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オフィスデザイン

コーポレートカラーで魅力的なオフィスづくり。色選びのポイントもご紹介。

コーポレートカラーで魅力的なオフィスづくり。

シェアオフィスやコワーキングスペースなどといったおしゃれで機能的なオフィスが増加し、働き方・働く場所の多様化が進む中、企業は自社の個性や魅力を効果的に発信する工夫が求められています。そして、オフィスデザインやブランディング戦略に力を入れる企業の間で不可欠な要素となっているものが、コーポレートカラーです。本記事では、コーポレートカラーの重要性や選定時のポイントに加え、効果的な活用事例も紹介していきます。

コーポレートカラーとは?

コーポレートカラーとは、その名の通り、企業やブランドを象徴する色のことを指します。ロゴマークや名刺、製品パッケージなど、あらゆる媒体において使用する色をコーポレートカラーに統一することで、その企業独自の文化や価値観を視覚的に表現することができます。

有名な活用例としては、コカ・コーラやティファニーのコーポレートカラーがあげられるでしょう。若々しくエネルギッシュな赤や、高貴で上品な印象を与える青を、消費者とのあらゆるタッチポイントで統一的に使用するブランド戦略を長年継続することで、ブランドイメージの定着・認知度の向上に成功しています。

このように、コーポレートカラーは、単なる装飾のために用いる色ではなく、企業の戦略的なコミュニケーションツールとして機能します。そのため、コーポレートカラーの活用においては、色の持つ効果を深く理解したうえで、企業イメージや発信したいメッセージに合った色の選定が大切となってくるのです。

コーポレートカラーの役割と重要性とは?

「人の脳へ入ってくる情報のおよそ80%が視覚情報である」という言説は広く知られています。さらに「消費者が棚の前でわずか数秒で商品を選ぶ」というFMOT(エフモット)の研究は、商品の見た目が購買決定において大きな役割を果たしていることを示しています。このことから、視覚情報として、相手に強力にアプローチすることができるコーポレートカラーは、企業のブランディングに大きな効果をもたらすと考えられます。

これらの効果を活用するためには、企業がターゲットとする市場や顧客層をよく理解し、その心理に響く色を選ぶことが重要です。また、コーポレートカラーを商品だけでなく広告や店舗デザイン、ウェブサイトなどにも統一的に使用することで、さらなる効果を得ることができます。

1.企業の第一印象を決める

コーポレートカラーは企業の顔として、最初に目に触れる部分です。例えば、金融機関であれば安定感や信頼性を、IT企業であれば革新性や未来志向を連想させるような色を選ぶことで、企業イメージを効果的に構築できます。

2.企業の理念やビジョンを発信する

コーポレートカラーは、企業の理念やビジョンを視覚的に表現し、採用活動だけでなく、社内コミュニケーションの活性化にも大きく貢献します。鮮やかな色は、求職者に強い印象を与え、企業への興味関心を高めることで、ひいては採用率向上へとつながります。一方社内では、コーポレートカラーを統一的に共有することで、従業員の一体感を醸成し、組織全体の活性化を促します。例えば、新入社員研修でコーポレートカラーの意味や背景を共有することで、企業への理解を深め、早期の組織適応を支援できます。このように、コーポレートカラーは、企業内外にポジティブな影響を与え、組織全体の活性化に貢献する重要な要素なのです。

コーポレートカラーを選ぶ際のポイント

適切なコーポレートカラーを選ぶことは、企業にとって大きなメリットをもたらします。例えば、ブランドイメージの確立や顧客との共感形成、従業員のモチベーション向上など、様々な効果を期待することができます。ここからは、コーポレートカラーを選ぶ際におさえるべき3つのポイントについて解説していきます。

色の心理的影響を知る

色は、人の心に様々な影響を与えます。コーポレートカラーを選ぶ際には、これらの心理的な効果を理解することが重要です。以下にて、代表的な色が持つ効果をいくつか紹介します。

