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失敗しないオフィス内見のポイントとは?

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仕事の作業効率や、従業員のモチベーション維持にも直結するオフィス選び。オフィスの新規設立の際や、移転してから「こんなはずではなかった」とならないためには、契約前の内見が重要です。

そこで今回は、賃貸オフィスの内見で確認しておくべき大切なポイントをご紹介します。

2020年12月18日


この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

オフィスは内見が必要?内見する意味について

 

実際の賃貸とネット上で確認できる情報、不動産の資料や写真とでは何かと異なる点が多く、立地条件など詳細が把握できないこともあります。そのため「内見をする時間がない」「資料を見るだけで充分」と思っている方は、オフィス選びに失敗してしまうことが多いです。

 

ここでは、賃貸オフィス契約前の内見がなぜ必要なのか、そもそも内見や内覧とはどのようなものか、詳しく解説していきます。

 

内見しなければわからないことがある

 

最近では、不動産に行かなくてもネット上で多くの物件を確認することができます。経営者のなかには、ネットだけでオフィス探しを完結させたいという方もいるでしょう。しかし、実際に現地に行かなければ把握できないことがたくさんあるため注意が必要です。

 

例えば、立地条件やオフィス内の構造、広さなどは内見しなければわからないことが多いです。特に立地条件は、ビジネスをする上で重要なポイントとなります。人通りが少なく、わかりにくい場所にあるオフィスでは、顧客が訪れにくいなど、ビジネスに影響がでてしまうかもしれません。そうならないためにも、実際に現地を訪れて駅からの距離や人通り、騒音などを確認しましょう。

 

オフィスのレイアウトを決める際にも内見が重要になります。なぜなら、ネット上に掲載されている写真と実際の物件では異なる部分が多いと言われているためです。
写真は、撮っている場所によって角度や広さの見え方が変わってきます。写真を見ながら、「ここに〇個ぐらい机を置けそうだな」などと考えていても、実際の物件は写真で見るよりも広い、あるいは狭いなどのズレが生じ、レイアウトを考え直さねばならない可能性がでてくるのです。

 

内見と内覧の違いとは

 

物件を探す時に、「内見と内覧は何が違うのか?」という疑問を抱かれる方は多いでしょう。不動産業界において「内見」は気になるお部屋やオフィスを見に行くこと、「内覧」は新築物件の完成を確認することを意味します。ちなみに内覧はイベントや展覧会などで行われる販売予定の物件の「見学」の意味としても使用されています。

 

借主にとっては、内見も内覧も同じ意味になるので、特に使い分ける必要はありません。不動産に依頼する時には、「内見をしたい」と言う方が一般的でしょう。

 

オフィスを内見する際のチェックポイント

 

 

オフィス選びに失敗しないためには、内見で見るべきポイントを把握しておくことが大切です。見落としてしまいがちな部分もあるので、事前に確認しておきましょう。

 

また物件を比較検討するためには、一度にいくつも内見することがほとんどで、一軒あたりにかけられる時間はそう長くないでしょう。そこで内見当日に物件を効率良く見てまわるための方法についてもご紹介します。

 

条件を事前に確認しよう!

 

物件を探す時にはあらかじめ予算や立地など希望の条件などを決めているはずです。ネット上の情報や不動産の資料を元にそれに当てはまった物件を選んだとしても、いざ内見して見ると実際の条件が異なっている場合があります。
内見の前には、はずせない条件をもう一度洗いだしておくことをおすすめします。

 

<内見前に確認しておくべき条件>

 

・予算、家賃
予算を立てて、それに見合うオフィスを選ぶことはもちろんのこと、家賃のほかに保証金や共益費がかかるかどうか、その金額についても確認が必要。

 

・エリア、立地
オフィスへの来客が多い場合、駅からの近さやわかりやすさ、従業員の通いやすさなど、立地条件が業種や顧客に合っているかを確認。

 

・広さ
従業員の人数や、新規採用職員の人数に合わせた広さはあるか。使用機器や机や家具などの必要なスペースを確保できる空間があるかなど。

 

・設備内容
意外と見落としやすいポイント。トイレや空調、電話やネットなどの内部の環境のほか、駐車場やゴミ置き場など外部の設備内容についても確認。

 

