- オフィスインタビュー
-
最先端の技術を取り扱っているからこそ。ナチュラルな空間を意識したクリティックミッションジャパンのオフィス
「『働く幸せ』を追求する」を企業理念に、「AI&Robot/業務自動化サービス&コンサルティング」や「ネットワーク&セキュリティインテグレーション」事業を展開している、株式会社クリティックミッションジャパン。
最先端の技術や機器に携わるだけでなく、そこに創造性やアイデアを掛け合わせることで価値を生み出しています。そのため、アイデアなどが生まれやすいよう、社員が過ごすオフィスは、あえて「ナチュラル」「リラックス」をテーマにしているのだそう。
詳しいこだわりを伺ってきたので、ご紹介します!
2003年京セラ株式会社入社。通信システム機器事業本部海外営業部にて無線ブロードバンドシステムの海外市場向け新規事業開拓に従事。
2010年富士フイルムに入社し、メディカルシステム機器の海外マーケティング部門にて欧州・アジア・中国地区を担当。2013年6月株式会社クリティックミッションジャパンを設立し、代表取締役に就任(現任)。慶應義塾大学大学院(経営管理研究科:MBA)修了、同志社大学経済学部卒。
人事・総務・労務部門を管轄する「オペレーション・コントロール部」部長。
モバイルネットワークにおけるRAN(無線機)系エンジニアとして2014年入社。その後、CORE(交換機)系エンジニア部門長を経て、2017年2月より現職。元エンジニア視点での採用計画や社内制度、教育/研修制度などの計画を担う。
インテリア関連製品販売会社での接客/説明員として従事したのち、2018年にCMJへ入社。
採用関連業務全般を担当するほか、新卒・中途入社社員への教育、更には社内イベント等の企画運営も担う。
目次
顧客ニーズに合わせた先端ITソリューションを提供し、世の中に貢献する事業を展開
ameri
クリティックミッションジャパンが展開している事業について教えてください!
辻さん
弊社は、AIソリューション開発や、VBA/RPAなどを活用した業務効率化コンサルティングを行う『AI&Robot/業務自動化サービス&コンサルティング』と、「5G」に代表される『モバイルネットワーク構築』、そしてICTシステム/ネットワークのコンサルティング・設計・構築・運用・保守施工などの『ネットワーク&セキュリティインテグレーション』をコアビジネスとして事業展開しています。
ameri
それらの事業を手掛ける事、また、それを通じて成し遂げるべき「意義」「理念」はどうお考えでしょうか?
辻さん
「『働く幸せ』を追求する」「 全従業員のベクトルを合わせ、お客様、人類社会に貢献する」のが弊社の経営理念です。お客様に質の高いソリューションを提供し世の中に貢献すること、またそのような貢献や新たな価値を生み出すことを通じて、世の中の働き方・従業員の方が「幸せ」だと思える企業・社会を創り出すことが我々の使命だと考えています。
ameri
「働く幸せ」という言葉が出てきましたが、「働き方」で大切にされている考え方はありますか?
辻さん
個人の働き方がどんどん変容している中で、人を惹きつけられるものとは何かと考えたとき、「社内の働きやすさの追求」は非常に重要なテーマの一つです。
どうやったら「働きやすさ」を作れるかというと、融通の量だと思うんですね。日本の通勤電車って苦痛以外の何物でもないじゃないですか。いかに働きやすく過ごせるような環境を整えるかを大切にしていて、弊社ではオフィスの設備や福利厚生を充実させています。
大手企業から働きやすさの追求に取り組んだ方が「流れ」は生まれやすいと思うのですが、従業員が多いとなかなかすぐにチャレンジ出来ないのも実情だと思います。なぜなら、チャレンジにはリスクが付いて回るから。
だからこそ、我々のような中小企業から働き方を変えていきたいと考えています。
ameri
なるほど。
辻さん
社員が働きやすいと感じるには、大きく分けて「成長できる仕事内容、職場の人間関係、勤務環境、納得感のある給与体系」等があると思います。社会・会社間における人材の流動性が高まってきている今、勤務環境においても、「外から見たときに魅力的である」といった観点の重要度が相対的に増してきていると思います。そういった意味で、オフィス環境や福利厚生面を整えているのには、社内のみならず、社外に向けた発信、という意味も含んでいます。
人と人が持つ力が集まり、いいものを生み出す。それがまた人を惹きつけ、外から人が集まる。こういった循環が必要だと思うので、外から人が来たくなるような環境作りは大切にしています。
「ナチュラル」「リラックス」をテーマにしたオフィス
ameri
オフィスのテーマはなんでしょうか?