赤色:情熱・力強さ・興奮・注意を引く

青色:信頼感・安定感・知的・冷静

緑色:自然・平和・成長・癒し

黄色:明るさ・楽しさ・注意喚起・希望

紫色:高級感・神秘・創造性・高貴

白色:純粋・清潔・シンプル・始まり

黒色:高級感・重厚感・神秘・威厳

このように、色にはそれぞれ固有の意味合いがあります。これらの心理的な効果を考慮し、自社のブランドイメージに合った色を選ぶことで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

競合他社のコーポレートカラーをリサーチする

競合他社のコーポレートカラーをリサーチすることは、自社のカラーを際立たせるために不可欠です。業界内で似たような色を使用している企業が多い場合、自社のブランドが埋もれてしまい、消費者に強い印象を与えることが難しくなります。競合他社のコーポレートカラーを分析し、自社の強みや特徴を際立たせるような、オリジナリティのある色合いを選択することが重要です。

ターゲットやユーザーとの相性を検証する

コーポレートカラーは、自社の製品やサービスを利用するターゲット層との相性を考慮して選ぶ必要があります。例えば、若年層をターゲットとする場合は、明るくポップな色合いが好まれる傾向があります。一方、高級品を扱う企業であれば、落ち着いた色合いが適しているといえるでしょう。ターゲット層の属性や嗜好を分析し、共感を得られるような色を選択することで、顧客のエンゲージメントを高めることができます。

コーポレートカラーの活用方法

コーポレートカラーは、企業のブランドイメージやメッセージを視覚的に伝えるための重要な要素です。適切に活用することで、ブランド認知度を高め、消費者の購買意欲を刺激し、企業のアイデンティティを明確にすることができます。以下は、コーポレートカラーを効果的に活用する方法です。

ロゴデザイン

コーポレートカラーは、企業のロゴに必ず取り入れるべき要素です。一貫したロゴカラーは、ブランド認識を高める上で最も重要です。

製品やパッケージデザイン

商品のパッケージにコーポレートカラーを取り入れることで、店頭で他の商品と差別化を図ることができます。特に、商品陳列棚で消費者の目を引くデザインが重要です。

ウェブサイトやデジタルメディアでの活用

コーポレートカラーでウェブサイトやSNSを統一することで、デジタル上のブランド体験を一貫させることができます。背景色、ボタンの配色、フォントカラーなど、あらゆる要素に一貫性を持たせることがポイントです。

ノベルティやプロモーションツール

コーポレートカラーを使用したノベルティ(ペン、エコバッグ、マグカップなど)やプロモーションツールは、顧客との接点を増やす効果的な手段です。特にカラフルなノベルティは、顧客に視覚的に強く訴求します。

オフィスデザインや店舗装飾

オフィスや店舗の内装にもコーポレートカラーを取り入れることで、従業員や顧客に統一感を提供します。これにより、企業文化を体現する空間を作り出せます。

コーポレートカラーをうまく取り入れたオフィス事例も

企業の顔となるオフィスは、従業員のモチベーション向上や生産性向上に大きく貢献します。コーポレートカラーを効果的に取り入れ、オフィスを魅力的にアップデートさせた事例を紹介している記事もございますのであわせてご参考ください。

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オフィスが変われば人も変わる。コーポレートカラーをオフィスデザインに上手く取り入れ、効果を最大化しよう!

オフィスデザインにおいて、コーポレートカラーは単なる装飾を超え、企業のアイデンティティを表現する重要な要素となっています。コーポレートカラーをブランド戦略やオフィス空間に効果的に取り入れることで、従業員の働きがいを高め、企業のブランド力を強化し、ひいては企業全体の成長に貢献することができます。

魅力的で働きやすいオフィスやブランド力を強化するオフィスへのアップデートに際しては、コーポレートカラーの活用に精通したプロの手を借りることで、より効率的にオフィス変革を進めることができます。ぜひ一度検討してはいかがでしょうか。

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