・契約内容
退去時の敷金返還など、契約書に記載の内容はもれなく確認し、疑問点は契約前に問い合わせる。

 

場所ごとに確認したいポイントについて

 

ここからは、実際の内見時に見るべきポイントを紹介します。
上記で紹介した条件にプラスして自社イメージに合う物件か、快適に作業ができるかを確認しながら見ていかなければなりません。

 

また住宅物件と異なり、オフィスの契約後には内装工事が入ります。その際に予定していたレイアウトが組めずに時間がかかって予算オーバーすることがないよう、場所ごとのチェックポイントをおさえましょう。

 

エントランスや共用部をチェック
従業員だけでなく、顧客の出入り口ともなるエントランスは、会社の「顔」にもなる大切な部分です。エントランスの広さや壁の色合いによって印象が変わってくるので、具体的なイメージを持っておくことが大切です。
例えば、開放感を演出したいなら吹き抜けの天井がおすすめです。高級感のある印象を与えたい場合はダウンライトの照明を設置すると良いでしょう。

 

共用部の確認も重要です。駐輪場や駐車場の有無、ゴミ置き場の管理、トイレの臭いなど、従業員が気持ちよく出社できるための環境が整っているかもチェックしましょう。女性が多い会社の場合、女性用トイレは男性用と離れている、あるいは別々のフロアに分かれている方が好まれるかもしれません。

 

意外に見落としてしまいがちなのが、エントランスの時間制限です。物件によっては「何時までにはオフィスを出なければならない」という時間制限があります。
取引先が夜に来訪される場合や、夜間の仕事が多い場合などは不便になってしまうので、必ず確認しておきましょう。

 

室内や設備をチェック
従業員が最も長く過ごすオフィスの室内環境は非常に重要ですので、イメージしているレイアウトが可能かどうか確認しましょう。
会議室や応接室などの個室については防音性や収容人数などを確認すべきです。

 

軽視されがちなのが設備の環境です。特に、空調、電気、ネット関係は業務の効率を左右するため、それぞれ自由に設定ができるか、光ケーブルが引き込まれているかなどを見ておきましょう。

 

また日当たりも重要です。日光浴には、幸せホルモンであるセロトニンを分泌する効果があると言われているため、太陽光の差し込むオフィスを選ぶことが重要です。
日当たりの悪いオフィスを選んでしまうと、従業員が「季節性感情障害」になる可能性があります。これは、日照時間の短い秋から冬にかけてうつ症状が現れやすいとされる精神疾患で、光を照射することで改善するとされています。
特に、単調作業が多い職場や忙しい環境化では、ストレスの軽減のために太陽光が重要な役割を果たします。

 

周辺環境をチェック
オフィス周辺の環境は、内見時にしかわからないことがたくさんあります。なかでも騒音は、現地で確認しなければわからない問題でしょう。

 

賃貸ビルのほとんどは、鉄筋コンクリートや鉄骨で建てられているので、上下階の音はそれほど気にならないことが多いです。
ただ、人通りや車通りが多い立地のオフィスであれば外からの騒音が大きな問題になります。

 

実際に自分の耳で騒音の程度を判断するほか、機器などを使用して、騒音レベルを測定するのもおすすめです。機器の使用で騒音を測定する場合には、dB(デシベル)の値で判断できます。ささやき声レベルでは20dB、図書館の静けさは40dB、飛行機の近くでは120dBとなっています。

 

そこまで静かな環境化でなくても業務に差し支えはありませんが、オフィスでは、普通の会話程度の50~60dBを目安に考えた方が良いでしょう。70dBまでになると、騒々しい事務所の中ぐらいの騒音値になります。

 

オフィス周辺の環境は、会社のイメージと直結します。例えば、歓楽街などの騒がしく、治安が心配な場所の近くにあるオフィスは、なんとなく行きづらいと感じる方もいるでしょう。また、女性の社員に不安を与えてしまうので、採用や人事にも影響がでる可能性もあります。

 

またコンビニエンスストアや郵便ポストの位置も確認しておきましょう。

 

オフィスを内見する際の当日の持ち物とは?