中村さん
最先端の技術を取り扱っている業務のため、どうしても無機質・人工的な印象が強くなってしまいます。そのため、オフィスはあえて「ナチュラルでリラックスできる空間」にすることにこだわっているんです。
ameri
例えば、どんなところで「ナチュラル」「リラックス」を感じられるようにしているのでしょう?
中村さん
木目や緑を基調としていることですね。ナチュラルテイストに揃えることでリラックスできる空間を作っています。
また、最先端の技術といっても、それをどう活かすかというアイデアや発想がなければ意味がありませんので、リラックスするだけではなく、メリハリをつけて仕事ができるように、社員に選択肢を作ることを大切にしています。
ameri
仕事をする場所を選べるということですか?
中村さん
はい!集中したいときはワーキングスペースを、行き詰まって誰かと話して作業したいときはファミレス席など、自分の状況や気分に合わせて選択できるようになっています。
ameri
詳しくご紹介お願いします!
お客様にリラックスしてもらえる「エントランス」
オフィスに足を踏み入れると、中央にある大きなグリーンとベンチが出迎えてくれました。
ameri
エントランスからおしゃれですね。
中村さん
ありがとうございます!お客様にお待ちいただくスペースなので、リラックスしてもらえるように大きなグリーンを飾っています。
ameri
木目を基調としているので、リラックスできますね。
中村さん
ちなみに、こちらのグリーンで季節感も表現しているんですよ。
ameri
どういうことですか?
中村さん
春は桜が飾られるなど、季節によって業者の方が木の種類を変えてくれるんです。
▲エントランスを囲むようにミーティングルームがあるところも特徴。すべてガラス張りになっていて、中が見渡せます。
社内イベントにも活用!「バーカウンター」
エントランスを抜けて中へ進むと、バーカウンターが見えてきました。
ameri
こちらのバーカウンターはどのように使われているのでしょう?
中村さん
ここで仕事をしている社員もいますし、社内イベント等にも活用します。社員の半分くらいはお客様先に常駐しているので、戻ってきたときにここで作業をしたり話したりという姿も見受けられますね。対面や横での距離も近いので、例えば共同で作成している資料のちょっとした確認や共有にはもってこいです。
休憩にもミーティングにも使える「ファミレス席」
中村さん
こちらが通称「ファミレス席」です。予約不要なので「会議」ほどではない、リラックスした中でのアイデア出しや少人数のミーティングに活用する人が多いですね。
ameri
こちらも木目とグリーンに囲まれて落ち着く空間ですね。
中村さん
そうなんです。個人的にもお気に入りで、ランチタイムによく利用しています。談笑にも適していて、特に女性に人気のスペースです。
▲グリーンを使った照明がおしゃれで、よりリラックスできる空間に!
ゆっくり休憩したいときに利用できる「ソファ席」
ファミレス席の隣に、座り心地のよさそうな大きなソファを発見!
ameri
リラックスできそうな空間ですね。
中村さん
そうですね。主に休憩に使われているソファ席です。中には、ここで仮眠している社員もいます。
ameri
ここでゆっくり休んで、また仕事に集中する。メリハリがつけられそうです!
書ける壁が大活躍!「フリースペース」
バーカウンターの隣、執務スペースの手前には長机と椅子が並んでいます。
ameri
こちらはどういったスペースですか?
中村さん
フリースペースです。お客様先に常駐している社員が戻ってきたときなどに使っています。
ameri
壁もブラウンなので、統一感がありますね。
中村さん
実はこのブラウンの壁、書いたり消したりできるんです。アイデア出しやブレストにも活用されているスペースなんですよ。皆が通る場所なので「何やってるの?」とアイデア出しの仲間が自然と増えて、思った以上に活発化した、なんてこともあります。
ameri
煮詰まったときにここで気軽に話しながら作業ができそうですね!
用途に合わせて使える、個室の椅子スペース
ameri
窓際にあるこちらのスペースは、どのように使われているのでしょうか?
