- オフィスインタビュー
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コンセプトは「温かみのあるスタートアップ」。透明性を大切にしたエウレカのオフィス
恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」や、オンラインで提供する結婚相談所サービス 「Pairsエンゲージ」などの事業を展開している、株式会社エウレカ。
オフィス・制度の「透明性」を重要視しており、社員が会社に来たくなるような工夫が凝らされていました。広報の下村さん、小野澤さんにこだわりを詳しく伺ってきました!
新卒で日本航空株式会社に入社。3年半の勤務を経て、ITベンチャーへ転職。
人事・広報業務に携わり、7年の勤務を経て、別会社へ転職。上場企業での広報経験を積み、2018年4月から株式会社エウレカへ。現在は広報業務全般に携わっています。
Corporate Brand Communication, PR
PR会社勤務を経て、2019年6月に株式会社エウレカに入社。恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」をはじめとした自社プロダクトや、コーポレートの広報業務全般を担当。
目次
Pairsをはじめとする恋愛・結婚にまつわる事業を展開
ameri
エウレカが展開する事業について教えてください!
下村さん
弊社は3つのサービスを展開しています。ひとつ目が「Pairs(ペアーズ)」というオンラインデーティングサービス、ふたつ目が「Couples(カップルズ)」というカップルのためのコミュニケーションアプリ、3つ目が「Pairsエンゲージ」というオンライン版結婚相談所アプリです。
現状は「Pairs」が軸の事業となっている一方、「Pairsエンゲージ」を強化しているところです。
ameri
海外にも事業展開しているんですよね。
下村さん
そうなんです。台湾・韓国でも「Pairs」を展開しています。
ameri
なぜこのような事業を展開しているのでしょうか?
小野澤さん
「かけがえのない人との出会いを生み出し、日本、アジアにデーティングサービス文化を定着させる。」というビジョンを大切にしているからです。
アメリカでは3組に1組のカップルがオンラインを通して出会い成就しています。それに比べて日本はまだまだなのが現状です。
「出会い系」とは違う、新しいジャンルを文化として根付かせたいという思いは、事業を展開するうえで軸として持っています。
ameri
働くうえで大切にしている思いはありますか?
小野澤さん
ミッションである「すべての人が、人生の可能性を拓いていける世界をつくる」という考え方は大切にしていますね。つまり、人生の選択肢において「『諦め』をなくしたい」という思いです。
この想いを大切にしながら、より今のミッションを社内外に伝えやすくするために、現在ブランディングメッセージとして、ミッションの見直しを行っているところなんです(2019年12月現在)。
▲メンバーが集まってワークショップに取り組んでいる様子
▲新しく策定されたミッション
ameri
ちょうどリニューアルをしている時期なんですね!
下村さん
他にも「透明性」を重視しているのも弊社ならではだと思います。
新ミッション策定はもちろん、経営戦略会議もオープンドアで行なわれているんです。大事な場所が開かれているかどうかをとても大切にしています。
「透明性」を大切にした、社員が来たくなるオフィス
エウレカのオフィスは麻布十番/赤羽橋駅から歩いて約5分、「住友不動産麻布十番ビル」の4階にあります。
ameri
オフィスのテーマは何でしょうか?
下村さん
弊社の大切にしている「透明性」は意識しました。先ほどお伝えしたとおり、意思決定プロセスにおいても「透明性」を大切にしていますが、オフィスや会議室も殆どが透明ガラスでの仕切りとなっています。
クリエイティブな発想をしたり、生産性を高めたりするにはリラックスした環境が必要ですよね。それを実現するため、ウッド調をメインにしたり照明を電球色にしたりするところもこだわりましたね。
小野澤さん
また、「温かみのあるスタートアップ」をコンセプトにし、事業規模が大きくなってきた中でもスタートアップ感は損なわず、かつリラックスした環境の中で社員同士のコミュニケーションがより円滑になるように温かみがあるオフィス作りに取り組みました。
ameri
具体的にはどのような工夫を……?
小野澤さん
社員同士が顔を合わせやすいように設計したり、社員が会社に来たくなるように、家で過ごしているようにくつろげるスペースを作ったりしました。
▲ウッド調のエントランスには、エウレカのムービーが流れている
それでは下村さんと小野澤さんに、オフィスを案内してもらいましょう。
明るく透明性のある会議室
エントランスを抜けると会議室エリアが続いています。
ameri
会議室はガラス張りなんですね。
下村さん
そうなんです。ガラス張りにして、明るく透明性があることを表しました。大小さまざまなサイズの会議室が8つあり、気分や雰囲気で分けられるように中の家具を変えたところもポイントです。
▲こちらの会議室はソファが置いてあり、カジュアルな雰囲気が特徴。
本格的なカフェで休憩!「Archimedes Cafe(アルキメデスカフェ)」
ameri
おしゃれなバーですね!