 

オフィス内見の画像

 

オフィスを内見する前に確認しておくことと、内見当日に見るべきポイントを把握できたら、いよいよ内見といきたいところですが、その前に必要なアイテムを揃えておかなければなりません。

 

また、上記で紹介したチェックポイントを全て覚えておくのは大変です。頭の中だけでチェックしていては抜けが発生する可能性もあるので、リストを作成しておくことをおすすめします。ここでは、内見に必要な持ち物と、チェックリストの内容を紹介します。

 

内見にスマホは必須アイテム!

 

賃貸オフィスの内見に訪れる際には、以下の持ち物が必要です。

 

1.メモ用紙
2.筆記用具
3.メジャー
4.カメラ
5.方位磁石
6.懐中電灯
7.間取り図
8.スリッパ

 

一覧にしてみると、結構多いと感じるでしょう。1~3は必須アイテムですが、メモ機能を利用すればスマートフォンで代用可能です。メジャー代わりになるアプリもありますが、多少の誤差がでてしまうため、より正確に測定したい場合はメジャーを利用しましょう。

 

4~6もスマホで代用できます。間取り図は、不動産業者が用意してくれるので、それを持っていきましょう。スリッパは改装工事中の物件など、床が汚れている場合に必要となるので、100均などで使い捨てのスリッパを購入しておくと便利です。

 

内見時に便利なスマホアプリを紹介

 
メモ機能や、カメラ、ライト、コンパスなどは、スマートフォンに元々備わっているアプリです。その中でも、内見時におすすめな5つのアプリを紹介します。

 

Measure
家具の大きさから、キリンの首の長さまで測れるという採寸アプリ。メジャー替わりになるので、すぐにメジャーを用意できない場合や、ちょっとした採寸などに便利です。ただし、若干の誤差はあるので大まかに長さを測りたい時に利用した方がいいでしょう。

 

→ iPhoneユーザーはこちら

→ Androidユーザーはこちら

 

坪・平米・畳 変換計算アプリ | なんつぼ:numTsubo
「坪」「㎡」「畳」の換算ができるアプリです。「100坪って何㎡だっけ?」と言った、単位別の広さを把握する時に便利です。機能は、単位換算だけなので、実際に測ることはできないので注意してください。

 

→ iPhoneユーザーはこちら

 

あなたは落書き-写真やテキストエディタ上で描画
画像に直接書き込めるお絵描きアプリ。エントランスやトイレ、入口などの画像を撮影し、採寸結果をそのまま書き込むのに便利です。図面に書き込むよりも、直観的に作業できますし、後から見てもわかりやすいでしょう。スマホに元々備わっている写真の編集機能でもいいですが、書き込みに特化したアプリであれば、自由度が増すので使いやすいです。

 

→ iPhoneユーザーはこちら

→ Androidユーザーはこちら

 

ここ大丈夫? – 自然災害対策アプリ
がけ崩れや洪水、浸水、地滑り、地震、土石流、雪崩の発生率を教えてくれるアプリ。立地と同時に、災害の危険度を確認しておくことは重要です。情報は、防災科学研究所提供のJ-SHISと、国土交通省国土政策局提供の国土数値情報(GIS)のデータを用いているので、信頼性も高いです。

 

→ iPhoneユーザーはこちら

→ Androidユーザーはこちら

 

 

まとめ

 

まとめの画像

 

賃貸オフィスを契約する前の内見の大切さや、チェックすべきポイント、持ち物などを紹介しました。ネット上や不動産の資料だけでは、把握できないことがたくさんあります。ただ、漠然と内見するのではなく、自社の雰囲気に合っているか、設備は整っているかなど、一つ一つ確認していくことがポイントです。

 

どれを確認すればいいのかわからなくなってしまわないように、事前にチェックリストを作成して、内見当日に役立ててください。持ち物を減らしたいのであれば、アプリを利用するのも便利ですよ。内見のポイントをしっかり把握して、最高のオフィスを選んでくださいね。

 

この記事を書いた人

IBASHO編集部

IBASHO編集部

オフィスで働くことをもっとたのしく・働く場所としてもっと快適に。「はたらく人を幸せにするメディア」IBASHOを運営しています。
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