中村さん
個室の椅子スペースです。もちろん、休憩や仮眠に使っても良いのですが、一定時間集中して作業を進めたい時や、ヘッドホンを付けてのオンライン研修・資格勉強など「周りに気を使わない/使わせない」ときによく利用されています。
ameri
自分の気分で使い道を選べるのがいいですね。
中村さん
そうなんです。3席しかないので、いつも争奪戦になっています(笑)。
社員が「働きやすさ」を感じられる制度作り
ameri
先ほど辻さんから「『働きやすさの追求』を大切にしている」というお話を伺いました。働きやすさに紐付く制度や文化はありますか?
渡邉さん
そうですね。仕事の内容・それに基づく評価、人間関係に満足できるように制度面でも工夫をしています。
ameri
例えばどのような制度があるのでしょう?
渡邉さん
まずは「給与チャレンジアップ」ですね。
こちらはエンジニアから声があがり出来上がった制度です。弊社のエンジニアは基本、お客様先に常駐して仕事をしています。そのため、自分の上司がいない環境で日々業務と向き合っているんですね。
なのに、年に1回の給与改定では、近くで仕事をしていない上司が評価することになっていまして。このような背景から、上司からの一方的な評価ではなく、現場から声をあげられるようにと作られました。
ameri
「給与チャレンジアップ」制度は、年に1回行われているんですか?
渡邉さん
はい。毎年10月に手をあげてもらい、直接の上長以外の部長にプレゼンしてもらいます。毎年10〜20名ほどチャレンジし、8割ほどが改定に成功していますね。
ameri
満足できる評価を得られるチャンスがもらえるのはうれしいですね。
ameri
他にクリティックミッションジャパンならではの制度や文化はありますか?
渡邉さん
もちろん強制ではなく自由参加なのですが、とにかく「イベント好き」ですね。中には「ファミリーフェスタ」として、本当に部署や役職を超えた交流を楽しんでいただくイベントもあります。
ameri
ファミリーフェスタですか?
渡邉さん
一言で言うと「家族招待OK」のイベントです。ランチクルーズをしたりお花見をしたりと、社員の家族を交えてイベントを開催しているんです。普段なかなか話せないメンバーとも交流できる機会になっていますね。社員のみんなを支えてくれているご家族への感謝の場でもあります。
▲ランチクルーズの様子
▲お花見の様子
渡邉さん
他にも「社内Bar」も3カ月に1回ほど開催しています。バーカウンターにケータリングとお酒を用意して、終業後にみんなでワイワイ交流をしています。
普段、お客様先に常駐する社員が多くいるからこそ、みんなで集まれるイベントを開催するようにしていますね。
自分たちと世の中の働き方を変えていきたい。クリティックミッションジャパンの今後
ameri
最後に、今後の展望を教えてください。
辻さん
いろんな取り組みの中で、『働き方の常識』を少しづつでも変えていける会社にしたいと思っています。例えば、「社員一人あたりの通勤時間が短い会社を目指す」とかがあってもいいと思います。
ameri
社員のみなさんにとってはもちろん、世の中にもインパクトを与えそうです!
辻さん
過去を見ても様々な最新技術が「常識」や「未来」を変えたように、通信やAIといった最先端かつ目覚ましい進歩を遂げる世界に携わる私たちだからこそ、その点から世の中の常識を少しずつ変えていきたいとは考えています。
週5日勤務が週4日になるだけでかなり違いますよね。通勤時間も含めて1日消せるわけですから。単純に「幸せ」ですよね。
ameri
そうですね。1日減るだけでかなり変わると思います。
辻さん
いまの働き方改革が本当に定着する為には、働く多様性を認める『制度設計』やそれを可能にする『技術革新』だけじゃなくて、多様性を認める『新しい常識・考え方』みたいなものがセットになっていないと、本当に浸透しないと思っています。その意味でも、制度設計・技術・考え方、の各面において色々とチャレンジをしていきたいと考えています。
最先端の技術に携わるからこそ、「ナチュラル」「リラックス」したオフィスで働き方の選択肢を増やし、クリエイティビティを高めようとしている株式会社クリティックミッションジャパン。オフィス・福利厚生・制度作りを通して「人を惹きつける」「働きやすさ」を追求していることが印象的でした。
そして、今後クリティックミッションジャパンから「これからの新しい働き方」が発信されていくのではないかとワクワクしました。