小野澤さん
ありがとうございます!こちらは「Archimedes Cafe(アルキメデスカフェ)」という、人気コーヒースタンド「THE LOCAL」と提携した本格的なカフェです。
ameri
オフィス内で本格的なコーヒーが飲めるんですか!オフィスに行くのが楽しみになりますね。
小野澤さん
そうなんです。コーヒーだけではなく、カフェラテや紅茶、フレッシュジュースも提供されていて、社員から人気のあるカフェです。
気分を変えて仕事ができる「Akropolis(アクロポリス)」
ameri
カフェの向かい側にあるこちらのスペースは……?
下村さん
都市国家のシンボルに由来する「Akropolis(アクロポリス)」という名のフリースペースです。エウレカのオフィスの象徴的な場所であり、気分を変えて仕事をするのに役立っているエリアです。
イベントに活用!セミナースペース「Agora(アゴラ)」
カフェとAkropolis(アクロポリス)の向こう側に、広々としたスペースを発見!
下村さん
こちらは「Agora(アゴラ)」という収容人数100名のセミナースペースです。「Agora」は古代ギリシャ語で「広場」を指す言葉なんですよ。
ガラス張りで透明性を意識しつつ、さまざまな使い方をすることで、社内外問わずコミュニケーションを活性化する場所として活用されているスペースです。
小野澤さん
また、いつでも立ち返られるように、ミッション・ビジョンを壁に書いています。
▲社内にはイベント用に利用できるドリンクが入った冷蔵庫も完備。
▲エウレカオリジナルラベルのビールもあるのだとか!
家のようにくつろげる、堕落スペース「Daraku(ダラク)」
エントランスから1番離れた場所にあるのが、こちらの畳のクッションのスペース。
下村さん
こちらが「Daraku(ダラク)」です。その名の通り、“だらく”するスペースです(笑)。リラックスした格好で仕事してるメンバーが多いんですよ。
ameri
リラックスしたいときにもってこいですね!
下村さん
生産性を高めるためには、リラックスして仕事に取り組める環境が必要ですよね。ということで、家にいるようにくつろげる空間をオフィスにも作りました。
ameri
コミュニケーションをとりながらの作業にも向いてそうですね。
集中したいときにはブースを利用。「Kairos(カイロス)」
小野澤さん
堕落スペースに対して、ひとりの空間で集中して作業を進めたいときには、半個室になった集中スペース「Kairos(カイロス)」が利用できます。
下村さん
全部で6席あり、デスクは電動昇降式なので、自分の集中できる高さを選べるところもポイントです。
「透明性」を重視した制度
ameri
エウレカならではの制度や文化はありますか?
下村さん
制度に関しても「透明性」を重視しています。
部署によりますが、ワークスペースに複数設置されているホワイトボードを「カンバン」と呼んでいるのですが、「やりたいこと」や「課題」、そのための要件や開発進捗などがまとまっていて、これを見れば、今、どの部署のどのプロジェクトがどんな状況にあるかが一目で分かるようになっています。
透明性を高めることで、各個人が情報を取りに行こうと思えば十分とりにいけますし、情報量の格差がないことで、自律的に動くことができます。
また、「Let’s talk together.」の頭文字を取った「LTT」を開催し、役員陣との透明性も高めています。
ameri
LTTでは具体的にどんなことをされているのでしょうか?
下村さん
LTTでは、社員が役員陣に質問を投げかけたり、テーマに沿って役員陣が話をしたりしています。
下村さん
「怖そう」「どんな人かわからない」と感じる相手とは、スムーズに仕事ができないですよね。なので、もっと近い距離で話せる機会を提供しているんです。
小野澤さん
社長室がなく、メンバー・ヘッド・役員という3つの階層しかないことも、透明性が高くフラットな社風のエウレカならではだと思いますね。
▲エントランスすぐ、会議室エリアの壁には、実際にPairsで成就したカップルの写真が飾られている
お二人に今後の展望を伺うと、「結婚・恋愛に限らず、人生の岐路によりよい選択ができる手伝いができる『ライフステージサービス』を展開していきたい」と話してくれました。
オフィスにも制度にも、「透明性」が反映されていた株式会社エウレカ。透明性にこだわっているからこそ、何でも言い合える関係性が築け、新しい発想が生まれるのだと感じました。
「出会い系」とは全く異なるオンラインデーティングサービスという新しい文化。エウレカが新しい風を起こし、これからどんどん生活に定着していくのだろうとワクワクします。