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オフィスエントランス|その役割や効果について
オフィスエントランスは、企業を訪れたお客様を迎える大切な場所です。企業の顔であり、その会社がどんな会社かというイメージを決める重要な役割を担っています。今回はレイアウトやデザインなどオフィスエントランスづくりについて紹介していきたいと思います。
目次
オフィスエントランスが与える印象
オフィスデザインによって、訪ねてくるお客様へ与える影響は大きく異なります。
明るい印象を与えるデザイン
お客様が訪ねてきて、そのエントランスが採光豊かな明るい様子であれば明るい印象を持ってもらえます。
斬新的や革新的な印象を与えるデザイン
シャープなデザインのものであれば斬新性や革新性といった印象を持つでしょう。
あたたかい印象を与えるデザイン
観葉植物の多いあたたかな印象のデザインであれば優しい印象を持つでしょう。
このようにオフィスエントランスのデザインは、相手に与える企業イメージと直結します。企業カラーや企業としてどのような印象付けをしたいかということをことを考えてデザインを組むことをおすすします。オフィスエントランスは、お客様や取引先などの社外から訪問される方が多く使うため、セキュリティ面からも考える必要があるでしょう。
オフィスエントランスの照明の効果
オフィスエントランスが狭く見えてしまう、閉塞的に感じてしまうという話しはよく聞きます。空間を広く見せるには、照明を使うことで解決できます。
奥行きを出す
奥行きを出すために間接照明を使い少し影を出すという手法
明るさを演出する
明るさを出すために照明器具を増やし照度を上げる
また、照明の色合いや照度によっても印象は変わってきます。照明も印象付けしたいイメージに合ったものを選びましょう。
ロゴや看板の使い方について
オフィスエントランスは会社の玄関ですので、やはり企業の看板・ロゴはしっかりと配置したいものです。取り付ける看板・ロゴは大きさ、取付位置、取付高さなどによって印象が変わってきます。
大きなものを入口の側に目線の位置に取り付けて照明で明るくライトアップすれば主張が強くなります。また少し奥まったところに控えめな大きさで取り付ければ奥ゆかしさを感じます。
これは企業イメージの伝え方の問題もありますが、取り扱っている商品が一般消費者向けの場合は目立つ位置に、逆に企業向けの商品・サービスを扱っている場合は多少控えめな方が収まりが良いです。
看板・ロゴの周囲に商品展示やサービス内容の説明を行うようなパネルを設置することもPRとしては効果が期待できます。またディスプレーなどを並べて動きを持たせたりすることもイメージ戦略には有効です。
おしゃれなオフィスエントランスをつくるコツ
エントランスのコンセプトを決める
オシャレなオフィスエントランス作りのポイントとして、テーマやコンセプトを決めることが大切です。まずは、エントランス自体でもコンセプトを持たせると良いと思います。もちろんそのコンセプトは、企業イメージに基づいてものにしましょう。
家具などに統一感を持たせる
コンセプトが決まったらそのコンセプトに基づいて家具などを決めていきます。その際に、家具は統一感のあるものにするとよりオシャレになります。
おしゃれなオフィスエントランスの施工例について
医療器具会社のオフィスエントランス
濃いグレーのフロアーカーペットに石目とガラス素材を組み合わせた壁材を組み合わせた造りの物です。
落ち着いたイメージを与えるエントランスで訪ねてきたクライアントにはしっかりとした企業というイメージを与える事が出来ます。
国際ビジネス支援コンサルタントを行っている企業のエントランス
木の素材を生かした明るい雰囲気を醸し出すエントランスで来客を迎えるようになっています。
IT系の企業のオフィスエントランス
IT系企業のオフィスエントランスに多く取り入れられているのが、白い光の照明に黒のパネルと金属調の袖壁を合わせた壁面です。シャープな印象を与えるオフィスエントランスを採用しています。先進性のある印象を与えます。
このようにオフィスエントランスに使う色や素材によって相手に与える印象はまったく異なります。
まとめ
優れたデザインのオフィスエントランスは直接生産性の向上に結びつくものではありませんが、対クライアントやスタッフへの心理的影響やイメージ戦略などの間接的な面では企業活動に大きな影響を与えています。
また、エントランスにこだわることで、外部からのお客様だけでなく、社員のモチベーションにもつながります。今回紹介したように、オフィスを訪れた人に好感を持ってもらえるようなエントランスの設計を心がけると良いですね。