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セルズグループ
これが社労士事務所!?事業同士をつなぐ明るいスペースがあるセルズのオフィス
セルズグループは、株式会社セルズと社労士事務所セルズの2つの組織から構成されているグループ会社です。株式会社セルズでは、社労士事務所として培ってきたノウハウを活かして、社労士事務所向け人事労務ソフトを販売しています。
今回は東京・銀座にあるセルズグループのオフィスにお邪魔してきました。社労士と聞いてなんだかお堅い印象を感じましたが、そのイメージを取っ払ってくれる、明るく開放的なオフィスに驚き!
本日はCEOの加藤さんとマーケティング部門の金田さんにお話を伺ってきました。それではご紹介していきます!
2019年01月22日
text by ameri
photo by 竹井美砂子
この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
加藤 雅也さん (かとう・まさや)
1979年名古屋生まれ。株式会社セルズへ入社した後、併設の社労士事務所にも入所。社労士の資格を取得。2013年に事務所を法人化して東京営業所を設立。事業を軌道に乗せた後、拠点を名古屋に戻し、株式会社セルズのCEOに就任。
社労士法人とITベンダーの経営を行いながら、人事労務管理の中にある無限の可能性を引き出すためのサービスを展開している。
金田 諒介さん (かねた・りょうすけ)
明治大学卒業後、東証一部上場の個人向け不動産営業を経験した後、2016年セルズに入社。現在はWeb制作から新規販売促進のためのマーケティング業務に従事する他、自社ソフトの営業販売や全国で行われている社労士会でのセミナー登壇など幅広い業務を担当している。
「かゆいところに手が届く」を提供したい。社労士としてのサポートから、システム面のサポートに発展

早速ですが、セルズの事業について教えてください!
株式会社セルズは、社会保険労務士事務所を運営しながら、社会保険労務士が利用している業務ソフトを開発・販売・サポートしている会社です。
社労士事務所と、ソフトの開発・販売は同じ時期からしているのですか?
セルズは元々、昭和59年に社会保険労務士法人として創業しました。社労士事務所というのは、人事・労務管理に関する相談・指導・運用のサポートや行政調査の立会など、人材に関するサポートを行う専門家の事務所です。
最初は社労士事務所のみだったんですね!
そうなんです。そこで、サポート以外に、クライアントの請求書の発行業務や在庫管理業務など、ちょっとした付加価値として、システム開発のサポートも行なっていたんですよ。
株式会社セルズは、それまで社労士法人で行なっていたシステム開発のサポート経験を生かして、平成10年に設立しました。
どうしてシステム開発のサポートを企業として立ち上げようと思ったんですか?
顧問先にシステム開発のサポートを提供していく中で、人事の担当者がとても喜んでくれたんですよね。担当者にしか需要がないので汎用性はありませんが、「かゆいところに手が届くサービス」が必要とされるんだと気づいたことがきっかけです。
そして、「かゆいところに手が届くあなたのためのソフトを」を企業理念として、株式会社セルズを立ち上げました。社労士法人セルズも、同じような思いを軸としています。
なので、セルズグループは社労士事務所とソフトの開発・発売・サポートを行う会社という2つの組織があるグループ会社です。
より多くの価値を提供しようと、現在の2軸の形になったんですね。社労士法人と株式会社の事業は関わり合っているんですか?
はい!社労士事務所として培った経験をソフト開発に生かしています。また、株式会社セルズとして全国の社労士事務所や厚労省などと関わって得たノウハウを、社労士事務所のクライアントに提供しています。
2つの組織が支え合い補い合って事業を行なっているという仕組みです。
なるほど!ところで、セルズはロゴにもオリジナリティがありますよね。

▲お二人が着用しているTシャツに描かれているのが、セルズのロゴ
そうなんです。社労士事務所の経験があったからこそ、株式会社の運営ができています。その2つの協力体制をロゴにも反映しました。
2つの物体が向き合っているように見えます!
その通りです。社名のセルズは、細胞の複数形を意味しています。個では実現できないことも組織ならできる、そんな思いを込めているんです。ロゴも2つの細胞が向かい合うデザインにし、セルズの業務内容を表しています。
意識的に明るい空間を作成!「2つの組織をつなげる」がテーマのオフィス
セルズの業務内容と思いを伺ったところで、続いてオフィスを案内してもらいました!

グリーンでいっぱいのエントランスはガラス張りになっており、中が見える仕組み。明るい空間が広がっていて、とても開放感があります!
オフィステーマはなんですか?
テーマは「2つの組織をつなげる」です。
どうして「つなげる」をテーマにしたんですか?
セルズグループは、株式会社と社労士事務所の2つの組織が互いに補い合っています。その2つの組織のつながりを大切にしたいという思いを反映しました。
なるほど!
あとは、実は他の社労士事務所と合併したんですよね。なので、執務室が2つあるんです。2つの事務所をつなげるという意味も込めています。

▲エントランスで迎えてくれるこちらのオブジェは、奢ることなく低姿勢でい続けたいという思いが込められている
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