- オフィスインタビュー
-
社内新聞やサンクスカード、イノベーションの社風や行動指針を浸透させたオフィスへのこだわり
今回IBASHO編集部がやってきたのは、2016年12月にマザーズ上場、オンラインメディア事業やセールスクラウド事業を手がける株式会社イノベーション。今回、IBASHO編集部が内部を覗いてきました!
目次
イノベーションってどんな会社?
「名前は聞いたことあるけれど、どんなことをしているかは知らない」という人も多いのではないでしょうか。今回は代表の富田直人社長に、株式会社イノベーションについてご紹介していただきました。
富田直人さん (とみだなおと)
株式会社イノベーション代表取締役社長
大学卒業後、株式会社リクルートに入社。IT企業に対する企画営業・マーケティングやIT関連メディア「キーマンズネット」立ち上げなどの経験を経て、2000年12月に株式会社イノベーションを設立。
-早速ですが、社名の由来や事業について教えてください
富田直人社長
社名は名前の通り『(法人営業を)変革する』という意味でつけました。従来の法人営業にある飛び込みの営業や、新規のテレアポ。非効率なやり方に依存している状態に変革を起こしたかったのです。
もちろんそれらの営業で受注に繋がることもありますが、やみくもに企業へ訪問する移動時間や、多量のリストへの電話の大半はその後に繋がることは少ないです。繋がらない営業に時間をかけた自分たちや電話を受けたお客様の無駄な時間をなくそうと考えました。
-それで事業をはじめられたんですね。
富田直人社長
はい。我々はそんな非効率や無駄をなくすために、商品の導入を検討している企業からの問い合わせを獲得できるサービスや、顧客の課題を見える化し、最適なタイミングで最適な提案ができるようなサービスを提供しています。
知的で明るいメンバーをイメージした賢い動物たちの会議室
イノベーションさんの社内を歩いていると、あちこちから「こんにちは」と爽やかな挨拶が行き交います。
-イノベーションの社員さんは、どんな人が多いんですか?
富田直人社長
弊社の行動指針「inno-ism」にもあるように、お客様を第一に考え、高い目標にチャレンジし続けるような、知的で明るい社員が多いです。そこから、会議室の名前には社員をイメージした賢い動物の名前を使っていて、Dolphin(イルカ)・Elephant(ゾウ)など、動物の名前をつけています。
-行動指針や社員さんの文化が浸透しやすい場所づくりがされているんですね。
富田直人社長
行動指針の「スピードを重視します」や、「仕事も遊びも本気で取り組み、楽しみます」など、仕事を楽しみ、お客様や自身の成長のことを考えながら活動する社員を表しているいい会議室だと思っています。
社長から社員一人ひとりへありがとうのメッセージが!?社員同士で送るサンクスカード
一見クールな外見とは裏腹に、お客様と社員に対する熱い想いを語ってくれた富田社長。今や社内で当たり前となっているイベントや制度も最初は富田社長が考えたのだとか。
-エントランスに貼られている、小さい紙は何ですか?
富田直人社長
あれは、サンクスカードです。社員同士で日頃の感謝の気持ちを書いて送ったものが貼ってあります。業務に関することも多いですが、ランチタイムにお菓子をくれたとか、ちょっとしたことでも「ありがとう」の気持ちを忘れないように、とできた文化です。
-社長も書くことがあるんですか?-
富田直人社長
そうですね。週に1度は書くように心がけています。そうすると、メンバーの素敵なところによく気づくきっかけにもなるんです。
-社長からありがとうをこんなカタチで貰えると、モチベーションにもなりそうですね。何か面白いエピソードはありましたか?
富田直人社長
面白いというか、私自身が嬉しかったことになりますが、毎年社員のお子さんにクリスマスプレゼントをあげていて、そのお子さんからありがとうのサンクスカードが届いたのは嬉しかったですね。
富田直人社長
最初は数人だったんですが、ここ数年で社員のベビーラッシュがきて、人数が急増しまして社員の子供の数は45人に…(笑)大変ですが、こういう声を貰えるととてもうれしいので、出来る限り続けたいなと思います。
当然のことながらお子さんの年齢や性別も違うので、一人ひとり違うプレゼントを選んでいるのだとか…!
2016年に大学を卒業し、今は社内文化担当として活躍されている鴨志田さんもそんなイノベーションのポジティブな空気感に惹かれ、新卒での入社を決めた一人。
-鴨志田さんはどんなお仕事をされているんですか?
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
最初の1年間は既存営業をしていて、2017年の4月から社内文化担当に就任しました。今は社内文化を浸透させるということをミッションに、さまざまな活動をしています。
-具体的にはどんなことをされているんですか?
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
分かりやすいところでいうと、毎月発行される社内新聞の作成にも携わっています。いの新聞というものなのですが。
-お一人でされているんですか?
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
いえ、広報はもちろん、立候補制で集まった新規営業の部署メンバーも一緒に4名で運営しています。エントランスやトイレに新聞を貼ると、ふとしたタイミングで社員やお客様の目にとまるので、そこから人や新事業に興味を持ってもらうきっかけにもなります。
-毎月だと、大変そうですね
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
毎回誰かしら感想をくれますし、新聞がきっかけで交流が生まれたり、社内文化を伝えていけたりするので、楽しく作らせてもらっています。会社が続いていくと記録にもなりますし、社内広報の重要な役割だなと思っています。
交流が生まれるオープンスペースや制度がたくさん
-社内のオープンスペースは、どんな時に利用されるんですか?
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
リフレッシュしたい時やミーティングの時にも使いますし、ちょっとした飲み会や屋内でできる部活動でも使われています。ランチタイムだと、ご飯を食べた後に手芸部が編み物をしていることもあります。
-手芸部に男性もいらっしゃるんですね
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
飛び込みで参加しています。この前は産休中の元部長にみんなでスタイを作っていました。
会社から徒歩10分の場所にはサテライトオフィスも
-サテライトオフィスがあるそうですが、なぜ別でオフィスを作られたんですか?
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
サテライトオフィスはイノベーションを加速するために作られました。新しいことをはじめるには全く違う環境で、全く違うことをしてみることも大事ですよね。今は技術開発本部のチームがメインで使っていますが、空いている時間はほかの社員も気軽に利用ができるようになっています。
-今後、どのような働き方をしていきたいですか?
イノベーション文化風土担当・鴨志田さん
社員全員が「うちの会社って最高だな」と思える会社づくりをしていきたいと思っています。
行動指針の「高い目標にチャレンジし続けます」を自ら体現している社内文化担当の鴨志田さん。創業から15年以上経っているにも関わらず、創業時の文化が社員やオフィスの各所に受け継がれているのがイノベーションさんの成長の秘訣だと感じました。
これからもどんなイノベーションを起こしていくのか、目が離せません。