転が今の自分たちをつくっているよね」と笑い合える未来をつかみ取るためのフィールドは整いました。このオフィスで、Roadはクルーたちと共に大海原に乗り出していきます。

取材先

株式会社Road Goal Holdings

https://www.road-goal.co.jp/ 公式サイト

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